【経過】「BT Fall 13」からアランプル「Bray」その2:両袖完成、後身頃へ

Jared Floodさんデザインのアランプル「Bray」KALの経過です。
両袖を編み終わりました!
使用糸「Cascade 220」が何しろ編みやすいので、針が進みます^^

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編み終えた状態だとくるんくるんで、見た目も何が何だかだしサイズ感もわかりづらいので、
水通し済ませてしまいました。
どうせこのパターンは、とぎはじ(©なゆたさん)前にブロッキングする段取りですし。
水通し前は袖幅がちょっと細めで、一番小さいサイズと同じ(12インチ)になっていて、袖丈は指定より長め。
なので若干横に引っぱり気味にブロッキングしたらほぼ正確なサイズに仕上がりました。ひと安心。

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裏目側で増し目・減目ってあまりしないですから、裏目のラグラン線はこんな風になるのか〜と。
案外はっきりとラグラン線がわかるものですね。

サドルショルダーなので、袖山が妙な形をしています。
海外パターンはたいてい、縦は「何インチ編んでね」で済まされますが(もちろん「Bray」もそう)
こういうきっかりサイズ通りに、左右対称に仕上げたい場所に限っては、「何cm編んでね」じゃなく「何段編んでね」と段数指定欲しいわ!
まあ、段数指定あっても、それは参考値に過ぎないんですけどね^^;
ちゃんと同じになるように(正確には1段だけどうしてもズレが生じますが)数えました。
マーカーは、左右がわかるようにつけてます。そうするよう、パターンに書かれてました。
(こんなところまで手取り足取りですよ!どんだけ丁寧なの…)

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相変わらず捨て難い表目側。
前後身頃を編み終えていざとじはぎとなった段階で、どっちを使うか決めようかな。

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嬉しかったのは、水通しをしたら、乱れていた2目ゴム編み目が綺麗に揃ったこと。
(メリヤス編み部分は水通し前からそれなりに見られる状態だったです)
これはアラン模様の部分も水通し効果が期待できます^^

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昨日から後身頃に入りました。徐々に「Bray Chart」が姿を現し始めております♪
縄編み針なしで編めるのは私の場合2目×2目交差まで。今回はでかい方が3目×3目交差なので、使ってます。
KALですからみなさんと足並みを揃えて…と思いつつ、久しぶりに編むアラン模様が楽しくて楽しくて。
このままどんどん編み進めちゃいそうです。
早く「Bray Chart」の全貌を拝みたい!

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【経過】「BT Fall 13」からアランプル「Bray」その1:Cast On!

昨冬からパターンを用意して、順番待ちをしていた、交差編み+アイレットが素敵なアランプル「Bray」。
サドルショルダーもとても印象的。
無事糸も決まり、ゲージも大丈夫。準備万端、満を持してのCOです!

まずプリントアウトするパターンのページ数がスゴイです。
両面印刷しても、7枚の紙を使います。なんと13ページ。
それだけ懇切丁寧な解説がなされているということですね。
ありがたいけど、あれはどこに書かれてたっけって、パターン内で迷子になる^^;
BTのパターンは、これまでに「Celes」「Breckon」と編みましたが、全部ページ数多かったです。
でもさすがに13ページに渡るものはない(笑)

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サイズは、サンプルと同じ「37」を選びました。
まずは袖から始めます。「Breckon」の時も袖からスタートで面食らった記憶があります。
退屈なパーツは先に片付けちゃえ!ってBTのポリシーなんでしょうか(笑)なら大いに同感!
前後身頃はあとのお楽しみということで、ゲージ確認もかねてここはパターンの指示通りに。
前回のロピセーターで味をしめて、今回ももちろん2本同時編み。
指定針US 8号(5mm)のところを、匠8号(4.5mm)を使っています。
メリヤス編みのパターン指定ゲージは「18目27段」ですが、いまの編み目は「19.5目25段」。
横にきつくて縦に緩いのですが、このあたりは水通しで調整可能な範囲ですし、
腕に巻き付けて様子見した感じ、筒幅はほどほどに余裕があるので、このまま進めて大丈夫そう。
手長猿なので、袖の長さが短過ぎないよう、十分注意しようと思います。
むしろ、縦にゲージが緩めなのは好都合だわ^^;

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裏目が表側になるデザインなのですが、表目側も捨てがたい…。
晴れた日差しの元だと、カラフルな杢感がよくわかって、編むのが楽しいです。
Cascade 220は、値段も海外糸にしてはかなり安い方だと思います(1カセ100gで7ドル弱でした)。
お値段なりなのでしょうし、毛玉もすぐできそうな質感ですが、弾力があって非常に編みやすいです。
往復編みにしては編み目も結構揃います。
色揃えも豊富ですし、この糸気に入りました^^

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リブは「2目ゴム編み」です。
それに気づいて「げ、2目ゴム編みの作り目、やったことない」とちょっと動揺。
難しそうだから、今まで私は2目ゴム編みのときは「指でかける作り目(=Long Tail Cast On)」で済ませてました。
手持ちの古い基礎本(雄鶏社「よくわかる基礎シリーズ」の「作り目・止め・拾い目」編)にやり方が載ってたので、挑戦してみたらあっけなくクリア。
いつも使っている「指でかける1目ゴム編みの作り目」の、何のことはない、簡単な応用でした。

2目ゴム編みにするときは、この1目ゴム編みの作り目の2段目を編むとき、当然「裏・表・裏・表」と1目ずつになっていますが、最初の裏目を編んだあと、次の表目と裏目を入れ替えて、「裏裏・表表」と編みます。以降繰り返し。
今回またひとつ新しい技法を覚えました^^

袋編みになるゴム編みの作り目は海外だと「Tubular Cast On」と呼ばれてますね。
パターンには「Tubular Cast On」の詳細なやり方が書かれてますが長大で、とても読む気になれません。
私は上記動画のやり方が長いので、「Tubular Cast On」はわからないのですが、
日本に昔からあった別鎖と別糸を使うやり方と同じなのかな。
中学生の頃は、その別糸方式でやってました。あとから糸抜いたりめんどくさいので指でかける方法を覚えた次第。

今回はmocomoさんなゆたさんという同胞がいるKALです。
迷ったりわからないことがあったときに本当に心強いですし、お二人の「Bray」が楽しみでたまりません。
完成までどうぞよろしくお願いします^^

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ハマナカエトフで「Redy」を編み始めたのですが…

先週末は妙高高原〜軽井沢に連泊する旅行に行ってたこともあり、編み物小休止をしていました。
次に編むものをどれにしようか考えつつ、スワッチを編んだり、パターンをDLしたり、在庫糸のチェックをしたり。
前回検討中と書いたイザベルさんの「Seashore」なのですが、スワッチを編んだら、編み地がとても薄くて。
fingeringの糸は、これからの季節はちょっと心もとないなぁと。
かといってこのタイミングで大物に着手するとKALまでに絶対終わらないし…
太い糸でざくざく編めて、トップダウンで簡単なもの…それなら2年近く脳内queに入っている「Redy」なんかぴったりだなと閃いて、糸は夏の終わり頃に、廃盤セールで安く買えたハマナカの「エトフ」が合いそうだったので、さっそく着手しました。

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カウルネックの部分を編み進めていたのですが、なんだか大きくね??と疑問符が頭上に浮かびまして。
スワッチを編んで確認し、ゲージ的には大丈夫なはずだったのですが、増し目の段を2回済ませたところで横幅を測ってみたら、Sサイズだと70cmでしかるべきところを、なんと80cm超え。
きつめを心がけて編んでいたにもかかわらず、10cmも指定サイズから外れてしまいました。
ならばXSサイズの目数で…とも思ったのですが、XSもSも、目数がたいして変わらないパターンなのでとても修復できる差ではありません。
あっさり、諦めることにしました。
原因はブークレ糸の編み辛さかな?と推測。糸のデコボコで引っかかって、手加減をうまく調節できないんです。
この手の糸を編んだのは初めてなんですが、これはちょっとした修行ですね^^;
どうにかして均一に編もうとがんばったら、腕全体が筋肉痛になってしまいました。

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参考までに裏目側の編み地アップ。
「Redy」は裏目側が表にくるデザインなので、私は表をみながら輪編みをして、最後に裏返すつもりでした。
9号でパターン指定ゲージ(17目25段)よりちょっとゆるめ…だと思います。
「だと思います」というのは、まったくといっていいほど目が見えないので、正確に数えられません。
もけもけの間に見え隠れする芯糸を辿っていくと、なんとなくそんな感じ?というレベル。
こんな調子だから、サイズオーバーもいたしかたない、でしょうか。orz
段数も、どうにもこうにも、見えないから本当のところは怪しい。
幸いにして「何cmまで編んだら増し目してね」という指示なので、特に問題ありませんでしたが。

編み地自体はめちゃくちゃ可愛いです。
しかも、こんなもわもわ、もけもけしてるのに、チクチクが皆無!首に押しあてても、むしろ心地よい。
糸の組成はアルパカ70%・ウール24%・ナイロン6%。
アルパカ糸って私の場合、首周りは鬼門なのに。素晴らしい(><) 着るものでも、巻きものでも、なにかでぜひ形にしたい糸です。めっちゃ編みづらいですけど。 編むときに毛羽を割らないようすごく注意して編んだので、するするっと解けました。 (「絶対解きたくないけど、万が一があり得る」と思っていたので、妙に報われた気分…とほほ) 「Redy」は編みたいので、別の糸で再登場することになりそうです^^ seashore

「Seashore」のスワッチも参考までに。匠5号使用で指定ゲージ(23目34段)が出ています。
Madelinetosh Merino Lightの「Mare」と「Caligraphy」を合わせてみました。
「Mare」は藍色に濃い「Caligraphy」を溶かしたような色味なので、絶対合うだろうと思っていましたが、
予想以上に素敵です。
この配色を使って「僕に羊の絵を描いて」プルを編んでもいいな♪
いずれにしても今は気分的にもうちょっと暖かい厚手ニットを編みたいので保留にしますが、機会を改めてぜひ。

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そんな訳で、久しぶりに「ざくろのカーディガン」を取り出してきましたヨ。
シェットランドヤーンの手触りが嬉しい季節になりました。
根詰めて一気に編めるプロジェクトじゃないので、やはりぼちぼちペースになりますが、進めていきます^^

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【着画】ブリティッシュエロイカで編むロピセーター

「お行儀の良いロピセーター」を編むプロジェクトのまとめです^^
三國万里子さん「今日の編みもの」掲載の「クロッカス色のヨークセーター」からパターン目数を拝借し、模様はraverlyから「No bad weather」を参考にして編みました。
ロイスクレヨンのタータンチェックのフレアスカートとあわせて、「お行儀の良い着画」を撮ってみました(笑)

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横からはこんな感じ。
身丈35cmのところで止めたのですが、水通しで39cmに仕上りました。
思ったより伸びたのですが、パンツにもスカートにも合わせやすい長さになって満足です。

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背中側。
丸ヨークの減目の段が、襟ぐり間際でもう1回あったのですが、襟ぐりが詰まりそうだったので省略。
そのかわり、ゴム編みを編む際、様子を見ながら少し減目しつつ拾って詰めました。
首周りが詰まっているセーターはメンズライクになって好みじゃありません。
これくらいの開き加減が可愛いと思います。
かといって、前後差をつけないセーターは背中側が寒いから却下です!
(つけない丸ヨークも結構あるんですよね)

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今回はスカートで撮りましたが、白いシャツの上に重ねて、裾は出して、下はコーデュロイのパンツ、のようなカジュアルコーディネイトももちろん似合います。
靴はもちろんエンジニアブーツです!
むしろロピセーターはそっちが本来のあり方ですね(笑)

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丸ヨーク全体に模様は置きたくなかったので、下4分の1はメリヤス編みにして模様自体のボリュームを押さえ、ブリティッシュエロイカのようなゴツゴツした糸でもどこか繊細な雰囲気に仕上げたくて、本当に試行錯誤しました。わずか数目の模様だからこそ難しかったです。
参考パターンはあったとはいえ、頭の中にはこういう模様にしたい!というおぼろげなヴィジョンがあるわけです。それを形にするのに、深夜までかかって編んでは解いて、編んでは解いてやってたら眼精疲労にかかり、翌日は視界がぼやけてました。バカですね…。
でもその甲斐あって、思った通りのロピセーターが出来あがってとても嬉しいです。
すっかり満足しましたので、次にブリティッシュエロイカを編むときは、交差しまくろうと思います(笑)

使用糸:ブリティッシュエロイカ 
色:200番(淡い赤茶とモスグリーンが絡む杢調グレージュ)、201番(マスタード、紫が絡むレンガ色)、125番(オフホワイト)
使用量:200番を8玉弱、201番を1玉弱、125番は1/3玉くらい
使用針:匠9号(本体)匠8号(ゴム編み)
サイズ:胸囲94cm

経過レポを読んでくださった方、励ましのコメントをくださったみなさま、いつもありがとうございます^^

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【完成】ブリティッシュエロイカで編むロピセーター

三國万里子さん「今日の編みもの」掲載の「クロッカス色のヨークセーター」と、raverlyから「No bad weather」をコラボして「お行儀の良いロピセーターを編む」プロジェクト、2週間で完遂!

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コメント欄で早い早い言われて、「そんなかなあ?」と思いましたが、着手したのが10月5日頃だったと思うので、2週間とちょっと。
うむむ。概ね1ヶ月に1着完成ペースの私にしては、異様に早いスピードだったかもしれません^^;
針も糸も太いですし、早くヨークに辿り着きたくて本体を相当一心不乱に編んでいたからでしょう。

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水通しをしたら、身丈は35cm→39cm、身幅は48cm→47cmに変化しました。
身丈がやや足りず、身幅がゆったりだったので、結果的には良かったです。
スワッチの水通しではサイズ変化がなかったので、身丈を少し足して、それでも短いかと思っていたのですが、
期せずしてパンツに合わせやすい丈になりました。

今回、ロピだったら必ずといっていいほど配置されている、裾と袖口の模様を、ずいぶん迷いました。
「No bad weather」には入りませんし、ヨークだけ編み込みなところがいいのかも、と敢えて入れませんでした。
入れてたらもっと本格的にノルディックなロピ感が出たと思います(笑)

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着やすくて暖かいですし、3色のシンプルで落ち着いた配色も、すごく気に入っています。
水通しして編み地が落ち着いたら、ロピセーターというより、普通の編み込みプル化してしまいましたが、
むしろこれくらいが普段使いにちょうど良いです。
ロピは本当に分厚くてかさばりますもの(ワイルドな質感はすごく好きですが)。

着画は、今週末は時間がとれないので、来週末以降に撮ろうと思います^^

***************

さて、いよいよ寒くなってきましたので、次もどんどんいきます!
mocomoさんなゆたさんと計画している「Bray」KAL(11月後半〜12月にかけて編む予定)までもうちょっと時間があるので、何にしようかな。
松ぼっくりカーデ、私も編みたい(><) だけど、毛糸棚を覗いてみましたが、オレンジ〜茶系のちょうどいい感じの毛糸が見当たらず…。

興味津々(でもまだ注文していない)「Loft」のオレンジ色なんか使って編んだら本当素敵そう。

今日はraverlyでイザベルさんの新作「Seashore」がリリースされましたが、試作段階からとても可愛くて、楽しみにしていました。
というか、イザベルさん自身が可愛過ぎて激萌えです(このヘアスタイルがあんまりお似合いなので、以前コメントしちゃったもの!)
これは手持ちのPluckyかTosh Merino Lightで編めそうです。スワッチを試してみて、良さげならこれかな^^
こうして、新たな刺客が現れると、編みたいものリストの順番はどんどん入れ替わっていくのです。
(来月の、三國さんの新刊も、かなり危険ですね?三國ファンのみなさま:笑)

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【経過】ブリティッシュエロイカで編むロピセーター その3:ヨーク完成

ちくちくとヨークを編み進めて、大体こんなものかな?というところまで来ました。
本体は三國万里子さん「今日の編みもの」掲載の「クロッカス色のヨークセーター」のパターンを使い、編み込み模様はraverlyから「No bad weather」を参考にしました。

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「クロッカスのセーター」とは模様が違うので、減目は全然違う段で行っています。
「クロッカスのセーター」は20目1模様、「No bad weather」は6目1模様なので、1回に減目される目数も違います。
今回、まるっとチャート通りの模様は編まないことにしてたので、手持ちの本をつらつら眺めて研究。
丸ヨークの減目は大まかなパターンがありますね。
トップバストのあたりで1回、肩線のあたりで1回、首周りに近いほうで2回。
模様の1サイクルが大体それに合わせて考えられている印象。
私の場合、前後のラグラン線にあたる部分でまず数目減らし、編み込み模様をスタートしてから3回、減目しました。
パターンだともう1回減目の段があるんですけど、このあとのゴム編みでだいぶ詰まりそうだし、あまりきつきつに首元が詰まったセーターは好みじゃないので、省略するつもりです。

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裏側、糸始末はこれだけの量。輪に編んでいたのに、案外多い。
3段の段差があって4目先、なんていう場合、斜めに糸を渡らせちゃダメですよね?
こういう場合、糸を切らなくてもいいのかどうか、聞ける編み物の先生がいたらなあと(><) でも普通に考えてダメだろうと思ったので潔く切りました。 lopi5

トルソーにかけてみました。モコモコしちゃってるのは水通しで落ち着くはず。
試着もしてみましたが、やはりサイズは大きめでした。
ロピセーターだからオーバーサイズでもいいか、と思ってます。
その、大きめにぶかっとした感じ、好きでした。短いかと思っていた身丈もちょうどいい。
袖はもともとちょうどよい長さでしたし、全体に、私が思う通りに出来上がりそうです^^
でも、試着したら暑くて暑くて5分も着てられません。
もうね、このセーターにダウン着たらアラスカ余裕だわ!オーロラ鑑賞行きたいわ!

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参考にした模様のパターンがあったとはいえ、結構ちょこちょこと改変してしまいました。アドリブで。
1段終わると、次の段に入る前に、どう編もう…(10分考える)…こんな感じかな?…(気に入らない、ほどく)ならどう編もう…(10分考える)
ほんとにちょっとした模様なのに頭振り絞って考えて、だいぶ疲れたので、次回はちゃんとこんな風に全模様パターンを網羅したスワッチをあらかじめ用意しようと思いました。(←注:当たり前のことです
今回難易度が高くなってしまったのは、どうにかして1段に3色の糸が渡ることを避けたせいです。
ロピセーターで1段に3色使うのは普通ですけど、裏の渡り糸が3本になると編み地が固くなるから嫌(経験則)。
2色だけでバリエーションを持たせ、かつ下の段とのつながりやバランスを考え、減目しなくちゃいけない段は同色部分を作らないといけないし、と結構縛りがあって、4目や3目の模様になればなるほど難しかった。
たぶん私はこうやってスワッチを用意しても、それが連続する模様になったらまた「なんか印象違う!」ってなって、その場で考え込みそう。orz

とりあえず苦労の甲斐あって?当初の「お行儀の良いロピセーターを作る」という目論みは、果たされつつあります。
(というか遠目だとお行儀良すぎてあまりロピに見えないという話も^^;)
もう少し模様を工夫できたかも…なんて、考えだすとほんとーーーにキリがないので、これで良しとします。
残すは襟ぐり、糸始末、仕上げ作業。完成まであともう少しです^^

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【経過】ブリティッシュエロイカで編むロピセーター その2:身頃と袖を合体

ブリティッシュエロイカで編む(お行儀の良い)ロピセーター、両袖を同時編みし、身頃をぐるぐる編みして合体させ、ヨークまで辿り着きました。
針も太いし、ひたすらメリヤス編みなので、ここまではあっという間に来ちゃいました^^;
目数は三國万里子さん「今日の編みもの」掲載の「クロッカス色のヨークセーター」のパターンから取っています。
これから取りかかるヨークはraverlyから「No bad weather」の模様を借りて編みます。

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9玉購入して、7玉消費。あと2玉とちょっと残っています。
配色糸も混ざってくるし、ヨークはかなり減目するので、ギリギリ間に合うか?というところ。
「クロッカスのセーター」より、ゲージが若干緩いので、身幅も袖幅もパターン指定より数cm大きくなっています。
「ちょっと大き過ぎ?」という不安がよぎったので、一昨年の冬に編んだロピーカーディガンに重ねてチェックしたところ、身幅はやや狭く、袖幅は同じくらい、袖丈はこちらの方が長かったです。
カーディガン、袖丈が短かったなぁと常々思っていたので、袖は大丈夫そう。
ゆったり身幅(48cm)もロピセーターと思えば全然普通幅でした。
手持ちの「アイスランドロピセーター」本のパターンサイズも見てみましたが、概ねS〜Mサイズの中間くらい。
身丈はいま35cmですが、自分の身長(165cm)を考えると、もうちょっと長く編んでも良かったかも…。
これでも「クロッカスのセーター」より2cm長く編み足したのですが、あと3cm欲しかった感じ。
そこまで致命的じゃないのでこのままいきますけど。

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前後差は、後ろ身頃に当たる部分を数段多く編んで作ります。
この部分と袖を「目と段のはぎあわせ」で。
「No bad weather」のパターンだと、前後差は引き返し編みで形成していました。
日本の編み物本の丸ヨークセーターは、「クロッカスのセーター」方式で作る前後差しか見たことがありません。
こちらの方が初心者にもわかりやすく、引き返し編みをやったことがない人でもできる方法だからですね。
「へちま襟」の編み方にも、同じことを思います。
海外のパターンでは「へちま襟」は大体引き返し編みで編んでいくけど、
日本のパターンだと、襟を別に編んであとから襟ぐりに縫い付ける方法しか(少なくとも私は)見たことがないです。
前後差はどっちの方法でもいいけど、「へちま襟」はぜひ前立てから続けて引き返し編みで編みたい。

考えてみれば、海外パターンを編み始めるまで、引き返し編みなんて、私殆どやったことがなかったです。
なぜなら、肩下がり以外に、引き返し編みはこの国の編み物本に基本的に登場しないので…。
今は動画で様々な引き返し編みの技法を簡単に学べて、自分に合った方法(もしくは糸やパターンにあった方法)を選べるようになってるし、今後は引き返し編みも、国内パターンにもうちょっと使われるといいな、なんて。
(袖山だって作れますしね!)

さて、いよいよお楽しみの編み込みが始まります♪
「No bad weather」の模様を土台にして、自分で少し模様を編み足すかもしれません。
様子を見つつ…ちょっと試行錯誤してみます。

ところで、ブリティッシュエロイカを平編みしていると、交差したくなります
交差したくて交差したくて、どうしたらいいんでしょう。(知らんがな
次にブリティッシュエロイカを編むときは、おとなしくアランセーターにします…。

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【完成・着画】もっふぁんアルパカで「Manu」

「もっぱか」こともっふぁんアルパカで編む、Kate Daviesさんデザインのもふもふカーディガン「Manu」。
水通しを済ませ、ボタンをつけて、完成しました♪
後半のポケットと袖付けはちょっとしんどかったですが、特に難もなく仕上ってホッとしています。

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もっふもふな真冬仕様のカーディガンなので、冬木立と雪模様のギャザースカートと合わせて^^
このスカートもう10年くらい前に、たしか吉祥寺のパルコで購入したんですけど、未だに大のお気に入りです。

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ぬくぬくポケット!
でも妙なところで神経質な私は、デザイナーのKateさんみたいに、ぐいぐいっと手をいれたりはできません^^;
ポケットは可愛いから大好きだけど、ニットだと、伸びるのが怖くて使えません…。

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横からみた感じ。
袖がゆったりギャザースリーブなので、着やすいですとっても。

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自分でも初めてみた後ろ側(笑)着丈はかなり長めです。
スワッチを水通ししたとき、サイズが全く変わらなかったので、本番でも安心して水通しできました。
ブロッキングも特にせず、ただ広げて乾かしました。
サイズは変化なし。ボコボコしていた編み地は滑らかになり、意外なほど編み目も揃いました。

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ロングブーツが似合いそう!
(ぶっとい足はお目汚し超すみませんorz)
すんごいあったかいので、出番はもう少し寒くなってから、来月以降でしょうか。
毛玉ができそうな編み地ですが、寒がりの私、この冬から通勤着に愛用します。

使用糸:もっふぁんアルパカ
色:205番(淡い杢グレージュ)
使用量:11.5玉
使用針:匠5号(身頃)、US 5号(袖)、匠4号(縁編み)、匠6号(i-cord bind off)、
サイズ:34

制作中、読んでくださった方、励ましのコメントをくださったみなさま、ありがとうございました^^

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【謎のコラボ】ravelryから編み込みヨークプル「No bad weather」を三國万里子さんのパターンで編むの巻

事の経緯はこうです。
まず私は、「No bad weather」の指定糸はアランウエイトだということだけ確認し、刷り込まれた「アラン糸=ブリティッシュエロイカ」の短絡式を信じて疑わず、嬉々として必要量を用意し、準備万端のつもりでいました。

スワッチを編むまで指定ゲージを確認していなかった不覚、パターン指定の10号でとりあえず編んでみた結果。
指定は18目×28段。私のスワッチ、16目×20段。(唖然
指定糸(Polka Dot Sheep)は、だいぶ細い…?
というより、久しぶりに編んだブリティッシュエロイカが異様に太いんです。
今年はずっと、極細〜合太の作品を編んでいたため、10号針も最初何の冗談かと思うほど太く感じました。
100gで200mちょいの指定糸。50g80mちょいのブリティッシュエロイカ。
指定糸が細いんじゃなく、これは何か根本的に自分の認識がおかしいなと思い直し、そこで初めてraverlyで調べてみたら、後者は「Bulky」にカテゴライズされていましたorz
16目20段というのは、ブリティッシュエロイカを10号で編んだときのほぼ指定ゲージですから、「アラン糸」だからといって思い込みしてはいけませんね。

どうしようか、諦めて、別のパターンを編もうか、という考えが一瞬よぎったのですが、編み地で確認した、このグレージュにレンガ色の配色は完璧なのでした。
これを編まずして、今他に何を編むの!という感じで、諦めるなんて出来ません。

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サンプル画像のような、コンパクトに着れる編み込みヨークプルを想定していたのですが、このがっしりした編み地はむしろロピ。
豪快な野性児アラフォスロピに比べたら、ブリティッシュエロイカは身なりを整えた都会っ子!なのですが、そんなわけで「お行儀の良いロピセーター」を編むプロジェクトに気持ちを切り替えました。
アラフォスロピには半分の細さのレットロピがあり、印象としてかなりブリティッシュエロイカに太さが近いです。
であれば、レットロピを使ったロピセーターのパターンなんてたくさんあるじゃない♪とravelryを検索してみたのですが…。
思ったよりゲージが細かいのです。18目24段とか。7〜8号針でぎゅうぎゅうに編んでるようなのが多くて。
みんな、あんなぶっとい糸をほんとに7号なんかで編んでるの??まじで?とにわかに信じ難く。
ただ、ロピ糸って太いところと細いところで結構差があるので、案外細かいゲージで編めるのかもしれませんね。
(レットロピも2着分、配色糸も含め、毛糸棚で編む順番待機して…2年近く経過^^;)

レットロピの路線がちょっと厳しめなので、ブリティッシュエロイカで編む丸ヨークセーターくらいなんかあるだろうと、国内のパターン探しを始めたのですが、この糸って「ほぼ」アランのパターンしかないし、ニッターさんも、アランしか編まれていない印象orz
そうかわかったわ…パピー発「手編みの本。」がいけないんだわヽ(`Д´)ノ(←なんという八つ当たり)
そりゃそうですよね。この糸、基本、アランを編むための糸ですもの。
この糸でアランを編まないなんて、邪道なのです。きっと。
それは十分承知の上で、どうしてもこの配色の編み込みプルが欲しい。
「欲しい」と思ってしまった系は、代替えがありません。
手持ちの本を探すことにしました。そういえばあれが…と思い当たる作品があったのです。

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ビンゴ!でした。使用糸は「ミニスポーツ」ですが、ゲージはほぼ同じです。そして丸ヨーク。
そして何より、ヨークの目数が「6の倍数」である!
つまり「No bad weather」の模様が流用可能ですヨ。うはほーい!!
まさかこんなところで「クロッカス色のヨークセーター」が登場するとは思ってもみませんでしたが、案外ありそうでないことがわかった、極太糸(ロピ糸以外)を使う丸ヨークのパターン。
私の記憶だと他に、ハマナカ「アランツイード」を使ったセーターが表紙になっている本があります。
かなり有望株ですが、残念ながらその本を持っていません。
後ろの2冊は、目数の参考にしました。「ネックから編む〜」表紙がまさにブリティッシュエロイカを使った丸ヨークセーターまんまなのですが、ヨークの目数、三國さんのパターンと同じでした。大丈夫そうです。
(なぜこちらのパターンを使用しないかというと、「クロッカス」の方が袖の形が断然好みなのと、トップダウンだと模様が逆さになるからどうかな?というのと)
かなり見切り発車ですが、GOGO!COしちゃいました。

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今回のプルは特に目新しいスキルがないので、まだ経験したことないことをやってみたく、「袖の同時編み」に地味に挑戦。
挑戦つっても、マジックループで輪の同時編みならともかく…ただ横に並べて平編みするだけ^^;
光量が足りなくてかなり色味が沈んでいますが、実物は赤と緑が潜む、本当に編んでてときめきっぱなしの色です。
こんな渋色なのに、こういう色に気分が上がる私。
早く編み込みヨークに到達したいので、がんがん編み進めようと思います!

ところで久しぶりに目にする「クロッカスのセーター」、実に可愛いですね。
この本を購入したときに、気に入った作品のひとつだったのを思い出しました。
可愛いなぁ、編みたいなぁ。編みたいなぁ…。もうダメです、本当千手観音になりたいです!

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【経過】もっふぁんアルパカで「Manu」その6:編み上がり

もふもふ編み上がりました!
もっぱかで編む「Manu」、右ポケットと右袖を仕上げて、編む作業は完了です^^

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全体のシルエットも含め概ね自分の思う通りに出来上がったのがとっても嬉しいです。
knittimoさん作品のクオリティを目指した私の、もちろん及んでいませんが、これが精一杯の結果です(笑)
精一杯やったと思えるから、それでいいのです^^ この達成感が、ものづくりの醍醐味!
ボコボコしちゃってる編み地は、水通しで収まると思います。
伸び縮みしない、弾力のない糸なので、水通し後のサイズもおそらくそんなに変わらないでしょう。
今ジャストサイズなので、縮んだりしたらちょっと泣く(><) manu20

ポケットと袖口、難しかったなぁ。
技術的に難しいことは何もしてないのですが、ポケット口の調整に苦心しました。
身頃の編み地に対してちょっとでも横幅が長いと、ギャザーの重みで垂れ下がって格好悪いし、かといって短過ぎると今度は身頃側がたるみそう。
着心地には直結しなくとも、ここは相当見た目を左右するので、妥協できなくて。
先に付けた左側ポケットは奇跡的に1回でぴったり合ったのですが、右側が1回目はわずかに緩かった…。
2回目はi-cord bind offをきつめにやり直し、とじつけはちょっと引っぱり気味に。それでも気持ち垂れ下がる。
見た目ではわからないのだけど、左ポケットに比べて僅かに右のガーター編みが緩かったのかもしれません。
仕方ないので、3回目はポケット口のとじ位置を一目内側にしました。それでどうにか納得いく仕上がりに。

袖口はまあもう、23cm輪針で編んでいる時点で最初から困難を強いられているのですが、ガーター編みです。
輪でガーター編みをするということは、2段毎に裏編みの憂き目に遭うのです。
「23cm輪針でやることは表編みだけ」をモットーとする私にそれは思わぬ試練。
「できませんでした」は通用しないので、手首をポキポキ鳴らしながら必死で裏編みしました。
切り抜けたわ!がんばったわ!編み物の神さま!
きっと鬼の形相をしてたと思います(笑)
目数少なかったしね。いやでも目数多かったら23cm輪針使わなくて済むんですけどね^^;

さあ、水通しして、乾いたらボタンをつけて、完成です。
着画は来週末以降に撮ります♪

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