シャイニーは目が揃う糸

いま、襟ぐりをちくちく伏せ止めしていたのですが、水通しをしてくったり柔らかになったシャイニーの編み地の、目がすごく揃っていることが気になって気になって、思わずiPhoneを手に取ってしまいました(室内光なので、色の再現は正しくありません)。

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ローゲージで、かつ弾力のない糸による編み地がこうまで揃っていると壮観です。
自分が編んだ編み地に惚れ惚れしたの、長い編み物人生で、たぶん初めてです。
水通しでここまで大化けする糸だとは。
シャイニー、恐ろしい子…。

斜行が私にとってかなりストレスになるということがわかったので、この糸を喜んで編もうという気にはもうなれませんが、この仕上がりが待っているなら、たくさん残っている糸で何かまた苦労して作るべかと思いました。

以上自己満足、当社比の話です。でも、挑戦してみて良かった。あと5cm伏せ止めしたら、完成です^^

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【華麗に】ravelryから「…a hint of summer」その5:ブロッキング【復活】

「…a hint of summer」、無事編み終えました。わーい!さらばじゃ〜斜イニー!!
予告してました通り平置き画像を晒してみます。

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ボロ・・・・・・・・。
オラもう何編んだのがわがらねえ\(^o^)/

どんまい。

この時点で身幅約60cm、袖下約37cm。斜行による身頃の歪み、11cm。
指定サイズは、身幅53cm、袖下43cm。身頃の歪み、0cm。
闘志がふつふつと湧いてきます。
さあ、水に投げ込む瞬間がやってきました!本当に待ち望んでいた水通しの礼。もはや儀式。セレモニー!

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ビフォー&アフター、上記の通りです。直りました。ううう(感激)
縮みが怖いので、洗濯機での脱水はしませんでした。バスタオルにくるんでぎゅぎゅぎゅーっと押えて水切り。
まずトルソーに着せて肩の位置を合わせ、脇線の歪みをざっくり直しました。
そのあとはいつものコルクマットにはりつけて、みっちり調整。
話で聞いていた通り、案外簡単に真っすぐになりましたが、これは想定内でした。
想定外だったのは、サイズです。とにかくまず真っすぐにしなくちゃ、サイズはもうその後、後!と思って作業していたのですが、一通り終えてとりあえず測ってみたら、なんと指定サイズそのものになっていました。
身幅53cm、袖下42.5cm。驚きました。

編み物の神さまは、やっぱりいるのです(><) hint13

ボーダーは正確に水平を描いていませんが、夏糸で編むローゲージなニットです。
そこは売り物ではないからいいのです。
編み目だって、まあまあ、当初から見るに耐えるレベルではありました。
質感はもうはじめっから素晴らしい。
本当にお気に入りの一枚になりそうです。
編むのがつらかった分、なんだか報われ感がすごい。嬉しい!!

乾いたら襟ぐりを仕上げて、完成です。今はとにかく、リネン糸なんて懲り懲りな気分です(笑)
でも、余り糸がこんなにたくさん。下手するともう1枚、同じプルが編めそうorz

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来年の夏、シャイニーで何かまた編もうかな。編むかな?編むかしら?(…ちょっと遠い目
ニッターのみなさまのブログを拝見しながら、斜行しないリネンがあることも知りました。
「Habu」や「Shibui」のリネンも気になります。どんなものか、来夏は、ぜひ試してみたい、と思います。

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【経過】ravelryから「…a hint of summer」その4:完成形がみえてきた

Isabell Kraemerさんの「..a hint of summer」、袖がもう少しで編み終わります。
ボーダーの配色はスタジオエフさん「シャイニー」の新色、「ピートブラウン」と「ライトブルー」で。

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だいたいの完成形が見えてきました。
今回平置き写真を使わないのは、トルソーに着せて肩の位置を合わせないと、だいぶ意味不明な造形になっているからです^^;
いやむしろ、袖を編み終わったら、ブロッキングする前に平置き写真の「ビフォー/アフター」やってみたい!
ずーっと斜行した編み地に耐えてきたので、半ばリベンジしたい気分です。
ブロッキングで真っすぐにさえなれば、かなり思い通りのプルに仕上がりそうです^^
(あと落ち感も欲しい…いまはまだハリがあって、編み地がモコモコしてます)

袖の長さですが、特に試着もせずパターン指定の段数で編み終えてしまったのですが、現時点で肘が隠れるくらいの長さです。
もうちょっと長くてもよかったかな?という気も。
サイズ感は、縦が足りてなくて横が足り過ぎてます。
指定サイズは身幅53cm(XS)ですが、60cm近くあるんですけど…。
編み地を観察するとメリヤスの目と目の間が離れていて、ウールで編んだ編み地を横に引っ張ってそのまま固定されてる感じ。
糸に伸縮性がないからですね。
身丈はわざと短めに終えているので、ブロッキングで全体的に下に伸ばそうと思います。

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裾の伏せ止めは、緩めにしました。着るときにそこで引っかかると毎回とんでもなくストレスを感じそうだし。
ひらひらしちゃってますが、裾だし、スッカスカな編み地と合ってると思います。

編むスピードが速い、というコメントをいただいてますが、編むスピードは全然速くないんです。
今回は単純に、早くブロッキングに辿り着きたいというただその一心です。
細い糸で目数も多かったのに、斜めっている編み地が嫌すぎて、ものすごいモチベーションにつながりました(笑)
途中で嫌になって放り出さなかったのは、風合いがとても気に入っているからです。
リネンマジック、すごいものです。表現する言葉が見つからないくらい、編み地が素敵なのですね。
嵌ってしまうニッターさんがたくさんいるの、今回でよくわかりました。

さあ、今日完成できるかな^^

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【経過】ravelryから「…a hint of summer」その3

ベルギーリネン糸「シャイニー」2本取りで編んでいる「…a hint of summer」、ぐるぐると編み進んで、身頃がもうじき完成です。このあと縁編みを施して完了。
パターン指定丈は縁編みを含めて袖下約43cmのようですが、この時点で37cmあるかないか。
スワッチが、水通しをしたら10cmで33〜34段となり、指定ゲージ(35段)より若干伸びたことを考慮して、少し短めでやめておくことにしました。

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裾のオプションは3つ用意されていて、引き返し編み(german short rows)を使って前後差をつけるか、ゴム編みにするか、襟ぐりと同様の裏編みをまじえた縁編みにするか、選べます。
私は普通に襟ぐりと同じ縁編みにしようと思います。
前後差ありのデザインには惹かれるけど、このパターンの場合は前回編んだ「Outlined」のように大きなデザインポイントになる前後差ではなく、かなり控えめです。
ブロッキングでスカスカの斜行した編み地を直しきれいに控えめなカーブをつける自信ゼロ。
サンプル画像がそもそもまっすぐな裾なので、そのイメージのままでいいかなと。
冬糸で編むときは、ゴム編みを選ぼう♪

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脇はフェイクシームをつけていくのですが、ご覧のように盛大に斜めっています(向かって左側が前身頃)。
まるでそういうデザインであるかのようです。そんなばかな。
こっちサイドは糸替えする方の脇線ですが段消しの操作はしていません。
斜めっているせいで、気持ちの余裕がありません(←ほんとは単にめんどくさい)。
これもう、本当にブロッキングで真っすぐになりますか??なるんですか???(編み物の神さまの胸ぐらを掴みながら)
今すぐにでも水に放り込みたくなる衝動と必死で戦いながら、とりあえず袖を編んでみることにします。
どうしてもつけたいわけではないんだけど、次に編みたい作品が決まっていて、その糸を注文したのがつい先日。
今月中に届くとは思うけど、ちょうどその待っている間に袖を編んでようと。
袖、あったほうが着れる季節が長いしね。

「シャイニー」で鍛えられたのか、私、ほっそーい糸を編むのがだいぶ平気になりました。
細い糸で編むと当然ながら編み地が薄くて軽いので、夏場にいいですね。
ということで、無謀にも次はレースウエイトの細さで、カーディガン、挑戦しますよ!
ウールでもこれなら膝の上に乗せても耐えれそう。
そう再びウールに戻ります(笑)
かぎ針修行もまだだし、夏糸でもう1着、という考えもあったのですが、8月が来たら、もう気分は晩夏。
秋はすぐそこなのです!
(梅雨明けもまだだというのに、秋が恋しくて仕方ありません)

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【経過】ravelryから「…a hint of summer」その2

ravelryの大人気デザイナー、Isabell Kraemerさんの新作「..a hint of summer」、上半身があともう少し、というところまできました。
イザベルさんのパターン、結構な数をお気に入りにいれているのに、編むのは今回が初めて。
糸はスタジオエフさん「シャイニー」の新色、「ピートブラウン」と「ライトブルー」を使っています。

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海外パターン、まだそこまで数をこなして編んでいるわけではありませんが、「…a hint of summer」はこれまでで一番難しいかも、と思いました。
後身頃の途中からという変則的なスタート地点といい、襟ぐりの記述の仕方といい、最初に挑戦する海外パターンではないな、という感じ。
襟ぐりの目数操作が最初に、最終段までまず書かれています。
そして、その途中で袖付け止まりがあり前後身頃を輪にする段がきます。
「忘れないでね、まだ襟ぐりの増し目が終わってないわ!」という部分が括弧で書かれています。
これまでのデザイナーさんだったら、その次にやる操作は、その次に書いていました。
うっかり襟ぐりを最後まで編んでしまいそうです!もちろん、そんなミスはしでかしませんでしたけど。
ちゃんと読めばいいのです。うむ。でも、案外、「ちゃんと読み込む」って難しいことです…。

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このパターンの大きなデザインポイント、Vネックだけど、先端がまるい、この考えられた襟ぐりの形と、裏編みも混ぜて立体的にした縁編みが最高に素敵(><) でも、悲しいかな、弾力のあるウールなら立体的になったであろう縁編みは、伸縮性ゼロの細いリネン糸ではぺったんこに仕上がりますorz 相変わらず激しく斜行しているので、襟ぐりの形も正確になりようがないのですが(そこはちょっと手で整えて)、問題は仕上げの伏せ止め。 ウールなら伏せ止めしたメリヤス編みは勝手にくるんと丸まってくれますが、そこは細いリネ(略 パターンの指示通り「ゆるく伏せ止め」だとひらひらしてしまいます。 かといって、ぴったり伏せ止めをしてしまうと、ラインはきれいに整いますが1mmも伸びてくれません。 これでは、ブロッキングで編み地が変化するときに間違いなく支障が出ます。 私的にこのデザインは、襟あきは十分に確保したいのです。それこそギリギリ胸の谷間まできたっていいくらい。 苦労して2回やり直しましたが、考えあぐね、最終的に出した結論は「別糸を通しておいて、ブロッキング後にジャストサイズに伏せ止め」でした。

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JP 4号でギシギシきつめに編んで、このスカスカっぷり。いかにも涼しげです。
このプルが編みあがるころには梅雨も明けて、真夏がやってきてそう。
斜行する糸を編むのは、正直楽しい作業ではありません。袖つけはなしにして、さっさと完成させちゃうかも。
試着してみたら、襟あきと肩下がりの感じが、とても可愛かったです。
このパターンも、ぜひ冬糸で編んでみたいほどには好きなので、袖は冬糸バージョンでつけることにしようかな。
(まだわかりません、身頃が仕上がった時点で決めます)

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リネン糸「シャイニー」で「…a hint of summer」を編み始めました

スタジオエフさんの「シャイニー」、発売された新色はどれも素敵でしたが、特に私の心をグワシッと掴んだのは、下の画像の2色でした。
この2色を見た瞬間、まさにぴかーん!と頭の上に電球が点いて、これで「…a hint of summer」を編もう、と思ったのでした。

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赤みのない茶色/黒/オフホワイトのミックス「ピートブラウン」と、淡い水色/所々に薄茶/オフホワイトのミックス「ライトブルー」。
商品ページの画像の色合いは再現度が高くて、届いた現物は思い描いた通り。とくに「ライトブルー」の素敵さといったら、表す言葉もないほど。
透明感があって、どこか和風なんです。日本の、夏の風物詩を思い出すのです。琉球硝子や、金魚鉢、朝顔、夏の空、儚げな色合いの、流水柄の浴衣の生地、など、など。
はい、私だけだと思うんですが。
ともあれ、目指すは愛してやまないブランド「パラスパレス」に売ってそうな、涼しげなざっくりニットです。
目標は高く掲げてね!掲げるのは自由でしょ(笑)
ハードルはものすごく高いんですけどね!
まず、この糸細いです…気分としては…縫い糸を2本束ねて編んでいます

そして、そうです。

斜行

斜行さんがやってきましたよ!ヒア・カムズ・シャコー!!ウェルカム・トゥ・シャコーワールド!

ちょっと壊れたくなるくらい、激しく斜行します。この糸。
何しろ編み物人生初の、リネン100%糸。比較対象が何もありません。
リネン100%って、こんなに斜行するものですか?
細いけどしっかり撚りがある糸を2本取りで編むからでしょうか。

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いまは、なすすべもなく「平行四辺形」を編んでいます。
これ、何もしてませんヨ私!ただ編んでいるだけで勝手に斜めっていきます。おもしろすぎますorz
このパターン、スタート地点がちょっと変わっていて、後ろ身頃の途中から始まります。
まず別鎖で後身頃をおそらくは袖ぐりの丈までトップダウンで編み、そのあと目を休めて今度は別鎖の目を拾い、ボトムアップで肩下がりを編み、そのまま前身頃につなげます。
ややこしい手順を踏む理由は明快です。肩のとじはぎを省略するためです。
そこまでして肩はぎを回避したいのかおのれは。
歪みまくった編み地のブロッキングをするためにも、できればパーツとじはぎのパターンにしたかった。
他に何かいいパターンがないものか、ずいぶん探しました。raverlyだけでなく、手持ちの本を積み上げて。
元々ボーダーじゃないパターンをボーダーにするのは、段数調整などがうまくいくか不安で避けたい。
あってもゲージが合わない、襟ぐりがVネックじゃない、シルエットがゆったりではない…。
結局、最初に閃めいた「…a hint of summer」を超えるものはなかったし、とじはぎなしでこんな遮行する編み地をどうやって整えるのか、前途多難なのは承知のうえで、やはり後悔したくなかったからこのパターンに挑戦することにしました。

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匠4号で編んでいます。
編み目は、まあまあ、見るに耐えるレベルではある…でしょうか。改善の余地はたっぷりあります。
針の号数を下げればもっと揃うかもしれませんが、悲しいことに、これ以上細い輪針を持っていません。
「SWITCH」のUS 2号と3号はありますが、セットされた細コードは60cmまでしかありません。
このプルは、前後身頃ぐるぐる編みなので、80cm以上のコード必須。

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スワッチがこちら。端目が汚い(><)。本番はもうちょっと、丁寧に編んでます。 平行四辺形は、水通しでまっすぐになり、指定ゲージをちょっとはみ出しました。 サイズ「XS」の目数を選んだので、大きくなる分にはかまいません。ゆったり風通し良く着たい。 さらっとした肌触りが気持ち良さそうです。 袖はオプションなのですが、ドロップショルダーの、袖からボーダーの方向が切り替わる見た目がすごく可愛いので、たぶんつけます。 斜行を目の当たりにしてすでに挫けそうですが、なんとか完成まで漕ぎ着けたいと思います。 にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
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【着画】ravelryより「(not)Outlined」

Suvi Simolaさんデザインの「Outlined」、水通しを済ませて、着てみました♪
縁編みを同色にしたので、実際は「(not)Outlined」。
とっても私好みのシルエットのプルオーバーです。

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リネンのスカート何かあるかなぁと思い、先週末、吉祥寺をみてまわりました。
みてまわるといっても、パルコ、東急、コピスの、いつも覗くお店は決まっていて、5〜6店なんですけど。
そうしたら、パルコの「ネストローブ」で、出会ってしまいました(><) 微妙に薄紫がかった淡いグレーの、ヘリンボーン織のギャザーマキシスカート。 店内一部プレセールだったんですけど、実際のセールは4日からとのことで、これは定価でした。 でも、セールになったらすぐに売り切れてしまいそう。 出会いは大事です!迷い無くお持ち帰り(笑) 公園通りの方にも、好きな路面店がいくつかあるんですけど、目的は達したので、帰りました。 吉祥寺は大好きですが何しろ街の規模がでかくて、東急の方、公園通りの方、とエリアをわけないと気力が持ちません。 outlined15

後ろはこんな感じです。
水通し前は、若干浮いて反ってしまっていた縁編み部分は、すっかり落ち着きました。

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横の前後差。実は水通し直後は、かなり縮んでしまい、おののきました。身丈なんて、5cmは縮んでましたよ!
これじゃあおヘソが見えちゃうわ!ヽ(`Д´)ノ
がんばって伸ばしました。というかもう、今後の普段の洗濯は、普通にハンガーに吊るして干して平気かも。
肩のラインはしっかり引き抜きとじしてあるから、そんな伸びなそうだし。そして、伸びてもそれが味になりそう。
この糸、水通しすると、繊維が詰まるのか、ものすごく固くなるんです。
こんなごわごわの状態のまま乾いたらどうしようと思っていましたが、乾いたらくったり元に戻りました。
何しろ、夏糸経験がゼロに近いので、何かにつけてあわあわ、オタオタしてしまいます。
「夏糸は縮む」。全部が全部そうではないのかもしれませんが、学びました。

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ドルマン袖の切り替えのところで身幅60cm、本体の身幅は50cmしかありません。
「Boxy」や「Relax」と系統は似てますが、こちらはそこまでゆったり感を狙ってないデザインです。

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洗濯に強そうなので、普段の通勤にがしがしと着て、がしがしと洗濯して、ヨレヨレにしちゃおうと思います(笑)
リネンって、これまであまり着てこなかったのですが、夏糸のざっくりした感じは本当にリネンの風合いが似合います。
次はスタジオエフさんの「シャイニー」でまたざっくりニットを編みたい次第^^

使用糸:シークイン「リネンミックス
色:102番(杢グレージュ)
使用量:ちょうど11玉(4玉、中途半端に余らせてしまいました…orz)
使用針:JP 6号(縁編みは5号)
サイズ:XS

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【完成】ravelryから「(not)Outlined」

Suvi Simolaさんデザインの、縁編み(Vikkel Braid)のコントラストカラーが印象的な「Outlined」。
素朴なコットンリネン糸の風合いを生かすべく、シルエットだけお借りする形で、1色で編みました。
完成したばかりの、編みっぱなしの状態ですが、こんなかんじに仕上がりました。

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裾の縁編みの、手加減が難しかったです。
きつくならないように心がけましたが、むしろ伸びることを考慮して、若干きつめくらいのほうが良かったのかもしれません。
縁編みの部分が気持ち浮いてしまっている感じなので、伏せ止めを解いてやり直そうか思案中。
縁編み自体は、思いついて針の号数を1号下げて5号針で編むことに。
そうすることで針にかかっている糸にゆるみができ、針先が楽に通るようになり、襟ぐりや袖口のような苦労はしなくて済みました。
ちょっと考えれば簡単なことでした…やれやれです。

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前後差はこんな感じです。
パターン指定より、後ろ身頃の引き返しは左右とも3回分、減らしています。つまり6段分、指定より身丈が短いです。
あまり極端な前後差をつけたくなかったのです。サンプル画像をよくみるとかなり後身頃が長いの。
前後差をつけすぎると流行りっぽいというか、カジュアル過ぎるというか、定番服ばかり着てる私の好みから少し外れます。
ユニセックスで、思いきりカジュアルなウエアを編むつもりで始めたプロジェクトなのに、襟ぐりの形も全体のシルエットも、何やらフェミニンになってきたので、途中でちょっと路線変更^^;
完成したら、花柄のスカートに合わせてもおかしくないような雰囲気です。
もちろん、ジーパンにごついベルトを合わせて、当初の狙いも達成しようと思ってますけど(笑)

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さりげないドルマンスリーブと、広すぎない身幅が本当に好みのどツボストライク!
サイズもちょうど良いです^^

さて、これから水通し。
編み地がどこまで伸びるのか、何しろ夏糸で着るものを編んだのはこれが初めてです(※正確には、完成させたのが初めて)。
伸びることも考慮しての、短め身丈なので、逆に縮んでしまったらショックです…ドキドキ。
ところどころ、1目だけボコっと緩んだり、あちこち傾いてる編み目も、もうちょっとマシになることを期待。

そうそう、昨日お昼休みにアクセスしたら、「シャイニー」の新色、まだ残っていました^^
ポチっとなポチっとな!
リネン100%の糸なんて、未知の領域です。未知との遭遇です。不安がただよいます。
それ以上に楽しみですけど。夏糸修行はまだまだこれからです。
とりあえず、届くまでは、「鳥とザクロのカーディガン」に戻ります。

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【経過】ravelryから「(not)Outlined」その4

シークイン「リネンミックス」1色で編んでいる、Suvi Simolaさんデザインの「Outlined」。
身頃ぐるぐる編みが終わりました。

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パターン指定身丈まで届いたので、裾の前後差を引き返し編みでつけていく過程に入りました。
どうやって前後差を作っていくんだろう、難しかったらどうしよう、とちょっとどきどきしてましたが、何のことはない、ここからまた往復編みに戻るだけなのです。
前身頃に2カ所マーカーをつけて、そこを基点にして引き返していきます。

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2回引き返しただけですが、それだけでもうすでに前身頃のカーブがなんとなくわかるように^^
さあ、完成まであともう少し!(じゃないのだった…最後の縁編みハードルはとてつもなく高いorz)

このプルに似合う、リネンのスカートが欲しいな〜なんて考えています。
ちょうどタイミング良く、週末から夏のセールがはじまりますね。ああでもセールの人混みが大嫌い。
それに、大概、「これを買おう」と思ってお店に出かけたときに、気に入るものが見つかったためしがありません。
全然そんなつもりじゃないときに、ふと出会ってしまうものだったり。
紫陽花見学にちょっと遠出もしたいな。

梅雨が明けたら、いよいよ夏はこれから。
もう1枚、夏糸で何か編みたい気分です。そして私の毛糸棚は、ウールの糸ばかり。
取り寄せたシルクハセガワさんの「ギンガリネン」の色見本を眺めてました。
そんなときにスタジオエフさんから発売される「シャイニー」の新色が、「ひゃあ」と奇声あげたくなるくらい、私好みの色だったので、こちらを購入してみようと思います。

とはいえ、明日も普通に仕事ですし、お昼休みにアクセスしたところであっというまにソールドアウトになってそうですけど^^;
ここ数カ月、残業代を稼ぎまくったおかげで、毛糸予算(だけ)はたんまりあるのです(笑)。
でも、その残業のせいで、糸は買えても編む時間がなかなかとれなくてトホホらのよ〜!
いやさ、ブログ更新している場合ではなく、引き返し編みに戻ります。ドイツ式ばんざい。

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【経過】ravelryから「(not)Outlined」その3:Vikkel Braidに苦戦

Suvi Simolaさんデザインの「Outlined」を、1色で編む試み。
デザインの方向性をまるっと無視して進めているので、やはり完成像が見えてくるまでは不安でした。
ドルマンスリーブが完成し、身頃も半ばに到達しようかというところでどきどきしながら試着してみました。
「あー。これ、イイかも?…ていうかものすごくイイ!」心の中で歓声あげてしまいました^^;
ちょっと予想外に素敵だったので、もう大興奮。こういうことがあるから、編み物、やめられません!

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トルソーだとこんな感じです。
現在7玉めを編み終えて、8玉めに入りました。ええ、ここまでの糸始末は完璧に終えています(笑)
キリのいいところで、興味津々だった縁編み「Vikkel Braid」を編んでみたい好奇心に負け、身頃を休め、先に襟ぐりと袖ぐりににとりかかることにしました。

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仕上がりはこんな感じ。
かなり存在感のある縁編みなので、同色でもスポーティーになってしまったらどうしようって怖々作業しましたが、全体の印象を大きく変えるものではありませんでした。
安心しました…。
この襟ぐりのなんともいえない形が好きです。ボートネックではなく、スクエアネックといったほうがいいかも。
どんなアクセサリーをつけようか、手持ちのネックレスをすでにとっかえひっかえ合わせてしまいました。どれももちろん似合いました。でも、このプルに完璧に合うネックレスなりブレスレットなりを自分で手作りしてみたい、という欲望がにわかにむくむくと湧いてきています(笑)
どうしましょう、アクセサリーの素材も用具も殆ど持っていないから、作るならそこからそろえなきゃ!なのです。

それはさておき、「Vikkel Braid」はエストニアの縁編みだそうです。

動画をご覧になって、「これは簡単に編めそう」と思いますか…。
先の目をback loopから編んで、そのまま手前の目をfront loopから編む。それだけなのに、個人的には難易度「最高」レベルでした…orz
伸びる冬糸ならここまで編みづらくないのかもしれませんが、1mmも伸びてくれないコットンリネン糸、普通のメリヤス編みでも糸割れしやすい撚りの甘さ。
「匠」の針先の丸みでは全く無理でした。仕方なく針先がもう少しとがっている「Switch」のUS 5号と入れ替えて、襟ぐりと両袖口にほぼ半日を費やしました。
ただでさえ編みづらい23cm非対称輪針で袖口を縁編みしながら「編み物の神さま、このつらい修行の先には何が待っていますか」と虚空を見つめ、悟りを開きたくなるような心境に到達しました。
こんなに大変なら、どうせ同色で目立たないなら、かぎで引き抜き編みすれば良かったん…と何度も後悔しました。
でも、出来上がってみれば、やはり「Vikkel Braid」で良かったなと思いました。
袖口とか方向が縦だからぱっと見袖本体と区別つきづらいんですけど、厚みが違うので、いい感じです。
これから最大目数の裾が待ち受けてるんですけど…orz
ここはやはり統一感のためにもこの縁編みをがんばろうと思います。泣きながら。

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控えめなドルマンスリーブ。
身幅もゆったりなれど、何となくの印象として、「Boxy」や「Relax」といった大人気のパターンよりすっきりしたシルエットになるのでは、と踏んでます。
身幅の目数自体が少なめなのかもしれません。ドルマンラインの形の微妙な差のせいかも?
私は同じパターンを繰り返し編まないのですが(編みたいパターンも編みたい毛糸も無数にあれど、編み物人生の時間は限られているから)このプルは、糸を変えてもう1枚編もうと決めちゃいました。
これはとても珍しいことです。それくらい気に入りました。
まだ完成していないのに(笑)。
「Relax」を編むつもりだったTosh Pashminaを、こちらの「Outlined」のシルエットはそのままに、袖を身頃から切り離すアレンジで編むかもしれません。

早く完成させて着たいので、身頃ぐるぐる編み加速します。手編みってほんと楽しい^^

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