海外通販経験はそれほど多いわけじゃないけど(10回あるかないか)、ラッキーなことにこれといったトラブルに見舞われたことは今までなかったのです。間違えた色が送られてきた、ということはありましたが、人為的なミスは仕方ないし、それは海外も国内も同じこと。それが、このたびはじめて私も、「待てど暮らせど荷物が届かない」という海外通販トラブルありがちリストナンバーワン(?)事例の洗礼を受けました。
「増税前に買っておくべきか」と、かねてより欲しかったROWAN社の「フェルテッドツイード」を注文したのが3月半ば。「ユニオンウール」さんでも取り扱いがあるのだけど、以前ひろねこさんがブログでご紹介されていたイギリスの通販サイト「Cucumberpatch」のことが記憶にあり、私も買うときはここも検討しようと思っていました。ちょうどサイトで「15% Off」クーポンが出ていたこともあり、ざっと計算すると送料込みでもだいぶ安く買える(3000円くらい違ったような)から、後者で購入することにしました。増税、関係ありませんでした。
その後、2週間経っても届かないので、なんか遅いなぁと思っていたのですが(今までなら、1週間〜10日みとけば届いたので)、ちょうど増税前駆け込み需要で、宅配業者さんが混んでるからそのせいかなとか、いやまて、Royal Mailで送られた荷物をクロネコが届けたりしないだろうとか、日本の郵便局も同じような状況で荷物が殺到しててさばききれてないのかなくらいに思っていました。が。4月に入っても届きません。その間に、Plucky Knitterからは早々と毛糸が届いてしまうし、やはりおかしいと思い、メールで問い合わせをしたのが、4月3日。その日のうちに、返事メールが来ていたのですが、私はそれを見逃すという失態をおかし(理由はあるにはあるのですが、省略)さらに数日不安に思いながら待つはめに。やはり勉強代と思って諦めるべきか、なんて境地にもなった4月7日に、無事届きました。
私の荷物に何が起きていたか?というと、カナダに行ってました。行かないでほしいわ、全然関係ないし、スペルだって一体どうやって間違うの…。荷札にはしっかり「TOKYO, Japan」となっているのです。「an」ね、強いていえば、そこが共通ね。なぜでかでかと「Vancouver行き」とマジックで書かれたのか解く気にもなれない謎ですが、とにかく「間違ってカナダのバンクーバーに送られちったぜ〜」という判子つきで我が家に転送されてきました。はあまったく。
でも、Cucumberpatchの担当者Danielさん(想像するに女性)がとっても親身になって心配してくれて、慰められました。
私は「2週間以上待ったけど、荷物が届かないの。もし追跡番号があるなら、それを教えてくれませんか?」と最初に問い合わせ。見逃してしまったお返事メールはこんな感じ。
「荷物が届かないなんて、私たちも心配です。追跡できる郵送サービスは、コストが高いから使っていないのです、ごめんなさい。日本には毎週荷物を送っていますが、それらはすべて無事届いています。だいたい7営業日みてもらえば届くはずなのに、もう18日も経過してるのは、良くないことです。もし4月7日まで待って届かなければ、必ず連絡をくださいね。もう一度、注文された品物を送らないといけませんから。今回の遅配は本当にごめんなさい」
このメールを読んだのが4月7日の晩でした。Danielさんはまたその日にメールをよこしてくれていて、「ハロー。荷物は届いていますか?調べたところ、あなたのお名前が、発送先と、Paypalに登録されているもので違うのです。それが今回のトラブルの元になっているかもしれないから、確認してもらえませんか?」そのときすでに私は荷物を受けとっていました。すっかり嬉しくなってしまい、無事受け取ったこと、カナダに間違って送られてしまっていたこと、お気遣いをありがとうと返事を出しました。そしたら、数時間後に、大喜びしているメールがまた届きました。「Hooray……本当に良かったわ!あなたのお名前の確認ができ次第、商品をもう一度送る準備をしていたところでした。今回私たちが使っている郵便業者がカナダに送ってしまって本当にごめんなさい。辛抱強く待っていてくれて本当にありがとう。届いて良かった!Happy Knitting, finally! I am now really happy :)))(←Danielさんの文面そのまま)」
通販(とくに海外の)での郵便事故は、自己責任で諦めるしかないと思い込んでいて、商品をまた送ってくれるなんてこれっぽちも期待してなかったから驚きました。言ってるだけだろ、って可能性もないわけじゃないけど、信じられる文面だったからちょっと感動してしまいました。ありがとうDanielさん。なんで店名がきゅうりなんでしょう。きゅうり大好き!夏になると味噌つけてばりばりかじっています。
(ちなみに名前がどうのいってるのは、私が悪いのです。paypalは旧姓登録のまま変更手続きしてなくて。旧姓宛でも郵便局は届けてくれるので、つい放置)
中身はこちら。グレージュに青、オフホワイト、焦げ茶のネップがかわいい「Clay」と、青みがかったピンク系(ネップの色は「Clay」と同じ)の「Frozen」。どちらも編みたいパターンはなんとなく心に浮かんでますが、編むのは来シーズンなので、そのときの気分で決めようと思います。糸長があるのでひと玉がまるまると大きいです。見てるだけでしあわせ。
こちらは昨日会社帰りに「Keito」さんで購入してきた、Jamieson’sの「Fog」と「Natural White」着分。画像を並べてみたら、「あれ?なんか色が似てる?」と思って、この冬かった毛糸を積んである自室の机の上置き棚を眺め、「グレー」と「ピンク」と「オフホワイト」の糸ばっかりやということに改めて気がつきました。色物といえるのは、いま「Crew」を編んでるPluckyのだけという…。
グレーやベージュ、白は定番として、この冬は特にピンクを求めてさまよっていたようです。
パピー「ボットナート」のピンク(102番)は、おもいきし野暮っための、でもかわいいアランカーディガン(どんなのだ)を編もうと思って。
ところでここに積んであるのは、毛糸棚が満杯だからです^^; 直射日光があたる場所じゃないけど、色焼けも心配だしちゃんとしまわないと、と思いつつ、可愛いから見せる収納もアリよね!と言い訳してこの冬を過ごしてしまいました。
今週末は「鳥とザクロのカーディガン」のセットアップもしようっと。
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