【経過】三國万里子さんの「パネル柄のマフラー」その4:裏側を「ランドネ」で編む

雄鶏社から2007年に発刊された「冬のおでかけニット」から、三國万里子さんデザインの「パネル柄のマフラー」を自分仕様に編むプロジェクト。
表のパネル側は終わったので、本来ならそこで完了なのですが、頭の中にイメージされた巻きものをどうしても実現させたくて、手探りで進めています。
もふもふした、肩をすっかり覆って顔をうずめてぬくぬくできるような、寒風吹きすさぶ中でも、巻いていて「はああったかい」としみじみ幸せになるような、そんな巻きものが欲しい。それには一重のマフラーではボリュームがたりなすぎるのです。
ああでもない、こうでもない、と思いつくままに毛糸を取り寄せたりravelryパターンを漁ったり…結局、在庫糸のオリムパス「ランドネ」を使うことでなんとなく方向性が固まりつつあります。
現状はこんな感じです。

panel9

どうでしょうかどうでしょうか…?
個人的にはすごく可愛いと思えて、編む手が止まらなくなってしまいます。
(夫に「どうどうどう?」って見せたら、「お、綺麗じゃん」と言ってくれました^^;)
同時に2玉使い、ひとつは地糸、ひとつは配色糸にして、水玉模様に編んでいます。

panel10

裏側はとくにゲージも取らず、完全に行き当たりばったりで進めています。
幅はパネル側から同じ目数を拾ってスタートしましたが、どうやらゲージが全然違うようで、横にはみ出します。
表から裏側が見えてしまいますが、それはそれで可愛いと思うので良しとします。
横の部分、どうやってはぎあわせようか思案中。
ゴロゴロするのはいやだし、縦は完璧に合わせたいし(どっちかが寄ったりするのはぜひ避けたい)。
表の端目を半目拾って、適宜段を飛ばしつつ、目立たないようにまつり縫いかな。

panel11

模様はまた、風工房さんの本から選びました。
裏表紙にも使われている「引き上げ編み」を使った水玉模様です。
これもずーっっと編んでみたかった模様なんですよね。
編み込みじゃないのに、編み込みしてるような模様ができてくるので、編んでてすごく楽しいです。
バスケット編みと同じで、こちらも、段染め糸に威力を発揮する編み方ですね。

panel12

在庫の「ランドネ」は全部玉巻き器で巻きました。
こうすると、色の変遷が見えるので、合わせる玉を選びやすいです^^
編んでみてわかりましたが、それほどロングピッチのグラデーションじゃないです。
20cm幅で編むと、だいたい5〜7cmくらいで色が変わっていきます。
着るものを編んだらストライプの幅が私的にちょっと狭くなりすぎるかも?
ふかふかしていて、半分アクリルですがきしみも感じず、編みやすいです。

*******以下おまけ*******

panel13

都内紅葉巡りですが、今日は立川の昭和記念公園に恒例のサイクリング。
多種多様な木々がそれぞれに紅葉(あるいは黄葉)していて、ありとあらゆる色彩の洪水でした。
色彩に溺れかけました。素晴らしかった!!

だけど私の心に一番響くのは、こんな景色。
鮮やかな紅葉も、鮮やかな夕焼けも大好きだけど、良くみないと色がたくさん潜んでいるのがわからないような景色が一番好き。
こういう色の記憶を頭の中に蓄積させて、自分の作るもの(編み物に限らず)に反映させていけたらいいな、と思います。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
にほんブログ村

【経過】「冬のおでかけニット」から三國万里子さんの「パネル柄のマフラー」その3

「パネル柄マフラー」がその後どうなったかといいますと、パネル側が完成しました!
結局、5玉弱では13パネルを編むことができず、なんだか中途半端に糸量を残したまま、12パネルで終えました。
ちょうど、4種類のパネルを3回リピートしたことになります。
パターン指定では、最初のパネルを最後にもう1回編み、両端が同じ模様になる形なのですが、それはかなわず。
でも、特にデザイン的に支障はないかな?と思います。

panel7

室内光で撮ったので、なんだか色合いが平坦ですが、実際は杢感たっぷりの編み地がとても可愛いマフラーです。
編み上がった直後は150cm行くかどうかでしたが、ブロッキングしたらもうどこまでも伸びていく勢いで^^;
完成サイズは幅19cm×縦183cm。183cm!
おかげでゆったり2巻きできることにはなりましたが、当初検討していた、「Princess Franklin Plaid Collar」で裏面タータンチェック計画は、諦めることにしました…。
せっかくコメント欄でみなさまが賛成票を入れてくださったというのに、ごめんなさい。
私の気力をどんだけかき集めても、183cmものガーター編みを編みきる自信がありません。
それから、やはり重さが心配なのです。
すでにパネル側だけで250g近くあって、裏側でまた、糸を倍使うガーター編みでは、着るものを超える重量になってしまいそう。
「Princess Franklin Plaid Collar」こそ、裏側もふもふにした2重のカウルを編むべきだという結論に。

これは本当に可愛いしアイデアとして素晴らしいので、いずれ必ずや編みます♪

panel8

こちらは今朝、出勤前に撮影した画像なので、ほぼ正しい色が再現されてます。
昨晩の時点では、裏をやめてもう完成ということにしちゃおうと思っていたのですが、
なんとなく編み出し糸はつけたまま。
毛糸棚を覗いて、これはどうかしら??という糸を取り出してきました。
クロバーの「ランドネ」という、モヘアじゃないけどモヘア並に毛足の長い糸です。
30gで75mですから並太にしては軽めです。組成はウール53%アクリル47%。
もう取り扱っているお店がないので、廃盤なのかな?
色番は249番で、たしか新宿オカダヤの店頭で一目惚れして購入した糸です。
濃いグレー〜オリーブグリーン〜淡い水色〜淡いピンクに移り変わっていきます。
表面のがさっとしたアラン糸と、全く雰囲気が違うのですが、その質感のコントラストが吉とでるか凶とでるか…編んでみないとわかりません。
色はとてもよく馴染みます。
ふわふわしてて、首に当たる部分がこれで編まれていたら心地よさそう。
どんなものか手探りですが、ちょっと取りかかってみます。

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
にほんブログ村

【経過】「冬のおでかけニット」から三國万里子さんの「パネル柄のマフラー」その2

先日から編み始めた、三國万里子さんデザインの「パネル柄のマフラー」の経過です。
使用糸は毛糸棚の奥からの掘り出し物、オリムパス「ジェームスディーン リアル」。
パネルは4種類のままで、3回リピート+1パネル=計13パネルを編み切る方向で進めてます。

panel5

今は9パネル目にとりかかっていて、ちょうど1mくらい。
残り玉はあと1玉半。1玉で3パネル弱編めるので、本当にギリギリです。
12パネルでも、なんとか2巻きできるくらいの長さは確保できそうですが、余裕は欲しい〜!
廃盤糸は足りなくなったときに補充する手だてがないから辛いですね。

panel6

このメモ…何だと思いますか^^;
後ろに写っている模様は本だともちろんチャート図です。
4段1模様なんですが、この1段目と2段目が妙に難しくて、数えながら図面と首っぴきで編んでも編み間違い頻発。
どこまで編んだかわからなくなっちゃう。
それにチャート図だと裏編みのときに逆に考えなくちゃいけないからややこしいのなんの。
思い余って、英文パターンで使われる略語に書き換えてしまいました…。
略語で羅列したら、書いてある通りに編めばいいわけですから、もう楽勝。
慣れって本当にスゴイ。わずか1年半余ですっかり英文パターン脳になってしまいました。
「row 1」とか「row 2」とかねぇ、ごく自然に出てきましたヨ。

表側はそんな感じで、もうじき完成なのですが…。
裏側をスタジオエフさんの「アルパファー」(紹介記事)で編んで、モコモコあったかマフラーに!と楽しみにしていたのです。
ところが、昨日届いた糸の実物を前にして、悩んでしまいました。
色が〜〜!色が思ってた色とちがうううう…!
通販ではありがちなことです。モニタに写る色は、決して正しくありません。
いま編んでいるマフラーは淡いグレージュで、素朴で暖かみのあるグレーです。
目の前にある糸は、紫がかった、クールで大人っぽいグレー。モニタの向こうの色より、濃いめ。
近似色なのにね。近似色だからこそ、色味のニュアンスの違いがありありと…違和感。orz
残念ですが、諦めました。

いま裏面をどうしようかいろいろ考えていて、アイデアはとりとめなく浮かぶのですが、思案中。

案その1:毛糸棚に眠る半端玉をいくつか使ってカラフルなマルチストライプ
案その2:「Manu」を編んだ余りのもっぱかグレージュと、オフホワイトか紺で2色のシンプル編み込み
案その3:「Princess Franklin Plaid Collar」を使って裏面タータンチェック!

案その3に相当心が傾いているのですが、この模様、土台はガーター編みなんですよ!
1段で半目分しか進まないガーター編みを1m50cmも編むのって…考えただけでクラクラ…。
でも、2重にしてとじるから鬼のように出る端糸をかなり適当に始末しても大丈夫だろうし、
表パネル柄、裏タータンチェック柄のマフラーって、可愛い(><)すごくときめきます。 「ざくろのカーディガン」並に壮大なプロジェクトになってきつつあるような気がしますが。 とりあえずパネル側を完成させたら、いったんお休みして、「Bray KAL」に着手するつもり。 交差編みの気分転換に、裏側をどうするか決めて、ぼちぼち進めていこうと思います。 にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
にほんブログ村

「冬のおでかけニット」から、三國万里子さんの「パネル柄のマフラー」

「ざくろのカーディガン」と並行して、ちょっと前の本の作品を、ちょっと前の糸で編み始めました。

panel1

2007年に雄鶏社から出版された「冬のおでかけニット」という本に掲載されている三國万里子さんの作品です。
2006〜07年にかけて、第何次かわかりませんが私に編み物ブームが再来していたので、この時期に出た本や毛糸を結構持ってます。
この後また休止してしまったので確信は持てないけど、おそらくこの本が、長く続いている「おでかけ/おうちシリーズ」の最初の本ですよね。
お持ちの方たくさんいそうです。表紙今見ても可愛い!

panel2

指定糸は「ハマナカエクシードウールL」ですが、私は当時購入したオリムパスの「ジェームス・ディーン リアル」で編んでます。
ラベルに新宿オカダヤの「520円」という値札が貼ってあり、それが赤線で消されてるから、たぶん店頭のワゴンセールで半額くらいで購入したのです。
着分あって、そのうち5玉ほど使って、別の本からかぎ針でケープを編みました。
そしてそのケープを、家に遊びにきた義姉がいたく気に入り、そんなに気に入ってもらえたならぜひ、と喜んでプレゼントした記憶があります。
今回は、その時の残りを使ってます。4玉半ほど。長期熟成された在庫糸です(笑)
7年なんて可愛いものでしょうか?
編み物って長く続けるものだから、10年、20年物なんてきっと普通にありますね。

panel3

糸の組成は毛75%・アクリル17%・ナイロン8%。50g85mなので、ブリティッシュエロイカとほぼ同じ。
普通の極太ウールに、ちりちりと細かいループが絡み付いています。化繊はこのループだろうと思います。
とても編みやすいし、編み地の風合いも可愛くて、久しぶりに取り出してきたけどやっぱり好き。

panel4

4種の模様をリピートするパターンです。
パターン通りに編むつもりだったのだけど、思いたって、模様を一部変更してみました。
パターンだと今編んでる4つ目のパネルは掛け目と3目1度のちいさい菱形が連続するレース模様ですが、
せっかくだからかねてより編んでみたいと思っていた模様編みを、練習がてら登場させました^^
編み図は「PATTERNS 風工房のお気に入り棒針模様200」という本から、no.16「左目に通す3目ノット」。
段違いにし、間に1列だけ裏編みを挟んで密に配置しました。
なんか可愛いです。ウロコみたい(笑)

1玉で3パネル編める感じで、残りが3玉ちょいだから、計12〜13パネル編んでちょっと残る感じかなぁ。
もう1つ何か模様を追加して、ランダムな順番で進めようか思案中。
現在、「生命の木」模様だけボコッと膨らんで異彩を放っております^^;
模様によってどうしても横幅や凹凸に差が出てしまうのを、ブロッキングでピシーッと揃えるつもりです。
あまり長さが出なそうなので、2巻きしてボタンで止める巻き物のようなものを思い描いてます。
裏も編んで、2重の、厚手のあったかいやつ!
最初、裏面はハマナカの「エトフ」はどうかと考えましたが、この糸はブークレといっても結構隙き間があって芯糸もちらちら見える密度。
ぬいぐるみみたいにもっこもこのむっくむくな裏側がいい。
ちょうど今、スタジオエフさんが、そんな感じの糸を発売しているので、注文してみました。

色はもちろんグレーで。
どうかな?厚みが出過ぎちゃうかしら?
編んでみてイメージするものと違ったら、普通の一重のマフラーになると思います^^;
裏をつけるつもりで、別鎖から始めてるので、モコモコむくむくマフラーにうまいこと仕上げたいです♪
糸が届くのは、ちょうどマフラー本体が完成する頃になりそう。楽しみ!

にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
にほんブログ村