「もっぱか」で編むもふもふカーディガン、「Manu」の経過です。
プリーツが出来上がり、試着をしたらサイズぴったりだったことに気を良くして、早速縁編みに取りかかりました。
前立て、襟ぐり、裾周りのガーター編みにぐるりとi-cordを編み付けて、身頃本体が完成しました。
うーーん、「Manuな感じ」が出てまいりました!(笑)
これで両袖を編み、左右にギャザーポケットをつけたら、もっと「Manu」な感じになると思います!(←当たり前だ
襟ぐりアップ。
i-cordでつくるボタンホール(というか、ループ)も、パターン指示通りに編んだら難なく完成。
テクニック的には問題なかったのですが、右前立てを仕上げて襟ぐりの半分くらいまでI-cordを編み付けた時点でなんとなく嫌な予感がして、その時点でトルソーに着せてボタン穴の配置バランスをみてみることに。
ひとめ見て却下でした。一番下にくるボタン穴が、みぞおちより5cmほど下に来てて、これじゃない感ありあり。
デザイン的に、一番下のボタンはアンダーバストの直下でなくてはいけません。
(パターンだと、「5個ボタン穴を作ってね。一番上は襟ぐりの角のとこにくるべきよ」というシンプル過ぎる記述のみで、間隔に関しては編み手の好みに丸投げ状態)
超適当にこのへんかの?と印を当てておいたのが大失敗でした。手抜きやフィーリングはダメですね。ちゃんとトルソーで胸の位置と合わせないと。
泣く泣く最初のループのところまでほどいて、やり直しました。
背中側。
プリーツたっぷりで可愛い!です。
あ〜本当に編んで良かったと、まだ完成してもいないのにご満悦のワタクシ。
角に来たら、i-cordを1段分編みつけないで編み、方向転換。
角に適度な丸みがついて、すごくいい感じです。
ちょっと気が早いですが、恒例の「ボタンどうしようかな」一人会議。
手持ちのボタンだと、お花が彫ってある黒蝶貝と、凹凸をつけた白蝶貝のどちらかが候補。
プリーツたっぷりのカーディガンにお花ボタンは甘過ぎるかしら。でも雰囲気や色合いはとても良く似合ってます。
カジュアルにも着たいから、シンプルな白い方がいいのかも?
どっちも好きな方向で、決められません。夫の意見も聞いてみよう。
今回のi-cord bind off(applied i-cord)の立役者はこちらでした。匠のミニ5本針、6号。
何に使うために揃えたのか、手元に5号、6号、8号のセットがあります。
ミトンも靴下も編まないので、おそらく袖編み用だったはずなのですが、全然違う用途で大活躍。
小回りの効く12.5cm。これがなかったら本体と編み付けながらのi-cordなんて編めなかったです。
もっぱかは撚りが甘いので、針先が尖ってると糸を割りまくってストレスが溜まりそうです。
そしてもけもけしている分、滑りが非常に悪いです。
この糸を編むには、滑りがよく、針先の甘い匠が理想的な気がします。
本当、編んでみると、糸と針の相性の良し悪しってあるんだなと…(個人差や好みの違いは抜きにして)
i-cord bind offですが、そのテクニック自体を覚えるのではなく、i-cordの仕組みをまず理解するとわかりやすいと思います。
私は以前、興味本位でi-cordを余り糸で編んで練習したことがあったので、i-cord bind off自体は初挑戦でしたが、スムーズに進めることができました。
この3目なり4目なり、その段の最後の目を本体の目と2目1度していくだけです。
撚りの強い、もちもちした糸でこの縁編みをしたら、存在感のあるデザインポイントになりそうですね^^
余談ですが「Henslowe」の縁編みもそうでしたが、私はこの「何かを本体と編み付けながら進み、本体の目が1目ずつ片付いていく」状態にもんのすごい快感を覚える体質のようです(笑)
なんかもう、間違いなくドーパミンがどばどば出てます!
昨晩とりかかったこのi-cord bind off、作業が楽し過ぎて全然止められず、下手したら夜が明けるまでノンストップで続けちゃいそうでした。
もう無理矢理お風呂入って寝ました^^;
そういうわけで、編む前はよほど苦労するかと思った「Manu」、プリーツもi-cordも順調で、編むのが楽しく、「ど根性」の出番がありません。
一体どこに落とし穴が??(そんなものはなくてよろしい)
これから両袖ですが、これは編みづらい超短輪針で単調なメリヤス砂漠ですからむしろ一番のハードルなのかもしれません。
まだまだもふもふは続くのであります!
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