【経過】raverlyから「Crew」その6:とじはぎ☆らぷそでぃ

「連休などなかった」私ですが、今日は午後から出社すればよく、お昼まで時間がありました。なので、水通しをしてひろげていた「Crew」のとじはぎに着手。しっかりと目の詰まった編み地だし、3日は乾かないかと思ってましたが、気温が上がると、乾きが早くていいですね!

サイズは、まだ着れる状態じゃないのでわかりませんが、水通ししたら思ったより伸びてしまい、あっちもこっちも縮め、どうにか指定サイズに合わせました。
「とじはぎ」型は、サイズ調整が難しいから、ブロッキングは真剣勝負です。猫ちゃんメジャー片手に2時間近くかかりました。

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水通しで編み地に少し変化がありました。
もやもやと、全体的に表面がうっすら起毛しました。たっぷりの水で泳がせたし、洗濯機での脱水はドライモードで10秒ほど。それだけで「縮絨」でもかかったかと一瞬おののきましたが、本当にわずかな変化で、試しにスワッチと本体の編み地を夫に見せて、違いがわかるか聞いてみたところ、しばらく眺めても全くわからないと。
しかし夫にはわからなくても私にはわかる。

「もしや…これは…なりを潜めていたカシミア成分が水通しで露呈してしまったに違いない。ぬかったなカシミアめ

カシミア糸は編んだことがなく(カシミア混糸はこれが初めて)わからないのだけど、こういう強撚でなめらかな糸(madelinetoshとか)は水通ししても表面的な変化はまったくない印象があるので、私の推理だとやはりカシミアが犯人か(←何も悪いことしてないぞ)

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脇下ご開陳!
前後身頃のボタンバンドと袖の3枚重ねになります。できる限り正確に、丁寧にとじ合わせました。
ボタンバンドは水通しで押さえたのですが、やはり乾くとちょっとくるんとなってしまいます。
ボタンをつける前に、スチームしようと思います。
脇は全開です。ボタン留めするので中が見えちゃうことはないけど、脇下10cmくらいはとじた方が脱着のときに気楽かも?思案中。

とりあえず、左側とじはぎが完了し右側にとりかかったところで時間切れ。今日はここまでで出社。

* * * * * * * *

やれ大変ですが。つらつら思うこと。
いまさら私ごときが書くまでもなく、「トップダウン」型は、試着しながら編める、編み始めるとすぐ形が見える、とじはぎが不要、着丈が自由自在、などの理由でニッターの方々に大人気だし、私も1つ編んでみてそのメリットは実感しています。
圧倒的に「トップダウン」型が好きっていう人の方が多そうです。
だって「とじはぎ」型は段取りが多いし、作業は面倒ですもの。
きっと、放置される率も「とじはぎ」型の圧勝。
「とじはぎ」型への苦手意識ってたぶん、かつては主流だった「袖山を返し縫いで身頃にとじつける」作業のハードルの高さが災いしてますよね。
あれ難しいです。私にも、縫い糸がちゃんと目を拾ってないから、着ているうちに袖山のとじ目から袖がほぐれてきた!という昔の大失敗談。思い出しても、笑うしかありません。
まっすぐなラグラン線ですら、襟ぐりからスタートして、1段ずつすくいとじをしているつもりでも、袖下に到達するころには、はて?何かしらこの残り幅の違い?最初からやり直しなんて憂き目は誰にでも経験ありそう。
(単純なミスもあるし、最初から前後でラグラン線の段数が違うパターンも)
増減のある目はいったいどこを拾ってとじるの?(未だに私は正解を知りません。なのでいつも端を2目たてます)
あらかじめ用意しておいたとじ糸が、足りなくなってしまったよう(引き抜きとじで、ありがち…思った以上に糸を使います)

まさにとじはぎ狂想曲(むしろ、哀歌?)。でも、やはり、昔ながらの「とじはぎ」型の方が、作っていて面白いんですよね。ひとつひとつのパーツを編む作業は地味なれど、とじはぎで初めて形になる。この「おお〜!着るものになった」達成感が爽快。「トップダウン」型だと、完成する頃にはすっかり見慣れて新鮮味が薄れてます…(私だけ?)とじはぎの出来映えが完成形を相当左右するから気を抜けないし、また全部終わらないと着れないから最後までどっきどきです。

ラベリーを巡回していると、「トップダウン」型をあえて「とじはぎ」型に変更して編んでいる奇特な方をまれに見かけます。「とじはぎ」があったほうが、フォームがしっかりするから、という理由で。なるほどなあと思います。

どっちがいいとか良し悪しではなく、「とじはぎ」があるというだけでそのパターンを諦めるなら、それはもったいない、と思うのです。
私は布切ってミシン踏んでた期間が長いので(人間様の服ではなく、ブライス服です:笑)「とじはぎ」型の方が馴染みがある、ということをさておいても、結構楽しいですよ。もちろん性格的な向き不向きは、あります。

果たして「Crew」の仕上がりはどうなるでしょうか。
次回更新は完成形(&撮れたら着画)になる予定です…ドキドキ。

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【経過】ravelryから「Crew」その5:パーツ完成

Plucky Knitterの「Primo Sport」で編むAmy Millerさんデザインのボーダープル、「Crew」。
右袖も完成して、これでパーツがすべて揃いました^^
着た感じとサイズ感を確かめたく、トルソーにピン打ちの刑。
かなり、思い通りかも!(嬉嬉嬉)
この首もとの空き具合がすごく好き。鎖骨が見えるボートネック。
襟ぐりはとじはぎが済んだら、ゴム編みを数段編んで整えます。

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脇の合わせ具合はこんな感じ。これも、イメージ通りに仕上がりそうで、ホッとしています。
着丈を自分好みに縮めた関係で、ボタン穴の間隔も、前後差も、調整が必要になりました。
ここを間違えるとこのプル自体が台無しになるくらいには重要なデザインポイントなので、慎重に計算して割り出ししました。

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そして、楽しみにしていたマリンボタン!!…なのですが。
お店が間違えて、黒蝶貝の方、送ってきてしまいました…。オー。マイ。ゴッド。
(私の注文履歴を確認すると、ちゃんと白いボタンを頼んでいるので、完全にお店側のミスです)
ボタン自体は、しっかり厚みもあり、質感もよくとても気に入ったのですが、やはり白を合わせたいです。
運悪く連休に入るタイミングだったので、交換も7日以降。
黒蝶貝の方も素敵だし、何かの機会に使えそうだから、交換はしないで、あらたに白を買い足すつもり。

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さて、これからパターンの指示通り、とじはぎの前にブロッキングをします。
いまのサイズ感だと、上半身と袖が結構タイトで、逆に脇下はいまのサイズのままで大丈夫そう。
胸が引き締まっていて、腹回りが豊かだから、結果オーライの予感(><) crew16

あまり糸がこれだけ。首まわりのゴム編み分を考えても、結構残りました。
買い足しして、また着るものを編みたい、と妄想しかけますが、もちろん現実は甘くない
この糸、まったくちくちくしないので、個人的にNGな「ニット小物」が作れそうです。
せっかくだから首周りのもの、糸量があるから「くしゅくしゅっとしたらスヌードにもなるケープ」なんかどうかのう。3色で編み込みして。
編み込みするならもう1色、差し色が欲しいきがします。うーーーーん。
やはりどうにかして買い足しの機会を狙っていきたい(笑)。
もちろん、編みやすく、良い糸でした。値段が高いから、高品質なのは当たり前なのですけど。
高いお金を出しても買ってよかったと思える糸でした。

世間はゴールデンウィークですけど、私は明日・明後日は休日出勤です(泣)。
先月は残業代だけで10まんえん越えましたヨ!働き過ぎや!
もうねえ、バリバリ稼いで、がんがん毛糸を買ったるわヽ(`Д´)ノ(やけぱち)
完成は来週末以降です。
もうすっかり暖かくて、季節は夏に向かってます。
次はレーシーなはおりものを編みます。毛糸で

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【経過】ravelryから「Crew」その4:マリンニット計画♪

Plucky KnitterのSweater Kitを購入し、目下ゴールデンウィーク中の完成を目指して編み進めているボーダープル、「Crew」。前身頃完成です!
休日前の晩は、つい夜更かしをしてしまいます。
編む手が止められないまま、昨晩は午前2時まで編んでしまいました。

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ボタンは置いてるだけです。全体像が何となくわかるように、先に編んでいた左袖も添えてみました。
パターンより、着丈を前後とも1インチ強、短くしています。パターン通りだと、どう考えても私の好みの丈より長いので。
パンツの方が合いそうですが、スカート派の私はぜひスカートとも合わせて着たいのです(笑)
ところで、このプルを編み始めてから、1インチ=約2.54cmって、完全に覚えてしまいました。
ちょっと前までは、計算が必要になるたびに、パソコンで「インチ」を検索していたのにね^^;
海外パターンを編み始めてから、1年余。やっとかい!と思う反面、まったく記憶するつもりがなくても頭に入ってしまうくらいには、「インチ」の世界に触れたのかな〜と。言語習得過程とちょっと似た感じ?

さて、前身頃ができたとなれば、次はボタン選び♪
このプルの最大のデザインポイントですから、適当には決めたくありません。
パターンの指定では、ボタンサイズは「5/8インチ」を10個。8分の5インチ。

8分の5インチって、どんなサイズじゃいヽ(`Д´)ノ

major暗算で大抵の計算は2秒くらいでいける夫も、これには苦戦。
10秒後には「1.5cmと1.6cmの間」くらいの回答は得られました(笑)
私は編み物のメジャーは、以前「E.S.K」さんでおまけにいただいた猫ちゃんのやつを使っているのですが、これは表に「センチ」、裏に「インチ」が印刷されているので(いや、かの国では、表が「インチ」だと訂正したい)重宝しています。
この「インチ」の部分、よくみると8分割されているんです。「センチ」は10分割ですが。だから「インチ」の世界では「8分の〜」は普通なんでしょうね(Meekさん、そうですよね?)単位っておもしろいです。

日本規格だとボタンは「15mm」のつぎは「18mm」なので、「18mm」を使用します。なぜなら、2目で苦労してつくったボタン穴が、「15mm」にはデカイのです^^;

手持ちのボタンの中から、黒蝶貝と高瀬貝の18mmをあわせてみました。

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黒は、暗過ぎて、目立ちません。地味過ぎNGです。

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白は、デザインポイントの役割を十分担っています!こっちの方がずっと可愛い。夫もこっちがいいと即答。
そうして、ほかに何かいいの持ってないか、ボタンを物色していたときに、「ぽんっ」と、まさに電球が点いたみたいに思いついたのです。

そうだ、マリンニットにしよう!

ずっと、深海の、海の色だと思って編んでいたのだし、どうみてもこれはマリンです。この色合いの雰囲気はマリン。
冬のマリンニット。わあ!すてき〜!(><)(←ひとりで妄想して盛り上がる) 昨晩会社帰り、新宿のユザワヤに早速錨ボタンを調達しに行ったのですが、黒蝶貝の錨ボタンはあれど、白がありませんorz 楽天で早速注文してしまいました。

はたして似合うでしょうか?貝ボタンは、色味のばらつきがあるし。届くまでドキドキです。
でも、きっとぴったりだろうと期待しています♪

残るは右袖。これはもうすんなり編めてしまうでしょう。
この糸を編み終えてしまうのが、名残惜しいです。しくしく。
次もまた、買いたいなぁ…(遠い目

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【経過】ravelryから「Crew」その3:到着

黙々と泳ぎ、無事、大海原を渡りきりました!(=メリヤス砂漠を越えて、後身頃が完成しました!の意)
メリヤス砂漠苦手なんですけれども、数段ごとの両脇の操作と、何より表情豊かな編み地のおかげで、一瞬たりとも飽きずに編めました。

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前回更新で、「糸ギリギリかも??」と書きましたが、アームホールの伏せ目から、ラグラン線の容赦ない減目のおかげで、1/3カセほど余りました。ゆったり身幅に見えて、実はコンパクトで袖ぐりも細めのプルです。
前後脇を重ねてボタンで留める仕様なので、伏せ目の目数が多いです。

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Narragansett、到着。(←言わせてください)

いよいよ、前身頃に取りかかりました。「Narragansett Grey」と「Wintry Mix」のボーダーです。この2色が編みたくて編みたくて!画像だと、そのかそけき色の揺らぎがあまり伝わらないのですが、実物はもう本当に素敵な色合いで、編む手が止まりません。止められません。
平和だった後身頃と違い、やることも多くて結構慌ただしいです。町だからでしょうか?
両脇のボタンバンドに加え、配色の入れ替えがあり、数段おきに増し目と、ボタンホールを作る必要があります。
配色と、増し目と、ボタンホール作りの作業が全部違う段で入るので、気を抜けないです。

目新しかったのは、リブ編みのとき、「色が変わる段はすべて表目で編んでね」という指示があったこと。
なるほど〜!って感じ。そうすると、裏目が出てこないから色の切り替え線がびしっときれいに決まるわけです。
一目ゴム編みに突然表目だけの段が混入して、おかしくならないかと少々不安でしたが、目立ちません。
起伏がない分、その段だけわずかに凹んでしまっているけれど、伸ばすとわからないです。着たら平気そう。

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プロジェクトを見ていると、「どうせ外して着ることはないから、ボタンホールは一番下だけ作って、あとは省略しました」という人も。たしかに、外すことはないし、手間かかるし、いっそ私も作るのやめようかという考えがよぎりました。
でも、重ねてボタンを縫い付けてしまうと、なんだか不自然に見えるかもしれない(整いすぎて)。
ボタンが下から覗いているべきところを、上に乗っかってるだけ、に見えちゃうかもじゃない?
それにボタンを留めることによって必然的に生じる、編み地の歪みや、つれ感があったほうが可愛い気がしたのです。
なので私は指定通り作っています。これでも一生懸命丁寧にあけてるんですけど、下手だなぁ。
(でも、ボタンの下に隠れますから!)

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後身頃とあわせてみると、だいたいこんな感じ。とても気に入っています。
前より後ろの着丈が長いデザインです。
完成するのは、ゴールデンウィークでしょうか。5月。肌寒い日はまだあるかしら。
夏でも朝晩は涼しい、1年中湿度の低い、毛糸日和が続く国がうらやましい。

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【経過】ravelryから「Crew」その2

Plucky Knitterの「Primo Sport」で編むAmy Millerさんデザインのボーダープル、「Crew」。
左袖のあとは、後身頃にとりかかっています。
ちょうどひとカセ編めたところ。

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たっぷりした身幅になっていて、後身頃の一部は前身頃も兼ねているデザイン。この前後の身幅の差で、前からみたときに脇のボタンバンドが見える仕掛けになっています。そこがとっても素敵♪

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基本的にはメリヤス砂漠なれど(いえ、これは砂漠ではなく、海だと思い込んでいる)両脇で減目+ボタンバンドのちょっとした操作があるので、飽きずに泳いでいます。いえ、編めています。

crew5

あ!ペンギンが!(海だからね
ベースカラー「Hats off」はあと残り3カセとちょっと。右袖に1カセ弱使うので、後身頃はあと2カセはまるまる使えることになります。
このあとも減目は続くので、もしかしたら1カセで足りるのかもしれませんが、もし購入時「胸囲36インチセット」を選んでいたら、ベースカラーは4カセしか届きません。この感じだとかなりきわどいです。少なくとも、スワッチを編む余裕はなさそう。
受注で染めてもらう糸だから、買い足しがそうそう簡単にできるとも思えないし、念のためワンサイズ上の、ベースカラーが5カセくるセットを注文しておいて本当に良かったです(><) penguin

おまけ(笑)
私のペンギン愛は激しいものがありますが、この冬葛西臨海公園に遊びにいったときの、ペンギンの赤ちゃん。
もっふもふや!!もっふもふ!!親よりでけえ(激萌え
かなり可愛いすぎました。
しかしペンギンは陸上ではのてのてと歩いてどんくさいですけど、水中では別の何かに変身しますね。
ビューーーーン!と超スピードで泳ぎます。「おお〜!ペンギン、やればできる!」と見直しました。
 
 
…ええと、とりあえず、「順調に進んでいます」という経過報告をしたかった投稿でした。

※「ぽれぽれ動物」。夫がこのシリーズが大好きで、コレクションがあります。ペンペンの嘴が折れちゃってるのは、夫が毎日置き場所を変えて遊ぶせいで、何度か落としてしまったからです。気の毒に…

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【経過】ravelryから「Crew」その1

麗しく編みやすい糸に後押しされて、「Crew」は平日の限られた編み時間ながら、さくさくと進んでいます。
お楽しみの前身頃ボーダーは取っておいて、ベースカラーの袖と後身頃から済ませてしまおうと考えています。
まず左袖完了。

crew1

「はあ麗しい…これって海の色よね」(夫に見せる)
「(しばし編み地を眺め)あー。甲虫にこういう色のいるよね」
「……」

夫は甲虫が大好きなので、これは褒めているのです。きっと。
七変化する甲虫の色合いは、まったくもって美しいよね。うん。
甲虫…マッシヴの「Mezzanine」は私的無人島アルバム10選に間違いなく入ります!
いま聴きながらこのブログを書いています。冷たすぎて熱いのです…
うわーーん(泣)蘇る2003年夏のフジロックフェスティバル!マッシヴ神だった…

mezzanine

でもロードアイランドの海の色だと思うことにします。

crew2

強撚の糸を編むとかならずこうなってしまうんですが、右利きで、編み目に通した糸は右上に引っ張られるため、メリヤス編み目が全部右肩上がりになってしまいます。でも、全部の目が右肩上がりに揃っているので、良しとします…orz

同じもの編むの楽しくないから、次は後身頃にしようかな。前と後ろで身幅が全然違うデザインなんです。
後ろ身頃、でかいよ〜!大海原だよ〜ヽ(`Д´)ノ
溺れて途中でジ・エンドにならないようにがんばります。
糸が麗しいからきっと大丈夫、Narraなんとか(←覚えられない)っていう港町にたどり着けます。

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Plucky Knitterから毛糸が届きました

発送は「4月10日の週」とPluckyのブログには書かれていたので、日本到着は今月下旬かな〜なんてのんびり待っているつもりだったのですが、4月1日に届きました^^;これは想定外。
Amy Millerさんの「Crew」を編む糸(Primo Sport)が3色必要量セットされたキットです。

プロジェクト画像をみると、みなさん続々とCOされていますね。
(すでに完成しちゃっている人も!)
ふふふ。他の人がどんな色の組み合わせを購入したのか、チェックするのが楽しいです。
私は、モノトーンの次に地味だと思われる「By the Rules」にしたのです。
画像では素敵でしたが、実物ははたして?
発送元も「Sarah Dumond」さん個人名で届いたパッケージをドキドキしながら開封。
わあ、うっとりです。

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こちらが「Crew」のデザインポイントとなる前身頃のボーダー配色カラー。向かって左が「Wintry Mix」。右が「Narragansett Grey」。
「Wintry Mix」は暖かみのないアイボリーに紫がかった淡いグレーがわずかにまじりあった、このうえなく私好みの色合い。
「Narragansett Grey」は同じくひんやりしたペールグリーンに、やはり紫がかった淡いグレーが紛れています。
「Narragansett」って何だろうと調べてみたら、地名でした。ロードアイランド州にある港町のようです。この2色は、さしずめ、どんより曇った寒い冬の日の、寂れた港町の海と砂浜に打ち付ける波の色でしょうか?妄想が止まりません(><) 糸の質感としては、比較対象が同じ手染め糸のMadelinetosh Sportしかわからないのですが、光沢があり、強撚でもっちもちのむっちむちな感じがとても良く似ています。若干こちらの方が細いです。 色のミックス感は弱いです。Toshの糸も、編んでいてボーダーが発生するほどの段染めではないですが、あちらを「メランジカラー」とするなら、Pluckyは色の揺らぎがずっとおとなしく、単色と同じ感覚で編めそうです。 plucky4

ベースカラーの「Hats Off」。「脱帽」って意味かしら?であれば、素敵すぎる色に脱帽です(笑)。
画像では緑を感じましたが、実物は濃いデニムとか、藍染めそのものな感じ。パラスパレスの夏物で、これとまったく同じ色味のスカートを持っているなあ私。
同系色の濃淡でまとめていて、カセごとの色の違いは、見たところありません。
手染めでも、Pluckyの糸であれば「2カセ交互編み」をしなくて済みそうです。

plucky5

いそいそと巻いて、スワッチを編んでみました。
ここで、選ぶサイズと、ゲージでものすごく悩んでしまっているのです。
指定号数はUS 5号。つまり3.75mm。
たいていのUS号数には、かなり近い太さの日本の号数があるのですが、「US 5号」は、近い太さの針がありません…。

US 3号:3.25mm(→日本4号:3.3mmで代用可能)
US 4号:3.5mm(→日本5号:3.6mmで代用)
US 5号:3.75mm(→日本6号:3.9mmでは太く、5号3.6mmでは細い)

そして、「Crew」に用意されているパターンサイズで自分向きなのが、胸囲「36.25インチ(=約92cm)」か「38.5インチ(=約98cm)」です。

その真ん中が欲しいぞコラ。

このプルは、何が何でもジャストサイズで着たい。ゆるめでラフに着るデザインではなく、かといってぴちぴちニットは私着ません。
で、スワッチがまたなんともな結果に。
指定ゲージ:US 5号(3.75mm)で25目32段。これを日本5号(3.6mm)で編んだところ24目32段となりました。細めの針なのに、私の手加減では横幅が出ます。より太い針で、気持ちきつめに編まないとだめなのですね。
考えあぐね、「36.25インチ」の方を選ぶとして、US 5号針でいつもの手加減で編めば、胸囲がちょうど良いサイズになるかもしれない、という結論を出しました。着丈は少し出てしまうかもしれませんが、私は身長165cmだし、どうみてもスカートよりパンツに似合いそうなので、まあ平気でしょう。

そんなわけで、ついに私もUS号数の針に手を出す時が来たようです。面倒くさいので、一括で入手します。

切替輪針 SWITCH -スイッチ- US スタンダードセット(M1.8) 」をぽちってしまいました。増税後に

でもこれ、ちゃっかり今年の誕生日プレゼントとして夫に買ってもらうことにしました。誕生日は真夏ですけど。夫は「早くない?まあいいけど」といって、買ってくれました^^
お互いの誕生日プレゼントの予算はさんまんえんです。まだ、残金で毛糸を買ってもらう余地があります。ハ!「鳥とザクロのカーディガン」のシェットランドヤーン。イエァ。

いま針が届くのを待っているところです。届き次第、編み始めます。わくわく。

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【着画】ravelryから「mon petit gilet rayé」

丸ヨークのボーダーカーディガン「mon petit gilet rayé」、乾いたのでボタンを付けて、完成しました。
ふわふわっと柔らかく、軽いカーディガンです。
増税前に、デジカメを新調したので、いつもはiPhoneですけど、せっかくだからおにうのデジカメ(Lumix DMC FT5)で自分撮り。しかも珍しくジーンズで!(履かないわけではない^^;)

monpetit_me1

前を全開にするならば、ブラウスの上から羽織れます。
もう最近はすっかり暖かいし、ちょうどいいです。

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袖は親指の付け根くらいまであります。水通ししたらやはりちょっと伸びました。
でも、概ねパターン通りの長さです(元々、すんごい袖が長いデザイン)

monpetit_me2

デジカメだと、背中側が撮れますね(笑)
前後差がないから仕方ないのですがやはり背中側のアキが気になります。
これでも、首廻りに4段、パターンにプラスして詰めたのですが。
合ものだからいいけど、冬物だと寒がりの私は前後差なしは超NGです。

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下に薄手のカットソーだと、ボタンを閉められます(汗)
でも、閉めて着ることは全くなさそう…。

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さあ、さっそくこれを着て、明日は桜(もう、桜吹雪になってしまいましたが…)を愛でにいこう。

使用糸:指定糸を使用。
DROPS Alpaca #9020 Light Pearl Grey 3玉と少し
野呂英作くれよんソックヤーン #150 1玉(ほぼ使い切り)
使用針:匠輪針 5号&4号、KA非対称輪針 US 5号(袖に使用)
サイズ:M
※パターン通りだとかなりフィットすると思われます。ぱつぱつが苦手な方は要注意。
私の場合、指定サイズのままでは編んでも着ないのが目に見えてるので、針の号数をあげ(指定号数3.5mm→身頃は3.6mm針、袖は3.75mm針)だいぶ楽に着られるサイズに仕上げました。9号体型です。参考までに。

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【経過】ravelryから「mon petit gilet rayé」その5:3連休でここまで

3連休、おだやかな天気が続きましたね。この調子だと今週中には桜、予報通り開花しそうですね。
私は喉の調子がいまいち良くなかったこともあり、家に引きこもって、家事をしたり10時間も睡眠をとったり、あとはおとなしく編み物三昧しておりました。夫は何かと出かけたがるけど、私は家でのんびり過ごす休日がすきー。

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あっちもこっちも未完成で、絵に描いたような経過写真ですが、それでも出来上がりの雰囲気がわかるように。
あとは袖の残りを仕上げて、前立てをひとつ編んでボタンをつけたら完成です。

なんだか、45あたりで売っててもおかしくないカーディガンだなぁ〜と悦に入っております(超じこまんぞく)。
水通ししてみないと最終的なサイズ感はわかりませんが、もう少し丈を長くしても良かったのかも。それだけが心残りですが、この一目ゴム編み止めをほどくことは金輪際ありません。パターンでは裾のゴム編みは「18 rows」と書かれていたのを、私は「8 rows」と見間違えたのです。「たったの8段?みじかすぎね?」と思って、12段まで増やしたのですが、なんのことはない、18段分に足らないのでした。

noro2

野呂さんのソックヤーンはこれだけ余りました。袖に入るとボーダーピッチが当たり前ですが変わります。7回も8回も同じようなCCが続いてしまい、つまらないので、糸を切るのは本当にしのびなかったけど、限られた編み地、好ましい色の部分をできるだけ多く出したい!と思って、調整してしまいました。左右で色合わせとかは全然していません。
この糸のグラデーションのおかげで、最後まで飽きずに編めました。ひとえに、この糸のおかげ。
あともうひとたま残っているのが、しみじみ嬉しいです。いつになるか出番はわかりませんが、何かまた楽しく編もうと思います。

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さてお楽しみのボタン選び。といっても、今回は、最初から貝ボタン以外の選択肢はありませんので、楽です。白蝶貝か、黒蝶貝。黒の方は、「breckon」で使ったペールブルーのやつの、サイズ違い(15mm)です。個人的には特に迷いもなく白だろうと。夫にきいてみたら、夫もすぐに「白がいいね」と答えましたので、白蝶貝に決定^^
ベースカラーは同じ淡い杢グレージュなんですが、ボーダーの色味が追加されるから白い方がボタンが目立って可愛いです。

…以下余談です。
消費税8%までもう間もなくですが、何か買うべきものはあるかしら、あるかしら、と考えても、あまり思いつかず…。
毛糸はもちろん欲しいですけど、正直、毛糸レベルではあまり3%の上昇率が痛くないというか、痛いんですけど、駆け込みで買うほどではありません。
食洗機は夫が要らないというし(我が家では、食器洗いは夫の担当です)。そんなときに、昨晩は近所の魚の美味しいダイニングバーで夜ごはんをいただきましたが、食後のコーヒーがこちらのマグカップで出てきました。

ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen) 2556 ホワイトプレインシグネチャー 092 カップ&ソーサー ハイハンドル

もう素敵すぎてどうしようかと!ほっすぃいいいい!
「増税前に何を買うべきか」的なページを見てまわりましたが、やはり「ブランド品」が筆頭のようです。
でも、夫は、「買ってもいいけど、俺は洗わないよ」の一点張りです。ええ、そうね。よくわかってらっしゃる^^;
夫に割られたお皿、お椀、コップはいったいいくつあるかしら(とほほ
なぜ割ってしまうのか不思議でたまりません。普通に洗うだけでしょうが!(口に出してはいいません)
やってくれるだけましなのですけど。やはり我が家は食器は消耗品、ブランド食器はキビシイ。
あ、でも、あのイッタラの白いシリーズ。あれは頑丈でいいですね。あれは不思議と割られません。底力をみたきが(笑)

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【経過】ravelryから「mon petit gilet rayé」その4:袖が1本生えました

残業の日々ですが、毎晩地道に編み進んで、袖が1本できました。あとは袖口のリブを3cmくらい編めば完成です。初のトップダウンウェア、とじはぎもないしサイズを確かめながら編めるし、いいことづくめ、のはずですが、私にとっては「袖の輪編み」というやっかいなプロセスがあるせいで、パーツ毎に編むボトムアップの方がずっと楽なのです。以前購入記で「絶望的」だと書いた超短輪針。使ってみた結果ははたして。

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慣れました。ニンゲンは、「慣れる生き物」だということを改めて思い知りました。どうしても使いこなしたい一心で、最初は手が痛くなったけど、試行錯誤してコツをつかみ、普通に編めるようになりました。コツっていうほどのものではないかもですが、以下の2点がポイントでした。

  • コードも針の一部だと考える。人差し指と親指で、針をしっかり掴み、中指はそれに添えて、薬指と小指はコードの方をしっかり握る。
  • できるだけ、編んでいる部分を水平に保つ。

指さばきはやはり不自由だから、メリヤス編み以外の操作は私には無理そうですけど、少なくともシンプルな袖編みであれば編めるようになったわけです。すっごく嬉しいです!だってここをクリアできなかったら、トップダウンウエア全般がNGになりかねません。4本針で編むことももちろん可能ですけど、糸が限られます。弾力がある合太以上の太さの糸なら、針と針の間の目が緩んでもあまり目立たないか、緩まないように、なんとか編めます(経験則)。今回の指定糸はどちらも伸縮性皆無の中細(もしくは平均して中細)。しかもローゲージだから4本針ではどう考えてもくっきり縦線コース決定。どうしたって輪針を使わざるを得なかったです。結構必死でした^^;

パツパツを回避するために、袖の減目はかなり減らしました。10段毎に2目ずつ、を16段毎に変更。ボーダー模様をストップする長さも試着して決めました(CCが30回、とパターンでは指定がありましたが、私はちょっと太めの針で編んでいるので、結果的に28回)。

monpetit8

袖の後半は無地編みになるのですが、「DROPS Alpaca」の編み地、可愛い(><)。もけもけしてて、ふわふわしてて、でも糸自体にしっかり芯があるのでUS 5号針でもあまりスカスカ感は感じません。これは、何か、このアルパカ糸だけを使ってウエアを編みたいと思ってしまいます。トップダウンのプルオーバーなら基本表編みだけだから、細い糸でもそこまで苦労しないかも?良さげなパターン、探してみよう。 noro

おまけですが野呂さんのソックヤーン、残りがすくなくなって巻きが緩んできたら、糸が引っかかる引っかかる、糸が出ないなーと思って引っ張ると、「ゴボッ」と塊で出てきやがります!その都度絡まりをほどくのがうざいのなんの。思いあまって、玉巻き器で巻いてしまいました。そしたら、ちっこい糸玉に変身して、なんとも可愛いお姿に(笑)。ハマナカのフラックスシリーズよりちょっと大きいくらい?これでもう片袖、十分足りそうです。引き続き、輪針修行いってまいります。

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