リネン糸「シャイニー」で「…a hint of summer」を編み始めました

スタジオエフさんの「シャイニー」、発売された新色はどれも素敵でしたが、特に私の心をグワシッと掴んだのは、下の画像の2色でした。
この2色を見た瞬間、まさにぴかーん!と頭の上に電球が点いて、これで「…a hint of summer」を編もう、と思ったのでした。

shiny

赤みのない茶色/黒/オフホワイトのミックス「ピートブラウン」と、淡い水色/所々に薄茶/オフホワイトのミックス「ライトブルー」。
商品ページの画像の色合いは再現度が高くて、届いた現物は思い描いた通り。とくに「ライトブルー」の素敵さといったら、表す言葉もないほど。
透明感があって、どこか和風なんです。日本の、夏の風物詩を思い出すのです。琉球硝子や、金魚鉢、朝顔、夏の空、儚げな色合いの、流水柄の浴衣の生地、など、など。
はい、私だけだと思うんですが。
ともあれ、目指すは愛してやまないブランド「パラスパレス」に売ってそうな、涼しげなざっくりニットです。
目標は高く掲げてね!掲げるのは自由でしょ(笑)
ハードルはものすごく高いんですけどね!
まず、この糸細いです…気分としては…縫い糸を2本束ねて編んでいます

そして、そうです。

斜行

斜行さんがやってきましたよ!ヒア・カムズ・シャコー!!ウェルカム・トゥ・シャコーワールド!

ちょっと壊れたくなるくらい、激しく斜行します。この糸。
何しろ編み物人生初の、リネン100%糸。比較対象が何もありません。
リネン100%って、こんなに斜行するものですか?
細いけどしっかり撚りがある糸を2本取りで編むからでしょうか。

hint1

いまは、なすすべもなく「平行四辺形」を編んでいます。
これ、何もしてませんヨ私!ただ編んでいるだけで勝手に斜めっていきます。おもしろすぎますorz
このパターン、スタート地点がちょっと変わっていて、後ろ身頃の途中から始まります。
まず別鎖で後身頃をおそらくは袖ぐりの丈までトップダウンで編み、そのあと目を休めて今度は別鎖の目を拾い、ボトムアップで肩下がりを編み、そのまま前身頃につなげます。
ややこしい手順を踏む理由は明快です。肩のとじはぎを省略するためです。
そこまでして肩はぎを回避したいのかおのれは。
歪みまくった編み地のブロッキングをするためにも、できればパーツとじはぎのパターンにしたかった。
他に何かいいパターンがないものか、ずいぶん探しました。raverlyだけでなく、手持ちの本を積み上げて。
元々ボーダーじゃないパターンをボーダーにするのは、段数調整などがうまくいくか不安で避けたい。
あってもゲージが合わない、襟ぐりがVネックじゃない、シルエットがゆったりではない…。
結局、最初に閃めいた「…a hint of summer」を超えるものはなかったし、とじはぎなしでこんな遮行する編み地をどうやって整えるのか、前途多難なのは承知のうえで、やはり後悔したくなかったからこのパターンに挑戦することにしました。

hint2

匠4号で編んでいます。
編み目は、まあまあ、見るに耐えるレベルではある…でしょうか。改善の余地はたっぷりあります。
針の号数を下げればもっと揃うかもしれませんが、悲しいことに、これ以上細い輪針を持っていません。
「SWITCH」のUS 2号と3号はありますが、セットされた細コードは60cmまでしかありません。
このプルは、前後身頃ぐるぐる編みなので、80cm以上のコード必須。

hint3

スワッチがこちら。端目が汚い(><)。本番はもうちょっと、丁寧に編んでます。 平行四辺形は、水通しでまっすぐになり、指定ゲージをちょっとはみ出しました。 サイズ「XS」の目数を選んだので、大きくなる分にはかまいません。ゆったり風通し良く着たい。 さらっとした肌触りが気持ち良さそうです。 袖はオプションなのですが、ドロップショルダーの、袖からボーダーの方向が切り替わる見た目がすごく可愛いので、たぶんつけます。 斜行を目の当たりにしてすでに挫けそうですが、なんとか完成まで漕ぎ着けたいと思います。 にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です