雄鶏社から2007年に発刊された「冬のおでかけニット」から、三國万里子さんデザインの「パネル柄のマフラー」を自分仕様に編むプロジェクト。
表のパネル側は終わったので、本来ならそこで完了なのですが、頭の中にイメージされた巻きものをどうしても実現させたくて、手探りで進めています。
もふもふした、肩をすっかり覆って顔をうずめてぬくぬくできるような、寒風吹きすさぶ中でも、巻いていて「はああったかい」としみじみ幸せになるような、そんな巻きものが欲しい。それには一重のマフラーではボリュームがたりなすぎるのです。
ああでもない、こうでもない、と思いつくままに毛糸を取り寄せたりravelryパターンを漁ったり…結局、在庫糸のオリムパス「ランドネ」を使うことでなんとなく方向性が固まりつつあります。
現状はこんな感じです。
どうでしょうかどうでしょうか…?
個人的にはすごく可愛いと思えて、編む手が止まらなくなってしまいます。
(夫に「どうどうどう?」って見せたら、「お、綺麗じゃん」と言ってくれました^^;)
同時に2玉使い、ひとつは地糸、ひとつは配色糸にして、水玉模様に編んでいます。
裏側はとくにゲージも取らず、完全に行き当たりばったりで進めています。
幅はパネル側から同じ目数を拾ってスタートしましたが、どうやらゲージが全然違うようで、横にはみ出します。
表から裏側が見えてしまいますが、それはそれで可愛いと思うので良しとします。
横の部分、どうやってはぎあわせようか思案中。
ゴロゴロするのはいやだし、縦は完璧に合わせたいし(どっちかが寄ったりするのはぜひ避けたい)。
表の端目を半目拾って、適宜段を飛ばしつつ、目立たないようにまつり縫いかな。
模様はまた、風工房さんの本から選びました。
裏表紙にも使われている「引き上げ編み」を使った水玉模様です。
これもずーっっと編んでみたかった模様なんですよね。
編み込みじゃないのに、編み込みしてるような模様ができてくるので、編んでてすごく楽しいです。
バスケット編みと同じで、こちらも、段染め糸に威力を発揮する編み方ですね。
在庫の「ランドネ」は全部玉巻き器で巻きました。
こうすると、色の変遷が見えるので、合わせる玉を選びやすいです^^
編んでみてわかりましたが、それほどロングピッチのグラデーションじゃないです。
20cm幅で編むと、だいたい5〜7cmくらいで色が変わっていきます。
着るものを編んだらストライプの幅が私的にちょっと狭くなりすぎるかも?
ふかふかしていて、半分アクリルですがきしみも感じず、編みやすいです。
*******以下おまけ*******
都内紅葉巡りですが、今日は立川の昭和記念公園に恒例のサイクリング。
多種多様な木々がそれぞれに紅葉(あるいは黄葉)していて、ありとあらゆる色彩の洪水でした。
色彩に溺れかけました。素晴らしかった!!
だけど私の心に一番響くのは、こんな景色。
鮮やかな紅葉も、鮮やかな夕焼けも大好きだけど、良くみないと色がたくさん潜んでいるのがわからないような景色が一番好き。
こういう色の記憶を頭の中に蓄積させて、自分の作るもの(編み物に限らず)に反映させていけたらいいな、と思います。