【経過】三國万里子さん「いろんな四角のアランセーター」その4:前後身頃完成

三國さんの新刊「編みもの修学旅行」から「いろんな四角のアランセーター」を編み進めています。
前後身頃が編み終わったので、水通しとブロッキング。
今朝乾きましたので、年内最後の更新となりますが、経過をレポします。
(おととい〜昨日、乾かしている間はお掃除してましたヨ!)

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前後揃ったらますますド迫力で迫るアランセーターとなって参りました^^;
青銅色というか、青碧がかったクールなグレーは本当に好きなんですけど、
あまりにゴツいから、指定色のように、もう少しやさしい色で編んだ方が良かったのかな、と
若干後悔しながら肩をはぎあわせました。

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サイズはやはり水通しでちょっと大きくなりました。
着丈はきっちり合わせていますが、身幅はいま46.5cmです。
両脇のとじ分もありますから、最終的には45cmを少し出るくらいになるかなと予想しています。
この時点でかぶれるようになったので、かぶってみたところ…
おおお!!なんという三國さんマジック!!
鏡に写るセーターは、不思議とゴツさが消えて、しっくりきました。着たほうが全然いいですこれ。
通りかかった夫が、見るなり「お、可愛いじゃん」といったくらい。(内心、ガッツポーズ笑)

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ヨーク部分がすっごく好き!とても可愛いです。
肩幅も今のところぴったりですが、サンプル画像では袖の重さで肩がすこし落ちてますね。
そのすこし落ちた感じも気に入ってます。
こういうガーリーな要素が、ゴリゴリ身頃と絶妙な駆け引き、足し算引き算をしてるデザイン。

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ゴリゴリな全体像。(でも、着ると可愛いのだという点は、強調しておきたい)
平置きでは身丈は61cmなのですが、着ると自重で63cmまで伸びてしまいますorz
長過ぎだろうヽ(`Д´)ノヽ(`Д´)ノ
基本、たくしあげて着ようと思います。

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袖を編み始めました。うーん、このうえなくゴリゴリだ^^;
大丈夫、きっと、合体させて着てみれば三國さんマジックがかかるんだろうと思います。
これね光線の角度もあるよ〜!画像だと超気色悪いですが実際はただのハニカムです(泣)
2目×1目の変形ハニカム。苦行ですががんばります。

今晩は夫のお誕生日ディナーで銀座へいきます♪
明日は年越しそばとお正月の買い出し、そのあとはひたすら台所仕事です。
お正月は、ハニカム苦行で過ごす予定(笑)

みなさまも、どうぞ良いお年をお迎えください。

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2014年の編み物生活を振り返るの巻

年の瀬なので、2014年の編み物生活を振り返ってみることにしました。
編み物に始まり編み物に終わった、というくらい、編み物に明け暮れた1年です。

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●「Ravelry」と「Knitlog」

編み物歴は無駄に長い(小学5年〜)ですけど、1冬か2冬編み針を持っていても、飽きて余所見して数年編み物から離れるのがこれまでのパターンでした。
転機は2年前。ニッターさんのブログを見るようになってから、Ravelryの存在を知り、思い切ってメンバー登録をしてしまったばかりに…地獄の窯の蓋があいてしまった!!…じゃなくて、海外の、略語で書かれた編み方の明快さに開眼し、その無尽蔵のパターン選択肢に迷い込み、抜け出せなくなってしまいました。
底なしに毛糸が欲しくなる地獄、編みたいものリストがいつまでも終わらない地獄…間違ってないかも(笑)
この壮大なスケールで広がる編み物ポータルサイトの魅力、魔力をどうあがいても説明できません。
Raverlyのせいで編み物熱が高まりすぎて、かつてブライスブログ〜ゲームブログだった跡地を使って、自分の編み物ブログを始めたのが、今年1月。
貴重な自分のための備忘録でもありますが、アクセスしてくださる方々の存在は、驚くほど制作の励みになりました。

●2014年編んだもの

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今年も、着るものばかり編んだ1年でした。洋服が大好きなので、やはり着るものが興味の中心。
Plucky Primo Sportのキットを購入してこの春に編んだAmy Millerさんの「Crew」は、寒くなってから、通勤に愛用中です。(袖裏にすでに毛玉が…)
さきほど、Raverlyのプロジェクトページに、この作品とあともう1つ追加して、漸く今年編んだものが揃いました。
追加しなきゃな〜と思いながら、長らく後回しにしてたから、今更ではありますが、年内にまとめられてすっきり!
2014年の、編みに編んだ全11点です。下記ボタンからよろしければご覧ください^^

一番印象に残っているプロジェクトは「Laar」です。
レース糸で着るものを編むという、自分にとっては高過ぎるハードルを超えられたことで、「もうこれから先、何だって編める」という自信がつきました。
スキルはもちろん大事ですし、日々精進ですけど、結局のところ「ものづくり」って、気持ちのありようが肝心なので。
何でも挑戦してみようと思える無闇矢鱈に前向きな姿勢を持ったことが、今年一番の収穫でした。
生活の糧である本業は別にありますけど、明らかに本業より趣味の方に打ち込んでいるこの矛盾(苦笑)

「Bray」KALも楽しかった!!mocomoさん、なゆたさん、本当にありがとう☆
彼女たちの素敵な作品を紹介させてください。mocomoさんの「Bray」と、なゆたさんの「Bray」
KALっていいですね。同じものを編む仲間がいると励みになるし心強い。また声掛けしちゃおうと思います^^

●2014年買った糸

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今年もまた、糸を買いに買った1年でした。
なゆたさんの「総額24万円」という更新を拝見し、全く驚かなかった私がいます(笑)
海外糸は、大体到着したタイミングでブログにアップしてましたが、その裏で国産糸も色々と買ってました。
画像はそのアップしきれなかった分。ハマナカ「ソノモノアルパカ」以外は、廃盤セールで安かったものです。
全部着分あって、編みたいものは念頭にあるのですが、編む順番はまだまだ先になりそう^^;
洋服が好きといっても、その主な理由は生地だったりレースやボタンなどの資材だったりします。
編み物が好きということの前に、毛糸が好きなのです。
素敵な糸を収集するのは、ニッターの大いなる愉しみですよね。
人生は一度きり。趣味にかかるお金を我慢しないのが信条です。
外貨が高い昨今、海外糸はしばし買い控えようと思いますが、どうしても欲しいなら、もちろん買います。
今も、年内に届くかわかりませんが、大物を待っているところです♪

買っても編めてない糸がたくさんある中で、編んだものから印象に残る糸を選ぶとしたら…
色はどれも大好きなのですが、強いていえば「Tosh merino Light」の「Caligraphy」が、編んでる最中の「おおお〜!」感が強かった(笑)
質感ならスタジオエフさん「Shiny」の化けっぷりでしょうか。
編みやすさは「Bray」に使った「Cascade 220」が、安いわりには驚くほど目が揃う糸でした。

●2014年買った編み物本

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Raverlyからのダウンロードが殆どだったので、本を買うことはめっきり減りました。
選択肢が増えて、以前のような「まあ、とりあえず買っておくか」がなくなりました。
よいことだと思います。
紙の本は好きですが、そうじゃなきゃ!という思い入れはなく、プリントアウトで全然OKです。
タブレットで画面を見ながら…も手軽で良さそうですが、そのお金をパターンや毛糸代に廻したい私(笑)
Kate Daviesさんから先日届いた「Yokes」という丸ヨーク特集本は、冬休みゆっくり目を通すつもり。
半分はパターンで、半分はおもしろそうな読み物です。
後日、紹介できればと思います^^

●2015年の編み物的な抱負

今年は「丁寧につくる」ことに特にこだわりました。来年も、それに尽きます。
ちょうどよいサイズ感と、見た目の美しさ。
このふたつを兼ね備えた作品を編まれるニッターさんには、本当に触発されます。
その裏の努力を、見習っていこうと思います。

最後に…この1年間読んでくださって本当にありがとうございました。
こんな調子で、これからもマイペースで更新していきたい次第です。
お付き合いいただければとても嬉しいです。

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【経過】三國万里子さん「いろんな四角のアランセーター」その3:前身頃進行中

今日から待望の冬休みに入りました。ひゃっほう!!
冬休み中に仕上げなくてはいけない課題「いろんな四角のアランセーター」を鋭意制作中です。
いやむしろ、冬休み後半は別のものにとりかかりたいので、年内に終わらせたい野望。
さすがにそれは無理か…掃除もしなきゃだし、小豆も煮たい。
でも我が家は2LDKの狭いマンションですし、大掃除は1日もあれば終わります。
うちは夫も私もおせち料理が苦手なので、準備しなくてすむのは助かります。
(あの3段重に入っているもので私がときめくのは栗きんとんだけっていうね)
お煮しめとおなますは好物ですから作りますが、あとは大晦日にデパ地下で美味しそうなおつまみを調達するくらい。
三が日はお雑煮作って、夜はあるものとお酒で簡単に。
義実家は都内だから帰省もないし楽(私の実家はもうありません)。

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今は前身頃を編み進めていて、脇下まで来ました。
午後の日差しで色が飛んでしまいましたが、もう少し深みのある色合いです^^;
次の段から、袖ぐりの減目が始まります。
目数が減るので少し楽になります。
糸は7玉めに入りました。サイズは身幅45.5cm、脇下38cmで、ほぼ指定通りです。

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目数リングを、メインの四角形と両脇のウネウネの境目に置いています。
もちろん、置けという指示が書かれているわけではありません。
海外パターンなら、ここは「pm」が来るところだよな〜と思って、そういう習慣がついたのです(笑)
でも、この目数リング、命綱みたいですよ?
ここから何目か数えるだけで、あの複雑怪奇なメイン模様のチャート図の、どの段にいるかすぐ把握できます。
とはいえ、模様はすっかり覚えてしまったので、もう増減目のポイントでしかチャート図は見ていませんが。

今晩は夫が忘年会で不在なので、夜ごはん不要。
チャンス!このまま前身頃、終わらせてしまうつもり^^
前後身頃さえ終わってしまえば、あとは目数も少なく模様も簡単な袖編みですからゴールが見えてきます。
引き続きがんばります!

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【経過】三國万里子さん「いろんな四角のアランセーター」その2:後身頃完成

「編みもの修学旅行」から「いろんな四角のアランセーター」を編んでいます。
後身頃をひたすら編み進めて、完成しました!

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なんというか…圧巻の一言です。
実際の編み地を目の前にすると、ど迫力。
これは…甲殻類?甲殻類でしょうか??亀の甲羅とか鰐のウロコみたいに見えます。
いわくいいがたい雰囲気の模様編み。可愛いのかどうなのか、それすらわかりません。
とりあえずこんなユニークなアランセーターは三國さんのパターンでしかあり得ないわ^^;
襟ぐりのゴム編みとのつなげ方が、よく考えられてるなぁって。

編みながら本当に心配だったサイズ。編んでる途中だと正確に測れないし、
横に引っ張られてるからなんか大きいように思えて仕方なくて…。
アイロンマットに貼付けて測ったところ、身幅45cm、着丈61.5cm。
寸分違わず、指定サイズでした
ブリティッシュエロイカは水通しで幾分広がる傾向があるので、着丈をこれ以上伸ばさないよう
十分注意しようと思います。
着丈61.5cmは、指定寸とはいえ、私の好みからすると長過ぎなのです。
モデルさんの着こなし方はすこし裾をあげ気味にしてますね。
裾がすぼまっているから、裾をあげたらそこで止まるんですね。なるほどって感じ。
現状だと裾のゴム編み部分、ちょっときついかも。私の豊満な腹回りではパッツンパッツンになりそう。
ここはブロッキングで伸ばせるだけ伸ばそうと思います。

それにしても、ここまでひとつの模様が大柄だと、着丈の調節がほとんど不可能っていうか、
メインの三角形は30段1模様なんですけど、見た目が不自然にならないようにするためには
三角形の半分、つまり16段単位での調整になるからかなり制約がありますね。
今回、着丈を指定より短くしようか一瞬気持ちが揺らいだのですが、すぐ諦めました。

あと3日会社行けば、待望の冬休み。
大掃除しなきゃいけないしお正月の準備だってありますが、編む時間もたっぷりとるつもり♪
同じものをもう1枚かぁと思うとぐったりですが、このセーターは冬休みの課題です。
がんばって提出期限(?)に間に合わせます!

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【経過】三國万里子さん「いろんな四角のアランセーター」その1:模様を覚える

三國さんの新刊「編みもの修学旅行」から「いろんな四角のアランセーター」着手しました。
糸は指定糸のブリティッシュエロイカ、色は迷いましたがやはり199番で。

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2種類の模様をスワッチで試しました。
178番の水色系も検討したので、メイン模様はそっちを使ってみました。
驚いたことに、ゲージは8号でほぼぴったり出せたのです。
そして、8号だとブリティッシュエロイカの適合針ですから、編み地の固さも感じません。
模様編みの出来映えは課題が多いですけど、これで模様の展開を頭に入れ、間違えやすいポイントも把握。
またもやスワッチの大切さに感じ入ることに…編み慣れた糸でも、スワッチを省略してはいけませんね。
また、スワッチは匠で編みましたが細かい作業の連続なので、針先の甘さが支障出まくり。
本番では針先の尖っている「SWITCH」のUS 7号(=JP 8号に相当)を採用しました。
断然編みやすくなりました。
ささいなことでも、スワッチを編んだからこそわかること。

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裾のゴム編みを終えて、メイン模様の四角形を1パターンを編み終えたところです。
このセーター、縄編み針は一切不要で、全部左上1目交差と右上1目交差だけで編みます。
1目交差でも、ここまで密集させると厚みも出て、すごい存在感。
こんなパターンは後にも先にも見たことがありませんが、何やらすごく可愛くなりそうな気配。
編んでいてわくわくします^^
両端を増目しながら進めていますが現在の身幅は43cmほど。
あと2回増目がありますが、指定の身幅45cmを大幅に超えることはなさそう。
どうしてもブリティッシュエロイカを使いたかったので、嬉しい。
ちょっとでも気が緩むとすぐ手に伝わるから、手加減によくよく注意して続行します。

惜しむらくは…いつもの習慣で、作り目のときに脇のとじ糸用の糸を用意してしまったこと!
このセーター、横はスリットなので、ゴム編みの部分はとじないんです。
たかだか数10cmですがすごくもったいない!と思う私^^;
裏をくぐらせてむりやりとじ糸にしてしまおうともくろんでいます(笑)

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次に編むものは三國さんの新刊から

昨晩、毛糸棚から在庫の「ブリティッシュエロイカ」をあるだけどかどかと出してきました。
次に編みたいものの指定糸だからです。
先に編んだ丸ヨークセーターに続いて、今シーズン、2度目の登場と相成りました。

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着分揃っているのはこの3色。あとは編んだものの残りが5色ほど半端玉で。
それぞれ13玉〜15玉あるので、3袋抱えるとよっこらしょ!て感じで、そのかさばり感もまた愉し(笑)
本当に持ってるだけで幸せになる糸です。
ひと玉が大きくて、むちむち弾力があって可愛い。国産糸で50g玉って近頃珍しくなりましたね…。

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「編み物修学旅行」から、この、「いろんな四角のアランセーター」を編んでみようと思います。
可愛いけど風変わりなこのアランセーター、着たらどんな感じなんだろう??という好奇心に抗えません。
他にも編みたいもの、それもすごーーく編みたいものがふたつほどあるんですけどこの好奇心の前に敗退。
だってこのセーター、身頃が裾に向かってすぼまってるんですヨ!
なんじゃこの形…?と編み図をよく見て仰天してしまいました。
三國さんの説明によると、「古いセーターでしばしば使われる」形なんだそうです。
まっすぐ寸胴型か、ウエストシェイプ型のセーターしか編んだことないので着た感じが想像できません。
モデルの女の子が着てるのを見る限りは、とてもそんな形してるとは想像できないんですけど。
あとは、金網みたいなこれまた妙な形のアラン模様も、同じくらい「着たらどんなの??」って(笑)

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3色ともとてもベーシックな良い色です。右回りに192番(茶系)、199番(グレー系)、178番(水色系)。
指定色を揃えることも検討しましたが、どの色で編んでも何ら問題なく可愛いので、在庫糸優先で。
フィーリングで、ここは手前にある199番を使おうと思います。
夫の意見を聞いたら、「199番でいいんじゃない?」とのことでしたし(笑)
一見チャコールグレーですが、鉄色もまじっていて、深みのある美しい色です。
たしか昨シーズンの新色だったはずで、店頭で一目惚れして即お買い上げだった色。

というわけで、形はすっごく可愛くて、ディティールがヘンテコなこのセーターに、冬休みかけて挑戦してみます。
予定では、冬休みは「ざくろのカーディガン」にあてるつもりだったのですが…。
編みたいタイミングってありますからここは気持ちの赴くままに。

ただ、大きな懸念がひとつ。
これ、指定ゲージがすごくきつい。
もう、このゲージトラップは丸ヨークセーターと「Bray」で懲り懲りなのに(泣)
私の手で9号針で「21目26段」は編むまでもなく出せません。
8号でも無理か。下手したら7号か…。ブリティッシュエロイカを7号で編みたくないよー!
思ったよりずっとカチカチに固い編み地なのかな。
スワッチで試してみて、目が詰まって固過ぎるようなら残念だけど糸自体を変えてしまうかも。

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パネルマフラーの経過報告もしておきますね。あともう1パネル分編めば、裏側完成です。
片方の脇は、すくそこまでとじてあります。
なぜなら、とじながら進めないと、どれくらい縦が必要なのかわからないのです^^;
なんでしょうこの場当たり的な、無計画極まる作り方。
このところ凍えそうに寒いので、これも早くしあげなきゃ!

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【着画】「BT Fall 13」からアランプル「Bray」

「BT Fall 13」から編んだ「Bray」、着てみました。
今回は濃い色のセーターのため、角度の関係で真冬の日差しは届きにくく、いつもの場所だと光量が足りません。
デジカメのISO感度を通常の100から、400にあげて撮影しました。
壁は逆に白飛び気味ですが、セーターの細部はわかるようになりました。
写真が暗いなと思ったら、この方法は非常に有効です。お試しください^^

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下に着た丸襟のブラウスはAIGLEで先月、一目惚れして購入したものです。
ブラックデニムのタイトスカートはいつだか覚えてないけど、以前アーノルドパーマーで買ったもの。
スポーツなんて一切縁がないのに、アウトドアブランドの服は好んで着るという矛盾(汗)

コーディネイトはさておき、肩幅、身幅、袖幅、着丈、袖丈どれもちょうどよいサイズに仕上りました。
これは偶然の産物ではなく、都度都度サイズを確認しながら編みました。
「サドルショルダー」は肩のラインがすっきり見えるので大好きです。

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襟ぐりも自分仕様に目数変更してしまいましたが、詰まり過ぎずあき過ぎず、これで良かったかなと。
アイレットびっしりですが、隙き間風が通る感じもないですし、着ていてすごく暖かいです。

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背中側はこんな感じです。
脇下36cmは短めなので重ね着コーデがしやすいです♪
(それでも指定より1インチくらい長かった記憶)

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パターン難易度は「やや高」でしょうか。簡単に編めるものでは全然なかったです。
いい経験になりました。
「SHELTER」の代用糸として、「Cascade 220」は、質感は大幅に違いますがゲージ的にぴったり。
糸選びはブログでも散々レポした通り、苦心しましたので、満足いくものができて本当に嬉しいです。
「BT」から編みたいものは他にもたくさん…「LOFT」を使うパターンをこの次は編んでみたいです。

使用糸:Cascade 220 Heathers
色:#4006 Galaxy(茄子紺に、赤・青・黄が絡む杢糸)
使用量:4カセと半分くらい
使用針:匠8号(本体)7号(ゴム編み)6号(作り目)5号(襟ぐり)
サイズ:胸囲90cm(目数はサイズ37を使用)

今回mocomoさん、なゆたさんを誘ってのKALでしたが、同じものを編む仲間がいると本当に参考になります。
お二方からも近々完成報告が届きそうですよ♪大期待!!
経過を読んでくださった方、暖かいコメントをくださったみなさま、ありがとうございました^^

さあ、次はどれを編もう!

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【完成】「BT Fall 13」からアランプル「Bray」

スワッチの記録をアップしたのが11月12日なので、ちょうど1ヶ月経ちましたが、無事「Bray」が完成しました^^
途中、マフラーを並行して編んでいましたので、かかった時間は実質3週間くらいです。
やはり太い糸ですから、進みが早いです♪
平置きした全体像はこんな感じです。

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完成サイズは、胸囲90cm、脇下36cmで、ちょうどよい感じに仕上りました。
目数はサイズ37(胸囲94cm)を使用し、横ゲージがわずかにきつめなのをそのままにし、狙い通りです♪
着丈は、脇下の減目の間隔を「18段毎」→「16段毎」に変更しました。
これは縦ゲージが緩かったための調整です。
袖は縦ゲージが緩いのをそのまま利用してパターン通りに編み、手長猿対策万全の長さになりました(笑)

…つくづく思うのは、「スワッチを編むこと」って本当に大事だなってことです。

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前身頃側のサドルショルダーアップ。

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後身頃側はこんな感じです。
とぎはじ(笑)も概ね上手くいったと思いますが、やはり元々のパーツをきっかりサイズ通りに編まないと
まとめるときに収拾つかなそうで、ハードルは少々高めかもしれません。
最初から最後まで全く気を抜くことができないパターンでした。

また、襟ぐりの拾い目もパターンと大幅に変更しました。
パターン指定では、後身頃と肩からの拾い目の数はまあ普通に拾うのですが、前身頃からの拾い目が「異様に」
少ないことに気がついて、はたと手が止まってしまい、しばし思案。
指定通りの数だと、1目おきどころか2目おきくらいに拾わないと数が合わないのです。
絶対無理だわ、と思って…だって襟ぐりですよ??着脱のたびに負担がかかる部分です。
ゴム編みではなく、メリヤス編みだからだれるのを防ぐために少なくしてるんだろうというのは
容易に想像つくのですが、いくらなんでもこの拾い目数はないだろうと。
なので、自分にとって安心できる目数を普通に拾いました。
そのかわり、指定号数よりかなり細い針(5号)に持ち替えて、メリヤス編みはハイゲージに編みました。
仕上がりは特に問題ありませんでした。

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それからもうひとつ、困ってしまったのが、袖下と脇のとじあわせ。
裏目同士だから、「裏目のすくいとじ」をやろうと思ったら…このパターンは、端1目表目をたてる指示なのです。
結局最後まで理由がわからないままですが、当然その指示に従って端目は全部ガーター編み状態。
私がいつもやっている「裏目のすくいとじ」は、片側1目、片側半目内側を拾って綺麗に裏目がつながるとじ方で、手持ちの古い雄鶏社の基礎本に載っている方法です。
ガーター編みの端目だと、表目と裏目が交互にでてくる見た目になります。
かといって、両側1目内側を拾ってとじると、裏目同士だから、ボコっとへこんでしまいます…orz
どっちも私からすると見た目が変…orz
でも完成間際にしてこんなところで悩んで時間を取りたくありません。
ええいままよ!とばかり、いつもの裏目のすくいとじを断行してしまいました。
そのほうが凹み感が少なくて、スチームで整えやすそうだったので。
画像はそこをアップで撮ったものですが、濃い色の糸だったこともあり、端からみればそこまで目立つものじゃないよね??と、無理矢理自分を納得させています。

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ナイスバディさん着画。但しこれは詐欺画像ですので!
私が着るとこのウエストシェイプはどっかいっちゃいます。
そこは諦めるとして、アラン模様は伸縮性があるから着やすいですね。
着画は週末に撮ろうと思います。
トルソーではメリハリあってなんだか超フェミニンなシルエットに見えますが、
私は完全に開き直ってカジュアルに着るつもりヽ(`Д´)ノ

mocomoさん、なゆたさんも、ブロッキングがそろそろ完了する頃でしょうか。
それぞれのペースで進んでいましたので、完成時期もかなりズレちゃうだろうと予想していたのに、
大体同じような時期になりそうで、嬉しいですとっても。
がんばったお二方の力作を早く拝みたい〜!!

疑問点を質問しあったり、相談もできるし、思わぬ発見や知識も得られて、KALって楽しいものですね。
また機会を設けて、ぜひやりたいなと思う次第です^^

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【経過】「BT Fall 13」からアランプル「Bray」その6:サドルショルダーとぎはじ完了!

mocomoさんなゆたさんと3人KALをしているアランプル「Bray」の経過です。
おふたりとも順調に進まれているようで何よりです^^
私はといえば、ほとんど完成に近いところまで来てしまいました。
以下、順を追って経過画像をアップします…朝昼晩と撮影時間がバラバラで、自然光だったり室内光だったり色味があまり安定しませんが、様子だけでもわかればと。

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金曜日の晩に前身頃が編み終わりましたので、そのままブロッキングへ。
サイズは元々ほぼ指定通りに編めていたので、ブロッキングといっても、特に何もせず。
コルクマットの上に広げてサイズを測り、わずかに調整するだけで済みました。
日曜日の朝には乾きました。

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少しはアイレット模様が目立つようになったかな?と思いますが水通し前とたいして印象は変わりません^^;
縦横に伸ばす必要がなかったからですね。
隙き間があきすぎるのも寒そうですし、こんなものでいいでしょうか。
前身頃のラグラン線はもう完璧にこなせました(笑)
ただ、襟ぐりと同時進行だったので、全く気を抜く事ができず、疲れました…。
そして意外なところでものすごいトラップがありましたヨ(怒)
mocomoさんもぼやいていましたが、襟ぐりで「SSSP(右上裏目3目一度)」が出てくるんです。
そもそも、2目以上の減目は、いつも伏せ止めで処理してきたこともあって、「はぁ??3目一度…?」って物凄い抵抗感。仕方なくパターンに従いましたが、表目ならともかく、裏目で右上って…指が捻くれる!
正直、どうやって「SSSP」をこなしたのかあまり記憶がありません。どうにか形にはなったけど。
mocomoさんはかぎ針を使ったそうです…私はこの作業、あのデコボコ糸「SHELTER」でできる気がしません。

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これにて、両袖・前後身頃と、パーツはすべて揃いましたので、いよいよとぎはじ(笑)へ。
私はとぎはじ星人なので、このプロセスを一番楽しみにしていました。

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「Bray」の一番のデザインポイント「サドルショルダー」部分をちくちくと。
パターンには「端1目を使い、Mattress Stitchでとじてね」とあります。
「Mattress Stitch」って、検索するといわゆる「すくいとじ」のようですが、肩線はそれは無理なので、
普通に「目と段のはぎ」で処理しました。
目と段では同じ長さでも「目」の方が当然数が少ないですから、様子をみながら2段で1目を少しまぜて長さを合わせました。
このあたりは特にパターンにも書かれてないので、持てる知識や経験を動員するしかない部分ですね。

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そのあとも順調に進み、サドルショルダーのとぎはじ無事完了!
脇下と袖下があきっぱなのでまだ試着はできませんが、ポンチョみたいに肩にかけてみたところ、
肩幅と袖丈はぴったり。嬉しい〜!
袖ぐりと身幅もほどほどに余裕がありそうなので、思った通りのサイズで完成できそうです。良かった(><) このあと難しい作業はもうありません。 先に襟ぐりを編んで、肩はぎといっしょにスチームで落ち着かせてから、脇と袖下をとじようと思います。 週末までには完成できそうです♪ にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
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昭和レトロな「毛糸湯のし器」(時価4,500円)でMadelinetoshを再生してみるの巻

予告通り、先週末ヤフーオークションで落札したシルバー精工製「毛糸湯のし器」の使用レポです。
結論からいうと、「ブラボーーーー!!!」の一言でした。
マ・クベ様みたく、愛おしげに鍋をさすりながら「これは、いいものだ」と言いたくなります(←世代を選ぶ例え話)

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用意した素材はこちらです。Madelinetosh Vintage。
強撚糸なので、つく癖がまた強力で…しかもブロッキングもされてたので、「グロ注意!」領域スレスレな気色悪さです^^;
この糸は、元々は2年前に、水通しまで済ませあとはボタンをつけるだけ、というところまで編み上げていながらどうにも気に入らなくて、未完成のまましまいこまれていたガーター編みのジャケットです。
春先に解くだけは解いたのですが、この先の処理が面倒くさくて、ラーメン玉のまま放置していました。
前回更新では、昭和の編み物用具だから純国産毛糸で試してみたいと書きましたが、
せっかく威力を試すなら、いっそこれだわ!と思い切って毛糸棚から出してきました。

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説明書の通りに、蓋についている2つの穴のうち、一方から糸を通し、裏側についている「ロール」にひと巻きし、反対側の穴から引っ張り出した状態。
慣れるまでちょっと手こずりましたが、2〜3回もやったら簡単にできるようになりました。
この作業の前に、鍋本体に水をなみなみと注いで火にかけておきます。
そう、直火を使うので、要注意です。うっかりすると毛糸を焦がしちゃう危険あり。
「ロール」を「シャフト」のストッパーで固定したら準備完了。

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セットアップはこんな感じにしました。
鍋を中心に、右側ラーメン玉、左側は再生された糸をいれるザル。
(注:生活感あふるる使い込まれたガスコンロは無視してください)
いざ、調理開始です!
右手でラーメン玉から糸を繰り、左手は引っ張ってザルに落とします。動きはとても滑らか。
鍋のお湯が沸騰したら、火はごくごく弱火に。
鍋から若干蒸気が漏れますが、熱さや不快感は感じません。
「ロール」で1回転するだけなのに、驚くほど真っすぐに伸びて現れる糸に、大興奮してしまいました。
もし、出てきた糸にまだ癖が残っていたら、右手で引っ張って反対側に戻し、再度通して蒸します。

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パスタ茹であがりました。(違
ひとカセ蒸すのにかかる時間は10分足らずです。
予想を裏切って、ほとんど手間らしい手間がなく、短時間、やることは引っ張っるだけ。
時々蓋をあけて湯量を確認しましたが、これまたびっくりするほど減っていません。
蒸気がほとんど外に漏れない構造なんだと思います。

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ザルごと玉巻き器のところに持っていき、ささっと巻いたら、完成です。
さあ、ご賞味あれ!(違違

以下、参考記事です^^

・amiamimamaさんの、貴重な使用レポその1その2

お持ちの再生器は、外箱は違いますが同一のものだと思います。
ふたのサイズがやかんにぴったりでうらやましい〜!
うちにはやかんがありません^^;(コーヒーポットならある…)
手持ちの16cm琺瑯鍋でいけるか!と思ったら、まさに同じ直径で、鍋底に沈んでいきました…。
もうあと2mmでも大きければ良かったに!

・m-e meowmyさんの手作り再生器でがんばる記事

時間あたりの再生効率を考えると、毛糸再生専用につくられた「湯のし器」に圧倒的軍配ですが、でも、手近にあるものでここまでやれるのです!
仕組みはすごく単純だから、工夫次第で思わぬ素材を利用して、どうとでもなりそうなところがおもしろいです。

ところで、この毛糸蒸し器を作っていた、編み機で知られるシルバー精工さんは、3年前に倒産しているそうです(悲)
とっくに製造中止になっているものだったとは思いますが、同じ物は二度と作られることはなさそう(><) でも毛糸再生器は、ニッチだけどいつの時代も、必ず需要あると思うんです。 編み物人口は昭和に比べたら本当に減ってしまったでしょうけど、編み物が廃れることはないもの。 糸をほどいて編み直すのは、編み物する人なら誰でもやること。 どこかの会社が、今の技術でもって同じようなものを作ってくれたらいいのにね。 「4,500円払う価値ありましたか?」と聞かれたら、深く頷く「毛糸湯のし器」レポでした^^ にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
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