樋口愉美子さん「WOOL STITCH」展@MOORIT

higuchi

先週日曜日、アメイジング!な刺繍作家、樋口愉美子さんの「WOOL STITCH」展を観に、東京・丸の内は「KITTE」にある「MOORIT」さんに行ってきました。
この画像は樋口さんの第1作目「1色刺繍と小さな雑貨」から、1色で作られた一大絵巻。
色数が減れば減るほど、その刺繍の輝きが増すように思います。

moorit

「KITTE」に行くのも、初めて。
もしかしたら、「KITTE」という商業施設があるということを知ったのも、「MOORIT」さん関連の情報からだったかもしれません。
中央に大きな吹き抜けのある、豪華な商業施設でありました。
元々ここは東京中央郵便局で、「KITTE」とは、そのまんま「切手」なんですね(笑)
丸の内界隈と全く縁がない、なんだかめっちゃお上りさんな私、キョロキョロしながらやって参りました。

「MOORIT」さんは、フロア面積は「keito」さんの半分くらいでしょうか?
とてもこじんまりとした可愛らしいお店でした。
Isagar、Harrisville、Manos、Blue Sky Alpaca、Jamieson & Smith、Blacker、The Fibre Companyなどの糸が並んでいて、見た目と手触りを楽しみました。
Jamieson & Smithのシェットランドヤーンで編まれたレースショールのなんて素晴らしかったこと!
限りある編み物人生、生涯の1枚をいつか編んでみたいです。いつか…(遠い目)
Blackerのアラン糸も、その重厚感ときたら次元が違う感じ。
この糸でセーターは重くてまず着れないから無理としても、帽子くらいなら編んでみたいです。

「WOOL STITCH」展は入り口のところにささやかに並んでいましたが、刺繍は(もちろん)本で見るより素晴らしかった。
きゅっきゅっとね、布に対して糸の引き加減が清々しいくらい均衡が取れていて、爽快。
これ以上きつくてもゆるくてもダメ。まさにゴッドハンド、天才のなせる所業でした。
DMCのウール刺繍糸や、リネン地がセットされた刺繍キットも売られていました。

「KITTE」に入っているお店は、「ここにしかないだろう」的なセレクトショップも多く、探索は楽しかったです。
1階の「スパイラルマーケット」で出会った、春に巻くのにぴったりなストライプのパシュミナがとても気に入って、少し安くなっていたので購入。カシミール産です。幸せな肌触り^^

その晩、イサガーさんの「Highland」でこの春編みたい「DAFFODIL」のキットを公式サイトから注文しました。
1ヶ月ほどかかる模様。まだまだ春は先。気長に待ってようと思います。

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編み物ブログを初めて1年経ちましたので、サイトデザインもリニューアルです♪
記事画像をメインにおきたいので、必要最低限の要素しかないシンプルなものにしました。
WordPressのカスタマイズが楽しくて、没頭しすぎて、この2晩、編み物の手を休めてました^^;
変わったところはカテゴリ分けです。作品別にしました。その方が管理しやすいので。
内容は相変わらずですが、これからもどうぞよろしくお願いします^^

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秋の長瀞(+こっそり着画)

毎年11月第4週の連休は、長瀞に行くことにしています。
長瀞、ご存知ですか。
東京から電車で片道約2時間ほど。埼玉県は秩父の奥地にある、大自然を満喫できる素晴らしいエリアです。
私は元々出身が所沢なので昔から馴染み深いところですが(遠足で行ったし…)
夫(帰国子女で東京育ち)は私と行くまで知らなかったそうです。

紅葉の見頃は11月下旬で、例年、この連休がピークなんですが、先週ずーっと寒かったせいか、
今年は幾分、葉が落ちてしまっていて、ちょっと残念でした。
それでも十分綺麗でしたけど。

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先日編んだばかりのセーターをデビューさせました♪
山ガールとかいったら、年齢的にも運動神経的にも弩顰蹙ですが、まさにうってつけなんですもの!
編んでから外に着ていくのは今日が初めてでしたが、めっちゃ暖かいし着やすいし、最高にお気に入りになりました。
この冬は毎日のように着るつもり(笑)

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岩畳と、ライン下りが長瀞の名物です。
川(荒川です)の向こうに舟が見えてますが、船頭さんが前後にいて、説明しながら漕いでくれるんです。
急な流れの場所もあってかなり楽しいです。

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リッチモア「トルネード」で編んだニット帽も、先週の寒さにまたクローゼットから出してきました。
今年もお世話になります(笑)
でもそろそろゴム編みの部分も伸びてきてしまってるので、新しい帽子を編まないと!
パターンを色々探し中。

都内は紅葉の盛りがこれからですね♪
小石川植物園に後楽園、六義園に新宿御苑、昭和記念公園、近所の石神井公園も!
手編みニットでお出かけが楽しい季節です^^

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マリアンネ&ヘルガ・イサガー展「knit knit」

南青山にある「ギャラリーcomo」で12日まで開催されていた、マリアンネ&ヘルガ・イサガー展「knit knit」を観てきました。
なゆたさんの記事で展示会のことを知り、cantataさんには「間違いなく気に入るから絶対に行くべきです!」と太鼓判を押され、それならもうぜひ拝みにいかな!と普段全く縁もゆかりもない超絶オシャレエリアをiPhoneマップ片手にふらふらと彷徨い、辿り着きました。

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素敵な外観。
土曜日の夕方遅めの時間だったせいか、客は私を含め3〜4人程度、ゆっくり観てまわることができました。

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マリアンネさんの「デンマークの暮らしから生まれたニット」と、ヘルガさんの「ヘルガ・イサガーの、あみもの」の2冊からの作品を中心に展示されていましたが、その他にも、過去に出版された本などからの、お二人のニット作品をいろいろと実際に見て触ることができました。
この写真の、斜めに透かし模様の入ったカーディガン、名前を控えれば良かった…編みたいのですがパターン掲載本はどれなんだろう。ご存知の方ぜひ教えてください(><) 使用糸は「Isagar Highland」だったと思います。 グレーなのによく見ると多色という、マジカルな色彩を存分に楽しめる糸で編まれていました。 お値段、5万円くらいだったかしら。ええ、買いませんよ!私は、編めるものは編むのです!(鼻息) knitknit3

真ん中の白いボーダーニット、ヘルガさんのパターンです。これも魅入られました…。
アルパカレースとウールレース糸を、2本取りと1本取りで交互に編んでいて、1本取りの部分が透けます。
編み地も素敵ですが、襟ぐりの形のおしゃれなこと!袖もぐーーーんと長くて、くしゅくしゅっと着る感じ。
買いませんよ!買いそうになりましたが!私は、編めるものは編むんですから!(意地張って強気)

なゆたさんもcantataさんもレポで書かれていましたが、「本で見るより実物の方が100倍素敵!」を実感しました。
丹念に編まれた精緻なニットのひとつひとつに、「この糸」があって「このデザイン」がある(その逆も然り)完成された世界が在りました。
イサガー魂とでもいうべきか。1本貫かれた強い意思のようなものすら感じました。
イサガー糸だからこそ実現可能なアート。単純にゲージだけ確認して代替え糸を用意して編むことは、迂闊にできないなと思いました。
イサガー糸を何か取り寄せて、編んでその世界に触れてみようと心に決めましたよ。
(会場でも糸は売られていましたが、だいぶかっさらわれた後、という感じの残り具合で、見るだけにとどめました)

帰路、池袋のジュンク堂に立ち寄って、イサガー母娘の本を2冊購入して帰宅しました。
「ものづくり」っていいなぁと、改めて思った日。

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日本橋の「Keito」さん訪問記

海外糸を取り扱うユニークなお店がオープンした、という話は、当初からきいていた気がしますが、なかなかふらりと立ち寄る感覚で日本橋まで遠出するきになれず…このたびJamieson’sのシェットランドヤーンの実際の色を見に行くという大いなる目的ができたので、ようやく重い腰をあげました。

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お店の外観や、中のディスプレイはとても可愛かったです。入り口にいる羊さんもつい足が止まってしまうセンス。
ちいさいお店なので、1時間もあれば大体見てまわれそう。
私はずーっとJamieson’sのコーナーに張り付いて色見本と糸玉をとっかえひっかえためつすがめつ…
わかったことは、公式サイトの色見本画像は大体正確に色の再現ができている、ということです。
ネットから注文してみて、実際に届いた色をみてがっかり、ということはなさそうですよ。
あまりに熱心にみていたので、店員の女の子が声をかけてくださり、聞いてみたところ、全色揃っている(!)とのこと。
フェアアイルのスワッチも何種類か置いてあったので、触ってみましたが、だいぶ分厚いですね。あれは、おそらくコート代わりになりますね。考えてみたら私は本格的なフェアアイルの実物を見たことがなかったかも?水通しではなく縮絨なんでしょうか、目が詰まって編み地というより、生地みたくなっていました。

せっかくなので、公式サイトでみたときに「理想的な色を見つけてしまった!」と大興奮した2色(+オフホワイト)を購入してみました。

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ターコイズブルーと茶のミックスが243番「Storm」、杢グレーとサーモンピンクのミックスが272番「Fog」です。ひとたま税込み577円で売られてます。まとめ買いをするなら、送料を考えても公式サイトで注文したほうが安いかな。これはあくまで「試し買い」です(夫にもそう説明)。
三國さんの「鳥とザクロのカーディガン」は単色の紺をベースカラーにしていますが、この糸は色が単色とミックスと2系統あり、紺もとても可愛いのだけれども、私はいかにもシェットランドヤーンらしいミックスカラーの方を使ってみたいのです。今回入手した両方の色で模様を試し編みしてみて、気に入った方を着分買おうと思います。ここだけの話、両方買う気満々です

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こんなシンプルに可愛く包装された品物を手渡されたら、まるでプレゼントもらったみたいで、嬉しい♪(←大いに騙されている)

今回もうひとつ実物を確かめてみたい糸がありました。Brooklyn Tweedです。ここには並太の「SHELTER」のみ置いてあります。公式サイトの雰囲気も用意されているパターンも、もちろん画像から伝わってくる糸の雰囲気も全て好ましく、間違いなく気に入るだろうからいずれ必ず取り寄せてみようなんて思っていた糸で、ここで取り扱いがあるということを知って、じゃあうっかり今日お持ち帰りしちゃおうか♪なんて楽しみにしていたのです。で、手に取ってみたのですが…うまく感想が出てきませんでした。もっさり、というか、のっぺり、というか、どうにも質感にニュアンスが欠けていて、ときめきません。何となく、パピーの「ボットナート」に似てる糸かな〜?と想像していたのです。違いますね。知ってる限りですが「ソフトドネガル」に近いと思いました。ソフトドネガル…いつの冬だったか、ユザワヤで実物を見たときのあの微妙な気持ちが蘇りました。編んでみたらまた印象変わることも多いし、とそばの編み地サンプルを触ってみましたが、さらにテンション下がるものでした。うむ。おそらく「LOFT」の方なら、細いからこのなんともなボッテリ感は軽減されるでしょう。試してみるなら「LOFT」の方だな(未練がましく)。

ほかには、ニッターさんのブログではおなじみの、コルトレイクリネンや、ヤクの糸も、実物を拝めました。「Julia」にちょっと興味があったのですが、あまりに豪快なぶっとい麻紐でびっくりしました。この太さの麻でウエアが編めるものなんですね…にわかに信じがたいです。洗うと、全然別物と化すのでしょうか。ヤク糸は、スワッチをいつまでも触っていたくなる、まろやかな弾力の心地よい糸でした。

普段、ユザワヤ新宿店の殺伐とした毛糸売り場(人手不足なのか、整理や手入れが行き届いてなくて、袋から飛び出た迷子玉があっちこっち、床に落ちていたり、玉がほぐれてしまっていたり、心を痛めております)に行くことが多いので、ひとときの潤いでした。そのうちまた。行きます。

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