【経過】Plucky Primo Fingeringで編む「Dessine-Moi Un Mouton」その2:袖分けまで

先週から苦労しつつ進めている「めぇめぇジャンパー」KALの経過です!
羊の絵、半分まで描けたところです♪

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ベースカラーはPrimo Fingering「Oatmeal」、配色に「Papier」と「Old Money」、ほかTosh Merino Lightの「Caligraphy」と「Mare」を混ぜてみました。
「Calighraphy」は昨秋「Henslowe」を1カセ使って編んだとき中途半端に余ったのがあって、それで間に合えばいいなと思ってます。

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アップにすると、色の濃淡や移り変わりが少しわかるでしょうか?

ここまで来るのが、長かった…。
実は先週土曜日にはすでに袖分けまで進んでいたのです。
が、色を足していけばいくほど「何かが違う」感が増していき、ついには編む手が1mmも進んでくれなくなりました。
Tosh Merino Lightの「Chicory」を差し色に選び、ターコイズと焦げ茶のニュアンスカラーで幸先よいスタートを切ったはずなのに、そのあとに続いたPrimo Fingeringの黒〜グレージュ〜カーキ色のグラデーションが、どうにも沈んでしまいました。
普通のメリヤス編みストライプならまた違ったのかもしれませんが、「Broken Seed Stitch」は色の切り替えを目立たなくさせる模様編み。ただでさえ境目がぼやけるところに、ベースカラーが同系色の「Oatmeal」なので、「Chicory」だけ極端に浮いてしまい、敢えなく却下となりました。
もう少しコントラストをつけるべく、グラデーションキットの中で一番明るい、クリーム色の「Feather Duster」をベースカラーに変更して再び編み始めたものの…。
「Oatmeal」を編んでいるときのようなときめきが全くなくなってしまって。
色自体は何も悪くないんですけど、可愛すぎるというか、生成り色がちょっと単調に感じて、ヨークを輪にするところまで編んで、楽しくないから却下。
何色もの糸玉を机の上に並べて、考え込んでしまいました。
いっそ指定糸の、Holst Garnを今から注文しようかしら、と思い立って公式サイトを開いてみたものの、散々言われていることですが公式サイトの画像がひどすぎて色がよくわかりません。
Holst Garnはとりあえず色見本帳を取り寄せることから始めることにして、今手元にある糸でやはり編むことにしました。
ベースカラーにする量があるのはこれとこれ、配色に混ぜない方がいいのは黒、この色とこの色は合わない、この色とこの色は完璧に似合う…これだけ好きな色が揃っているのだから、配色できないはずがない、と気を取り直して、羊の絵を再びイメージするところから始めました。

400以上のプロジェクトの中から、私の好みに合う配色を探して参考にして、画像のような配色でやっと落ちつきました。
ありったけのFingeringの毛糸を目の前に山積みして、好きなように選べるなら理想の配色ができると思いますが、手持ちの限られた色の中を組み合わせるなら、これが一番好きかなって。
私の中では「フレンチカントリー」、スパイス瓶や洗いざらしのリネンクロスや可愛いルクルーゼの鍋が並んでるような素朴なキッチンを彷彿させる配色なんですけど(※感覚には個人差があります)、夫に見せて「フレンチカントリーっぽい色合いでしょ?」と言ったら、心底わからないという表情を浮かべて「全くわからない」と言われました。いいのいいの!

後半は、淡い色合いで描いていこうと思います。
サイズ感は、カットソーの上に試着するともうぴったりで、きつくはないけどゆとりゼロって感じです。
袖ぐりちっさ!と少し不安になりますが、スワッチを水通ししたらこの編み地、びっくりするくらい広がったので、これくらいに収めてみました。
Sの目数で編んで、いまのところ横はXSサイズより少し大きめ、縦はXSより短いです。大丈夫かしら…。
(少なくともTosh Merino Lightは水通しで結構伸びる糸ですけれども)
袖周りはフィットさせて、ゆったり目の身幅とメリハリをつけるデザインだと思われるので、それに従うとして、リリリーさんの着用画像だといくらなんでも袖幅は私的にきつきつすぎるからここは調節するつもり。

「Broken Seed Stitch」、かのこ編みがベースの単純な模様編みなのですが、うっかり集中力が途切れると、間違えます。
魔が差したように裏編みがふたつ並び、そこから先がずっとズレていることに、次の次の段になってから気がついたりして。
泣く泣くそこまでほどいたり、縦に解いて目を修正しながら進めたり。
いろいろと思った以上に多難な経過を辿っていますが、どうにか完成まで漕ぎ着けたいです。

ところでこのパターンの、記述の精密さといったらスゴイです。
レイアウトも美しいですし、リリリーさんて、本業はグラフィックデザイナーなの???って思うくらい。
一番最後に、袖分けまでの各サイズ毎の早見表があるんですけどこれが素晴らしいの何の!
本当にわかりやすく作られていて、これがあると文章読む必要がないくらい。
ひたすらこのチャートを追っかけて袖分けまで編みました。

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【着画】ソフトドネガルで編む「Mailin」

水通しをしていた「まいりんちゃん」、3晩かかって乾きましたので、着画をお披露目です^^
とても可愛いセーターが出来たのでご満悦(着ててとても気分があがるのです、これって大事!)
首周りにウールのストールを無造作に巻いて…もちろん、Isabellさんのコーディネイトの真似ですヨ(笑)

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このチェックストール、ずいぶん前に高円寺の古着屋さんで目にして、「わあ素敵」って手に取ったものですが、「マーガレット・ハウエル」のでした。
ハウエルの服、小物類ってシンプルだけど可愛くて大好きなのです。
運命を感じてもちろんお買い上げ。
今回のセーター、首周りが寒いので^^;こういうのを巻いて着るのにぴったりです。

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後ろはこんな感じ。
身幅に余裕があってとても着やすいです。

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袖口の折り返しが大のお気に入り!
もちろん折り返さなくても着れます。
でも、素朴な糸で編んだほっこりセーターなので、ここは折り返しで♪

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横から見たところ。
袖幅が出過ぎてしまい、片方を1度編み直しました。
糸が指定より太かったので、目数は全体的に全部調整しています。
ラグラン線の増し目や段数も、トルソーに合わせつつ&試着しながら決めていきました。
出来上がりサイズは思う通りで、ほっとしました。

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気になっていたネックラインの歪みですが、やっぱりすこーし盛り上がったままです(汗)
でも、他のプロジェクト画像を見ていてもそうなっている方が多いですし、たぶん私以外誰も気にしないと思うので、良しとします。
下に白シャツ、タートルネックのボーダーカットソーなんか合わせても良さそう。
スカートにも似合いましたよ。ガーリーな雰囲気が増して、よい感じでした。
これから着れない気温になるまで、着倒そうと思います♪

使用糸:パピー ソフトドネガル
色:5204番(わずかに黄みがかった淡い水色&グレーの杢に、カラフルネップ)
使用量:11玉弱
使用針:匠 9号(本体)7号(リブ)
サイズ:XSとSの間(胸囲90cm)
Raverlyプロジェクトページ

使用糸ですが、糸玉で触った印象はふわっとして柔らかいのですが、編み地はかなりがっしり仕上がる、本格的なツィード糸です。
ボソボソもけもけしてますが、フロントレースはくっきり出ましたので、アラン模様も綺麗に編めそう。
(但し、見た目はそっくりなのですが、BT「シェルター」の代用糸にするには骨太すぎる印象を持ちました)

経過を読んでくださった方、コメントをくださったみなさま、ありがとうございました^^

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【経過】Plucky Primo Fingeringで編む「Dessine-Moi Un Mouton」その1:試し描き

春物第1弾、「羊ジャンパー」こと、「Dessine-Moi Un Mouton(コピペ)」を編み始めました^^
Ravelryでは知らない人はいなそうな大人気デザイナー、Rililieさんによるストライプがとても可愛いパターン。

Meekさんなゆたさんm-e meowmyさんとKALです♪
余談ですが、昨春からこのセーターを編み始めている(笑)Meekさんがブログで「デザイナーさんがこのセーターを“ジャンパー”って呼んでるのが可愛い」と最初の頃に書いてらしたの読み、大いに共感した記憶があります。
だって、「ジャンパー」って、日本人なら「ジャンパー」っていって思い浮かぶものは…ジッパーで前を開け閉めする、小学生男児が着てるあれですよね。
でも、セーターのことを「ジャンパー」って呼ぶの、Raverlyを見てると珍しくありません。
日本でいう「ジャンパー」は、日本独自のカタカナ英語なのですね(笑)

前置きが長くなりましたが、先日の記事でみなさまに好みの配色はどれか訊ねてみました。
何人もの方が、好みをお寄せくださって、ありがとうございました。
結果としては、濃淡を揃えるのではなく、ランダムに配置する方に支持が集まりました。
というわけで、一番人気が高かった「右上」でスワッチを編んでみたのがこちらです。

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わふ〜っ!モアレがっモアレがっ目がチカチカしますっ!!(私だけ??)
この模様、あまりに規則的過ぎてしばらく見てるとモアレが発生します。面白過ぎるorz

地糸はMadelinetosh Sock「Mica」、配色糸は全てPlucky Primo Fingeringです。
「Broken Seed Stitch」という変形かのこ編みでストライプを編んでいくため、地糸と配色糸が混ざり合い、境界線がぼやけて、それがとても効果的なデザインです(モアレるけど)。
でも、このスワッチ、何かが違うのです…。私の思い描く羊の絵と、どこかずれてる。
画像だと光の角度で地糸が浮き出て、ストライプが実際より見づらくなっていますが、実物もやはり思ったほどストライプが目立たないというか、埋もれてしまってます。
原因は、地糸が配色糸より微妙に太いのと、色が思ったより淡くなかったという2点。
「Mica」はとても控えめな水色なんですけど、地色にしてしまうには中途半端に主張しすぎているというか、配色糸が全部おとなしい分、バランスがいまいち。
編んでみないとわからないものですね。
最終的にはスワッチを編んで決めようと思ってはいましたが、本当にその通りでした。
ここで大幅に計画を変更、Primo Fingeringの「Oat Meal」を地糸にすることにしました。
理由は単純で、スワッチを編んでみたら「Oat Meal」という色が大変に美しく、心奪われましたので。

ゲージ(模様編み:ブロッキング後で22目37段)は指定号数US 4号(3.5mm)使用で完全一致。
水通しをして乾かしたのち測ってみたら、一発でぴったり合ってビックリ(笑)
ただし、地糸をPrimo Fingeringに変更したので、すこしゲージはきつくになりそうです。
Sサイズ(胸囲93cm)を選び、多少小さめに編み上がるのを狙います。
いざ、キャストオン!

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久しぶりのPlucky!
この儚くかそけき繊細な色の揺らぎ。嗚呼、これぞPluckyの糸です。
久しぶりの手染め糸。久しぶりのFingeringウエイト。
昨夏の終わりに「Henslowe」を編んで以来、この冬はずっと極太〜並太の機械染め糸を編んでたのでとても新鮮。
編んでて心底幸せになります。
「Oat Meal」はとても澄んだベージュで、ベージュなのに「澄んでる」という形容もおかしいかもしれませんが、透明感たっぷりなのです。なんだかファンデーションの宣伝文句みたいね?(透明感のある陶器肌に…みたいな)
正直なところ、この1色だけで、このセーター1枚編めます。
それでは羊の絵もどこへやら、何がしたかったんか状態になるのでやめますが(笑)
ストライプの展開は、気分の赴くまま配置していくことにします。
もう、サプライズで!
(って、全然サプライズパレットじゃない、全色ベーシックカラーなのですが^^;)

細糸なので進捗ものんびりになりますが、楽しんで編み進めます。

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【完成】ソフトドネガルで編む「Mailin」

Isabell Kraemarさんデザインの大人気プル、「まいりんちゃん」こと「Mailin」に無事袖が2本生えました!
ほぼ完成していた右袖を解いて編み直しましたから、約3本分編みました(><) とにかく、「さっさと済ませよう」の一念でした…時間かければかけるほど嫌になるのが袖編みです。 (正確には「袖の輪編み」です。平編みならなんてことはない) maillin7

袖幅15.5cmで筒周りのゆるみが気になっていったん編み直した袖は、同15cmで思い通りに仕上っています。
狭くした方法ですが、袖ぐりの拾い目を最初、境目の部分も1目ずつ多めに拾って2段目で2目一度にしていたところを、境目の部分は拾わず、2段目の同じ箇所で2目一度して、全体に2目減らしました。
この2目で約1cmあるので馬鹿にならないのです。
また、減目の回数を増やし、袖ぐり50目→18段ごと5回減目で40目にして、袖丈も含めぴったりでした。
ゲージがそもそも違っている場合、パターンは参考程度にして、自分の感覚で判断&調整しないといけないですね。

このあとは水通ししてこのぼこぼこした編み地とレースパネルを平らにならします。
襟ぐりはきちんと整形して、袖口のリブももう気持ち伸ばしてゆったりさせたい。
全体のサイズ感はこのままで良いため、特に調整しません。

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超ほっこりセーターのできあがり^^
ペールブルーにカラフルネップのモコモコしたツイード糸、萌え袖丈に折り返したたっぷりめのカフス、すとんと真っすぐシルエットにレースパネル。リブは二目ゴム編みだし、ラグラン袖。
どこを切ってもほっこりエキス満載。
「ほっこり成分」は過剰になると鼻についてむしろ苦手なのですが、このセーターは許す(笑)
試着したら、とっても可愛いですとっても(セーターが)。
これでボリューミーなカウルネックだったら完璧だったわ!

…そのカウルネック。
足りないかと危惧していたくらいなのに、なんと11玉足らずで編めてしまい、1玉とちょっと(+スワッチ分)残量があるのです。
それならカウルネックにしちゃおうかという考えもよぎったのですが…。
ゴム編みって思った以上に糸を喰うし、スワッチを解いたとしても、微妙に足りないんじゃないかという懸念があって。
前回の「Boden」はあの30cmカウルネックに2玉フルで必要でした。
「Mailin」は23cm。1玉ではまず無理だなという結論。
今回は1玉の糸長が75mしかないですしね。
買い足してまでカウルネックにこだわっていません。
スクープネックでシャツの襟を見せて着るのも楽しいし、これにて完成とします。

着画は来週末にアップします^^

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ヘルガ・イサガーさんの「Daffodil」キット無事到着

昨年のイサガー展で一目惚れしてしまった、「Daffodil」(レポはこちら)。
斜めに走る透かし模様がシンプルだけどとても可愛いくて。
使用している「ハイランド」という糸も、なんてぴったりの雰囲気でしょう。
これは代用糸ではなく、指定糸かつ指定色でぜひ編みたかったカーディガン。
デンマークの公式サイトには糸とパターンがセットになったキットが用意されています。
先月中旬に注文し、1ヶ月は待つつもりでしたが、10日もたたずに届きました。

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糸代だけでみれば日本で買うよりずいぶん安いのですが、送料が2,500円くらいかかりましたので、結果的には国内価格と同じくらいかそれよりちょっと安めくらいかしら。
今思うと、他のイサガーヤーンもまとめて取り寄せれば良かったかなぁなんて。
せめてシェードカードくらい…。orz
でも、欲しいものはきりがないですし、とにかくまずこのカーディガンを編んでみましょう。

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「ハイランドウール」が5玉と、英語版のパターンが入っていました。
デンマーク語でこられたらタイヘンなので、「英語版のパターンを入れてね」とコメント欄に書いておいたのですが、書かなくてももちろん英語版を送ってくれるはず(笑)
イサガーパターンには間違いが多いとききます。
パターンが精査されてないのは明らかですが、ヘルガさんは元々考え方がすごくおおらかで、そのニットの色合いのようにおおらかで、細かいことは気にしないんだと(勝手に)想像しています。
「Daffodil」のパターンざっと目を通してみた限り問題なさそうに思えますが、数が合わない落とし穴は待ち受けてそう。
例えば襟ぐり〜前立ての拾い目は、「pick up evenly」としか。目数は具体的に書かれてません。
細かいところは、あなたの知ってる方法、好きな方法でやりなさいね、なんてヘルガさんの声が聞こえてきそうです。
おばあちゃまが記憶に書かれたパターンを編むような気分です(笑)
襟ぐり〜前立ての拾い方は、だいたいの経験則でわかります。
Raverlyプロジェクトノートも参考にしてみようと思います。
(「パターンは、間違いだらけよ!でもどうにかなったわ」なんて書かれてるのがすでに目につきました^^;)

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カラー名は「Sky」です。一応グレーベースですが、いろんな色が混ざってるの、見えるでしょうか。
展示されていた作品もおそらくこの色で編まれていたはずですが、私の記憶より実物は濃いめでした。
5号針でローゲージ気味に編むので、編み地になったら色は薄まるのかもしれません。
ちくちくは全く感じません。

厳しい寒さが続く毎日だけど、今日はうってかわって小春日和でした。
気持ちはつい春物に向かってしまいます。

冬ものは「Mailin」で終わり。まだまだ寒いけど、このあとは春ものにシフトします♪
羊の絵を描いて、「Daffodil」を編んで…それからこの春は、ぜひともショールを編みたい。
2枚、できれば3枚編みたい!
春夏糸を物色して通販サイトを見ていたのですが、Websさんで全然関係ない糸に魅入られてしまい、買い物かごの中身があらぬ方向に進んでしまってあわてて頭を冷やしているところ。
どうしようどうしよう、こんな糸私使いこなせるかしら???
画像マジックにひっかかってないかしら??
(Websさんの画像って、意外と実物と違ってることが多くて要注意なのですヨ)

…でも、買ってしまいそう。
会社の同僚が、「anemoneさん(とはもちろん呼ばないけど)、経済というものは、人間の欲でまわってるんですよ」と、シンプルながら大変に的を得たことを言ってました。
そうね!こうして私も経済活性化の一端を担っているならいいじゃないの(笑)

***********
毛糸家計簿:2015年1月分(国内分は税込)
・リッチモア「スターメツィード」13玉 6,080円(9,035円のところを、楽天ポイント利用)
・Rowan「Kid Classic」15玉 70.37ポンド(=13,745円)
・Malabrigo Worsted 7カセ 11,340円
・パピー「ソフトドネガル」12玉 7,572円
・イサガー「ハイランド」5玉パターン付きキット送料込 368デンマーククローネ(=7,066円)

計:45,803円

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羊の絵の、配色を思案中です

突然ですがみなさま!どの配色がいいと思いますかっ

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どれも同じじゃないか(←みなさまの心の中を代弁)

ちょっと現実逃避で、「Mailin」のあとに始まる「羊ジャンパー」こと「なんとかかんとかMouton」(覚える気が全然ない)KALの、配色を考えています。
カテゴリ名はもちろんコピペです。
最初の単語は日本語でいう「デッサン」ですよねきっと!

ベースカラーは、最初Madelintosh merino lightの「Chicory」(焦げ茶とターコイズブルー基調)を検討していたのですが、やはり春に向けて濃すぎ&重すぎる気がして、「Mica」(淡くて少しくすんだ水色)を使うことにしました。
いちおう、画像では「Mica」に似た色を使ったつもりですが、編んでみたら印象変わることは大いにあり得ます^^;
黒〜アイボリーのグラデーションは、お正月に紹介したPlucky Primo Fingeringのセット(のつもり)です。
濃いターコイズブルーは「Chicory」の差し色(のつもり)。

ランダムにするか、グラデーションをグラデーションとして並べようか。
せっかくグラデーションキットなのだから、濃淡を揃えた方が良い気もして、ならば濃い方は上か下か…。
どの順番にしても可愛くできると信じてますが(何しろデザインが完璧に可愛らしい)個人的には真面目に迷ってしまってるんです。
実際スワッチを編まないとダメかもしれません。

それで、現実逃避してる理由ですが…。
順調に進んでいた「Mailin」、思わぬ落とし穴にはまってしまいました。orz
袖口のリブに取りかかってもう少しで右袖完成、というところまできて、袖幅が、ちょっとゆったり過ぎるかも??と気になり始めたら、編む手が一歩も進んでくれなくなりました(←ニッターあるある

元々XSとSの間のサイズ感だったのですが、ゲージが緩い分袖ぐりからの拾い目数もXSより少ないし、きつくなったら怖いからとXSの減目を採用して編み進めていたのですが、逆に減目が少なすぎたようで、私の好みより全体的に太くなってしまいました。
袖幅の指定サイズはSで15cmなのですが、私のは15.5cmあります。
先に編んだ「Boden」の袖幅を測ってみたら14.5cmで、これは「Mailin」のXSサイズと同じ。
袖口を折り返して着るカジュアルセーターですから、「Boden」より袖幅ゆったりでいきたいのです。
だから15cm。たかが5mmの差がどうしても見逃せません(><) 見逃せないのだから、選択の余地はなく、編み直しです…。しくしく。 にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
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【経過】ソフトドネガルで編む「Mailin」その3:身頃完成

Isabell Kraemerさんデザイン、フロントレース模様がとっても可愛いプルオーバー「Mailin」。
がっしがしと編み進めて、身頃があっという間に完成しました。

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難しいテクニックも不要ですし、フロントレースは連なるほどに可愛くなるし、編み地の雰囲気や色合いも大変好ましくて、モチベーションはあがる一方、気づいたら終わってた感じです。
編み上がったばかりの今は、もうボッコボコですが^^;
水通しして編み地をしっかり落ちつかせ、フロントレースをブロッキングする必要があります。

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この、裾にあしらった伏せ止めの存在感あるラインが超お気に入りです。
伏せ止めのラインは袖口にもあって、折り返したときにすごく可愛いのですけど、フロントレースと同じくらい、このセーターの大きなデザインポイントだと思います。
私はリブの端は、見た目重視でいつもゴム編み止めで処理するのですが、今回はもちろん伏せ止め仕上げ。
ここが無難なゴム編み止めだったら、「Mailin」じゃありません!(笑)

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襟ぐりもついでに済ませてしまいました。
このセーター、襟は1目ゴム編みなのですね。
ここはゴム編み止めにしようか迷いましたが、端にラインが出た方が全体のデザインバランスがとれると考え、手加減に注意しつつ慎重に伏せ止めました。
でも、「ソフトドネガル」のように骨太な糸の場合、あまり伏せ止めの引き加減に気を使わなくてもよかったようです。
ささやかなことですが、これは今回学んだことです。
手間はかかるけどゴム編み止めにする理由は、見た目も大事ですけどそれより、伸縮性を保ちながら先端がゆるまないよう綺麗に始末する調整がとても容易だからです。
リブの端が広がらないよう、かつきつくならないよう絶妙な案配で伏せ止めする方が、私にとってよほどハードル高いです。
でも、こうしたしっかり固めの極太糸だと、どう伏せ止めても、物理的にひらひらしようがないのですね^^;

フロントレースをトップダウンで編んだため、その部分が扇形になってしまったのですが、襟ぐりを始末したあとでも、やはりまだ微妙に曲がっています。
ここは水通しでしっかり整えるつもり。
サイズ感はばっちりで、襟あき、袖ぐり、身幅、身丈とも試着した感じ私の思う通りです^^

この後はちっとも楽しくない袖の輪編み苦行。
今回もマジックループでいきます。
いやなことはとっとと済ませたいけど…袖編みってなぜか終わらないのよね…。
残りはあと4玉半くらい。袖1本を2玉で編めれば余裕だけど、どうでしょうか。
指定量はサイズSで880mとかそこらで、私が用意したのは900m。
超ギリギリなの。
今のところXSとSの間をいってるから計算上は大丈夫なはずだけど、買い足しは避けたい〜!

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意外と貴重…?「色見本」ならぬ「糸見本」帳を発掘

先日、思いついて毛糸棚の中身を整理していたのですが、奥の方の隙き間にオレンジ色の封筒が挟まっていました。
「何だろ?」と思って中身を確認したら、以前「Eat.Sleep.Knit」さんで買い物をしたときに、一緒に送られてきたノベルティでした。
このショップで買い物をしたことがある方なら心当たりがあると思いますが、あれこれと付録をつけてくれるのですよね。
毛糸用の洗剤、缶バッヂ、Lottoスクラッチカード、無料パターン2種、ボールペン、目数リングなどなど。
記憶を辿ると、私はこの付録の中からインチ表示のついたにゃんこメジャーだけ取り出して、あとはたいして興味も持たず、棚にしまいこんでしまったようです。
ショップカードには「Yarnathon 2012」とあるから、3年近くすっかり忘れてました。

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にゃんこメジャーは私の編み物必須用具のひとつ。
で、この、「色見本」ならぬ「糸見本」帳。
当時これっぽちも興味を持たなかったんでしょう、今回初めて見た気がするくらいだもの。
2012年というと、私は海外糸デビューしたばかり。とにかく頭の中はMadelinetoshでいっぱい、Madelinetoshしか興味なくて、その美しい色合いにすっかり魂を抜かれてしまい、あちこちの通販サイトで欲しい色を注文してはコレクションしていました。
今の私はもう少し海外糸の知識もあり、興味も広がり、欲しいと思う糸メーカーもずいぶん増えました。
だもので、この糸見本帳を再発見したときは、「おおおおお」と目を見張りました。

以下、拡大画像を羅列してみます。

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「Bulky」「Aran」「Worsted」枠、左半分。
触ってみたいな〜と思う糸メーカーの糸が並んでいて、ありがたいです。
一番上の「Blue Sky Alpacas Bulky」と「Malabrigo Rasta」のぼってり具合が半端ないです!
10mm針で、ゲージ8目10段とか?
こんな太い糸で一体何を編むんだろう、真剣に謎です。
身につけるものは何も思いつきません。かぎ針でラグマットなんかいいかもね。

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「Bulky」「Aran」「Worsted」枠、右半分。
「Malargigo Twist」がまさにツイストしています。ツイストしすぎだろってくらい。
「ShibuiKnits Merino Alpaca」はメリノ&アルパカのはずなのに綿糸みたいにさらっとして固くて、素っ気ない手触りが意外。

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「DK」「Sport」「Fingering&Lace」枠、右半分。
太さの規格は同じでも、メーカーによってやっぱりばらつきはあるのですね。

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同左半分。
「ShibuiKnits Silk Cloud」が、ミシン糸みたいに細くてびっくり。

3年前ですからもう廃盤になった糸もありそうですけど^^;
嬉しい発掘だったので、記事にしてみました。
ここに収められた糸はごく一部の糸メーカーですけど、太さや手触りの比較ができますし、何より見てるだけで楽しいです。
撚りが強くてむっちむち、艶のある糸が目立ちます。Madelinetoshは本当その典型。
国産糸でこういう系統の糸ってないですよね。おもしろいなぁ。

そうそう、Lottoカード、今頃になっておもむろにスクラッチしてみました。
「5ドル」のショップクレジットが当たってました。
交換期限も書かれてないし多分今でも有効だと思うけど、またそのうち「ESK」さんでお買い物するときに、覚えてたらね(笑)

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【経過】ソフトドネガルで編む「Mailin」その2:袖分け完了

Isabel Kramerさんの大人気パターン「Mailin」の経過レポです。
順調に袖分けを済ませて、いまは前後身頃を輪に編んでいます。

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柔らかな色合いがとっても気に入っています。
ツィードのかなりがっしりした冬糸なのですが、色合いだけでみたらもう完全に春です(笑)
この淡い水色は春の小川のせせらぎに、この緑はそこかしこから萌え出る若芽、ピンク色のチョウチョ(←いねえよ)が飛んで、この白い部分はタンポポの綿毛…(←放置推奨

ゲージオフなので、目数を減らしてCOしたことは前回更新で書きましたが、段数も、XSのパターン通りだとどうも足りない感じで、袖ぐりに少しゆとりをもたせるために、増やしました。
ラグラン線の後半は段数と増し目をトルソーに合わせながら自分好みに調整してしまったので、形が少し指定と違ってきていると思いますが、脇の部分だから見た目に影響はなさそうです。
袖を分けたあと、試着して大丈夫なことを確認。安心して身頃にとりかかりました。
トップダウンはこういうところが融通がきいて助かります。

このあとはひたすら指定丈まで編み進めるのみです。
身幅はいま44cmくらいです。
私の場合、身幅45cmが最も快適に着れるサイズなので、水通しですこし身幅を出そうと思います。
「身幅45cm」は、着るものばっかり編んできた中で確定したゴールデンルールなのです(笑)
身幅をたっぷりとるデザインでない限り、常に「身幅45cm」を目指せば間違いないので、簡単です。

余談ですが、海外パターンのサイズって、身幅45cmがないんですよね。
少なくとも今まで編んだパターンにはありません。たまたまかしら。
いつもたいていXSが43cm、Sが46〜47cmって感じ。なぜそこの真ん中がないの!
ささいなことですが不思議。

swatch

「ソフトドネガル」はBT「シェルター」と見た目が似ている件ですが、スワッチを比べてみました。
ほんとそっくりで、同じ糸の色違いに見えます。
ただ、こうしてスワッチを改めて触ってみると、「シェルター」のほうが断然柔らかいです。
糸の密度が、「シェルター」のほうがすかすかというか、ふわふわしてます。
見た目だけで判断して十分代用糸になるかと思いきや、完成作品の雰囲気は結構変わるのでは?と予想。

swatch2

糸の太さもほぼ同じくらいに見えますが、一番太いところを取り上げると「ソフトドネガル」のほうがやはり太いです。
前回更新で、「ソフトドネガル」が「シェルター」より編みやすい、と書いたことは、撤回です。orz
どっちも編みづらいです^^;
水通しでしっかりめに洗ったら獣脂が落ちて化ける糸じゃないかと期待しつつ、固めでボソボソした糸を、力技でゴリゴリ編んでます。

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【着画】スターメツィードで編むロングプル「Boden」

Amy Millerさんデザインのロング丈プル「Boden」、水通しをして、干すこと3日間。
金曜日ようやく乾きましたので、今日はさっそく着画を撮りました^^

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全体のシルエットはこんな感じです。袖丈も身丈も概ね指定通りです。
スワッチの水通しで、サイズ変化が全くない糸だということはわかっていたので、指定サイズになるように編み、洗ったあとはそのまま平置きして乾かしました。

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とりあえずめっちゃ着やすいです。
この丈の長さとカウルネックのボリュームでも、重さを感じません。
ちくちくも全然ないし、この糸素晴らしい〜!

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首は完全にかくれますし、ヒップまでしっかり覆うので、あったかいです。

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30cmも筒長があるカウルネックですが、パターン指示では同一の針で最後まで編むんですけど、なんとなく思いつきで針の号数を先端に向けて徐々に上げて編みました。
大体3分割して、襟元は8号、中間は9号、一番外側にくる部分は10号に。
ここはしっかりめに伸ばして乾かしたら、ゆったり感が出て、思い描いたカウルネックになりました。
いま編んでいる「Mailin」も、カウルネックバージョンがあるのですが、最後イザベルさんの注意書きに「編んだだけだと細くて長いから、しっかり横に伸ばしてブロッキングして、リラックスさせてね」とあります。
なるほどそうやって仕上げるものなのか、と理解しました。
(Amyさんのパターンだとそこまで丁寧にガイドされてないので)

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こーんなにあります(笑)
シンプルだけど細部がちょっと凝っていて、Amyさんらしさ満載のデザイン。
お気に入りの1枚になりました。
太い糸であっという間に編めてしまうのもいいですね!(袖は面倒くさいけどそこはどのセーターも同じだから…)
早速明日から会社に着ていこうと思います♪

使用糸:リッチモア スターメツィード
色:225番(グレー、ベージュ、オフホワイトの杢に、青・オリーブグリーン・レンガ色のネップ)
使用量:11玉弱
使用針:匠 9号(本体)7号(リブ)8・9・10号(カウルネック)
サイズ:XSとSの間(胸囲90cm)
Raverlyプロジェクトページ

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