【Mad May】Tosh Merino Lightで編む「Aureed」その3:身頃完成

先週から引き続き、「Mad May 2015」参加作品「Aureed」を鋭意制作中です。
鋭意制作中過ぎて、ブログの方を鋭意ほったらかし中でもあります(汗汗
昨日前後身頃が完成し、ひと区切りつきました。
指定糸のTosh Merino Light、色は「Fallen Cloud」で編んでいます。

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前からみた感じ。
前立てもすでに完了してるのですが、とりあえずその前の状態の画像です。
きちんとブロッキングしないと、ドレープ感もへったくれもないですね^^;
袖周りと襟ぐり以外のサイズ感を殆ど気にしないで編んでしまってるのですが、もしかしたら指定よりサイズ小さめなのかもしれません。よくわかりません^^;
前後差はWrap&Turnで形成するパターンです。

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そして、期待の後ろ姿!(笑)
これもレースパネル部分をブロッキングしないときちんとドレープが出ないのですが、今の時点でもとっても気に入ってます。
レース模様というより、3目1度と掛け目で細かいメッシュを編んでいるだけなのですが、そのシンプルさがいい。
とても繊細な透け感で、メリヤス編み地とのコントラストもとても好きです。

今回取り寄せた糸の、色調差が想像以上に激しくて、なんだか本気でストライプのカーディガンを編んでる気分。
ウエストからちょっと下あたりに、暗めの色が連続してしまっている数段があるの、気がつくでしょうか。
ここ、裾の前後差が始まる段で、それまで端っこで交互編みしていたのが、引き返し編みが発生するためできなくなってしまって、いったん交互編みを諦めたのです。
で、暗めの糸玉の方だけ使って編み始めたのですが、数段進めてみたら、もう明らかにおかしい。
不自然すぎる編み地になってきてしまったので、慌てて交差する箇所をレースパネルとメリヤス編みの境目の部分に変更して、交互編みを再開させました。
色むらができてしまったのは残念だけど、解く気力もないし、解くほどおかしいとも思えなかったので、続行しました。

これからの希望的制作スケジュール。
・今週末と来週末でどうにか両袖の目処をつける
・遅くとも27日(水)までに水通しとブロッキング完了
・31日(日)までに完成画像を撮って、FOスレッドにめでたく(超ギリギリ)投稿!

さっさと終らせて余生を楽しむ、なんてやっぱりとても無理でしたヨ!

さて、Raverlyの会員になってからかれこれ2年余ですが、これまで私は一度も掲示板に投稿したことがなくて。
そもそも自分のプロジェクトをアップしたり、フレンド登録をし合ったり、誰かのプロジェクトにコメントをしたりされたりなんて本格的にソーシャルな使い方を始めたの自体、去年の夏頃からという、幽霊会員時代が長くて。
今回「MadMay」に参加するにあたってわりと必要に迫られて掲示板に投稿するようになりましたが、やってみれば楽しいです。
私が参加している「セーターなんでも部門」の掲示板、Moderatorの方もいるんだかいないんだか、相当緩い流れですが、ただ読んでいるだけでも、他の参加者の経過作品を観て、Toshのいろんな色やベースが拝めるのが素敵すぎる。
気に入ったのがあれば「Love」だの「Agree」だのぽちっと押してみたり。

で、昨日、その掲示板でびっくりするような耳寄りテクニックを知ったので、シェアしちゃう!
ビーズを編み込むように、「ボタンを編み込む」というテクニック。
まさに「その発想はなかった!!」という気分。
ビーズ作業用の柔らかい針金で出来た針がありますよね(私もハンドメイドアクセかじり中なので持ってます)。
それを使うそうです。
私はまだビーズ編み込みしたことないし、絵的にどういうことなのかうまく想像できないのですが、要はビーズ編み込みと同じ要領のようです。
重くて大きいボタンにはたぶん使えないし、強度の点で不安は残るけど、例えば私がこれまで編んだ中だと「Laar」の前立てに使ったちっさいボタン。あれなんてまさにこの編み込む方法使えたはず。
「正確な位置にボタンをつけることが可能で、糸始末も不要」というメリット。
十分検討の余地あり!
今後試すチャンスがきっとあるので、その際はぜひこちらでレポしたいと思います^^

では、憂鬱な袖編みに戻ります!

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【Mad May】Tosh Merino Lightで編む「Aureed」その2:身頃進行中

「Mad May 2015」参加中です!
編んでいるものはバックシャン(おそらく死語)なカーディガン「Aureed」。
Tosh Merino Light、色は「Fallen Cloud」で編んでいます。

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袖分けが済んで、いまはひたすら前後身頃を編み下ろしています。
大変なメリヤス砂漠ですが、真ん中に小さなオアシスのようにレースパネルが存在しているので、飽きることなく編めています。
「Fallen Cloud」の色の変化も思ったより激しいので、それにも助かっています。
画像だと、交互編みしているそれぞれの糸玉の色が2段ごとにシャドウストライプを形成しているのがわかっちゃうけど、客観的に良いのか悪いのかわかりませんが、私自身はこの編み地、とても気に入っています。

今のところ難しいところもなく、順調に進んでいますが、アームホールが少し広過ぎかな??という気も…。
筒周り、大体29cmといったところ。
カーディガンだからフィットするのは逆に困るし、試着した感じおかしくはないのだけど、目につく緩みが。
袖を編むときに、減目を少し調整するかもしれません。
試着しながら編めるトップダウンはスバラシイ。
(ボトムアップとじはぎ型星人の私もこのメリットは心底認めざるを得ません)

「これしかない!」という感じでまっしぐらに選んでしまったパターンですが、ドレープたっぷりのロングカーディガン。
中細糸だし、編む面積が多いので、本当に月末までに終るの??とやや不安になっています。
早めに終らせて、あとは余生を過ごしながら他の参加者の作品を「ほほう、これは美しい」なんていいながら余裕たっぷりに楽しむつもりなのに(←どんだけ楽観的)
どうにかしてこの余生計画を実現させるべく(←無理だから)せっせと編もうと思います。

**********

昨日から「Atelier Knits」さんで「French Cancan」日本語版のパターンが発売されています。
可愛いショールが楽しく編めて、編みつけるエジングの方法も経験できます。
ぜひ挑戦してみてください^^

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【完成・着画】「French Cancan」日本語版、テストニット終了!

Atelier Knitsさんより近日リリースされる三日月型のショール「French Cancan」日本語版。
英語版は大変人気のあるパターンですし、編んでみたい日本人ニッターさんも多くいらっしゃるのではと思います。
今回私はそのテストニットをさせていただきました。

英語版のパターンはこちら。
French Cancan designed by Mademoiselle C

ショールといえば細く繊細な糸で編むレーシーなものを普通は思い浮かべると思いますが、Raverlyには今回の「French Cancan」のように、セーターに使う太さの糸で編むショールパターンがいくつもあります。
(「French Cancan」もそうだったとは、私も今回のお話をいただくまで気づいていなかったです^^;)
そんな太い糸で編むショールなんて、重くない?ドレープは綺麗に出るの?もっさくならない?という先入観を持っていたのですが、糸とデザインでそのあたりはどうとでもカバーできるものなのですね。
太い糸で編むと、アクセサリーではなく本格的な防寒着として使えるし、何よりあっという間に編み上がります。
今回、私はもっさり感を回避したく、太糸でもエレガントなショールを目指したく、素朴な質感の糸ではなく、艶があり色合いの洗練されたMadelinetosh DKを選びました。

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ショールはエレガントを目指しましたが、上半身はカジュアルなカットソーですみません^^;
お気に入りの、ネストローブのリネンスカートと合わせてみました。
(四角アランにも合わせましたがリネンだけど冬物なんですこのスカート)
しかし、「Opaline」の色、やっぱり正確に写せません。
紫がかっているのですが、実物はここまで赤みはないです。
ちなみにちらっと覗くネックレスはハンドメイド第3弾です。
ポテト型淡水パールとシルクコードで作りました。

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ブロッキング後のサイズは、大体ですが、横170cm、縦37cmになりました。
パターン指定サイズは140cm×30cmなので、元々小さめショール(ショーレット)なのですね。
私は本体のガーター編み部分をローゲージ気味に(針を指定より1号アップ)編んで、ブロッキングで出来る限り広げました。ショールを編むのは「Henslowe」に続いて2枚目なのですが、サイズ感が全くわかっていなかった「Henslowe」の時の反省点をふまえて、最低でも横幅150cm以上は確保しようと思っていたのです。
Tosh DKは伸びの良い糸ですから、並太でもショールを編むのに向いてると思います。

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ドレープも綺麗に出ましたし、仕上がりには満足しています^^
日本語版パターンについてですが、私が編んだ限りエラーはありませんでした。
書いてある通りに編んで、完成したのが上記のショールです。
とても丁寧に説明されていて、写真による解説もあり、ポイントやTipsも充実したパターンです。
ケーブルレース模様は、文章とチャート両方が掲載されていて、迷うことなく編めると思います。
(模様自体とても簡単なので、縁編み前半ですっかり覚えてしまうと思います)

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おまけ(笑)
冬の通勤コートにさっと羽織ってみました。色が〜!!!ピンクに見えます^^;
ピンクじゃないんですけど、まあピンクっぽいグレーだと思ってください。
ピンクとモスグリーンといえばもう何十回も言ってるような気がする私の一番好きな配色。
玉虫色だから、どんな色にも見えるということで…。
今年の冬は毎日のようにこの組み合わせで、通勤していることでしょう。
マーガレット・ハウエルの、もうずいぶん着てる古風なコートだけど、こういうのが一番好きなんです^^

使用糸:Madelinetosh Tosh DK
色:Opaline(玉虫色、彩度低めのいろんな色が混ざるグレー基調)
使用量:2カセ弱(糸の残量、1m30cm。超ギリギリ編み切った!)
使用針:JP 9号(本体)8号(縁まわり)
Raverlyプロジェクトページ

並太2カセであっという間に編める可愛いショールです。
日本語版が発売されたら、文章パターンに不慣れな方でも大丈夫ですので、ぜひ挑戦してみてください。

n’amiさん、このたびの機会をありがとうございました。
また何か、ご縁がありますことを楽しみにしています。

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【Mad May】Tosh Merino Lightで編む「Aureed」その1:キャストオン

テストニット「French Cancan」は一昨日の晩無事編み終わり、ただいまブロッキング中。
それもここ数日の初夏のような陽気で、もう殆ど乾いています。
予告通り、連休中に完成報告ができそうです^^

さて、手が空きましたので、数日遅れとなりましたが、「Mad May」プロジェクトをスタートさせました♪
編むものは、レーシーな後ろ姿がとっても素敵な「Aureed」。
先月スワッチまでは進めてありました(記事はこちら)。

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いつものラグラン線の展開部。
今年編むものは「Robin」を除けばトップダウンばかりに^^;
玉巻きしたらカセではたしかにあったはずのベージュの部分がどっかいっちゃって、嘆いていたのですが、編み始めたら出てくる出てくる、水色/グレー/ベージュの部分がちょうど良い配分の編み地です。
とても綺麗なカーディガンになりそうで、楽しみです。

JP 6号では緩くなったので、本番はUS 5号(3.75m)でとりかかりましたが、2カ所で測って今のところ24.5目33段。
指定ゲージ(24目33段)より僅かにきつめですが、水通しで伸びる糸であることを思えば、大体こんなものかな?と。
ただし、手がきつくならないよう気をつけて編むつもりです。

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そして、カセの状態では全く同一の染め具合に見えた糸。
これも玉巻きして判明しましたが明らかに明度の差があるのです…。
ひとつは濃く、ひとつはかなり薄く、ひとつはその中間くらい。
画像ではよくわからないレベルですが(手前がその薄い玉)、私の目には明らかorz
ここで色調を無視してカセごとに編み切っていたら、バイカラーのカーディガンが完成しました〜!というオチが待っていそうなので、今回も2カセ交互編みをすることにしました。
何しろ「Aureed」、編む面積が多いしシンプルなメリヤス編みメインだから色調の変化はかなり目立つと思うの。
(それは誰も気にしないレベルかもしれないけど、私が気になるから仕方ない)
万全を期して、安全策を取ります。

季節はこれから夏。空の青さは一段と濃くなるばかりですが、「Fallen Cloud」が彷彿させるのは冬空。
編む季節を間違えた、とかなり感じますが(笑)繊細で美しい色の移ろいを楽しみながら、5月末の完成を目指してがんばります^^

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【経過】「French Cancan」日本語版:三つ編み中

Atelier Knitsさんよりテストニットのご依頼を受けた、三日月型ショール「French Cancan」の経過です。

英語版のパターンはこちら。

今回私は日本語版のみ参照して編んでいます。
とっても順調で、いまは縁の三つ編みをちくちくと編みつけています。

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あの「French Cancan」が、正しく自分の手で再現されていくのはとっても嬉しいことです^^
そうそう、この形!この三つ編み〜!ってにまにましながら編んでいます(笑)
編み方自体に難しいところはひとつもありません。
このショールで唯一気をつけないといけないところは、糸量のコントロールですね。
「French Cancan」は、編む方向が本体とエッジで変わるため、あればあるだけ編み切りできるデザインではありません。
パターンにもヒントが書かれていますので、ぜひ目を通して編むことをおすすめします。
最初から十分な糸量があればいいですが、ショールを編む場合、大抵はギリギリの糸量しか用意しないもの。
(ショールを編むために着分を崩すことは、基本しませんよね)

私の場合、本体にまるまる1カセ使い切った時点で、9号針で編んだため、本体の最終目数(○目以上、という指定があります)にわずかに足りず。
残りの1カセの重さが108gありました。
数多くのプロジェクトがありますが、その中で同じTosh DKを使用した作品(「yarn ideas」タブって素晴らしい!)のノートにざっと目を通し、大体糸の残量が90g程度あればエッジが編めることを把握。
余裕をみて、残量が95gになるまで本体を編みました。
最終目数を少し超えるくらいまで行けたので、そこから針を8号針に持ち替えて(もちろん!9号針のまま編んでいたら糸が足りなくなるでしょう)縁編みへ。

半分を超えたあたりで、糸の残量を測ったところ、50g。足ります!良かった!!
これからは安心して完成まで三つ編み作業を楽しむのみとなりました^^

cancan5

それにしても「Opaline」という色の再現には四苦八苦します。
グレーにも、紫にも、モスグリーンにも見えて、実はもっとカラフルで…。
2カセ目が黄みの強い色目で、本体を編んだカセの方は、青みがかったグレーとピンクが主張して好みの色合いだったのだけど、そこは仕方ありません。
トルソーが今着てるレースの半袖ブラウスは先日、気に入って購入したもの。
(ストック分を出してきてくれたのはいいんだけど、たたみ皺がついてしまってたからトルソーにかけて少しでも取ろうとしているところ…)
たまたま雰囲気ぴったりなんだけど、実際はこのコーディネイトで着ることはありません(笑)

明日から待望の5連休です!
連休中に、完成&着画レポができればと思います♪

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