【完成】Lilou Delicate Fingeringで編む「Robin」

「ヘルガ・イサガーの、あみもの」から、表紙のプル「Robin」をクリスマスローズカラーの糸で編むプロジェクト。
まだあと数カ所の糸始末と、これから水通しをしなくてはいけませんが、編む部分は終えましたので、ひとまず完成です!

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Lilouの糸を手にしたときに、この豊かな色彩感を一体どんなデザインで生かしたらいいのか、半ば途方に暮れたのは事実(糸レポはこちら)。
コントラストの強い段染め糸って難易度高いです。
糸玉で見た状態と作品になったときのギャップが大きいから、立派にギャンブルです、ギャンブル。
お金と途方も無い時間を費やしたあとでないと結果がわからない、リスキービジネス!
成功すれば素晴らしいけど、「こんなはずでは…」となる経験、ニッターなら絶対あるはず。
三角ショールを編んだほうが、段毎に目数の変化が起きるから色の偏りは回避しやすいけど、基本的に、私はいつも着るものを編みたい人。
直前に「Daffodil」のスワッチを編んでヘルガさんのパターンに気持ちが向いていたのは偶然だけどラッキーでした。
本棚から取り出した、「あみもの」の表紙を見たらもうこれしかない!!て一瞬で決まったもの。
瞬間的にイメージが頭の中に浮かんで、糸とパターンのマジカルな出会いって起きるから編み物は楽しい。
編んでいる途中も、その出来上がった脳内イメージから少しもぶれることなく完成した私の「Robin」。
ギャンブルに勝った!と言えましょう(笑)

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細い糸&2カセ交互編みによりコントラストは薄まって、着ても全く浮かないです。
もしショップの店頭にこんな色のニットがディスプレイされていたら、ど近眼の私でも、10m先から吸い寄せられる自信があるわ!
サイズ感も今の状態でぴったりなので、水通しで大きく変わることのないよう気をつけてブロッキングします。
着画は今週末にアップしますね♪

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中途半端に余ってしまったけど、無理矢理余り糸プロジェクトに利用するつもりはなく、記念にとっておこうと思います。
次も、またこんなような、玉虫色の作品になる予定。
Madelinetoshに「Opaline」という色があるのですけど、ただいま取り寄せ中。
詳細はまた後日アップしますが、次に編むのは、大人気ショールの、日本語版テストニットです^^

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【経過】Lilou Delicate Fingeringで編む「Robin」その5:右側完成

ヘルガ・イサガーさんデザインのドルマンプル、「Robin」の経過です。
気づけば10日ぶりの進捗報告となります^^;
これでも毎晩黙々と作業していたのですけど、結構時間かかりました。
本来空間になっている袖下の部分を延々編んでいくので、両袖分となると編み地が巨大化して、2カセ交互編みしている糸の取り回しも大変でした。
ニッターさんの知恵として、編み地を布で包んでしまうといいのよね…頭ではわかっていても、やらないヒト。
なんとなく、全体像が常に見えてないと両袖のサイズが同じかとか、すぐに目視で確認できなくて、不安なのです。

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無事、形になりました^^
最初、タバードだったことを思えば、ずいぶん編み進めたものです(笑)
あとは、袖下をとじて、裾周りから目を拾い、ガーター編みをぐるぐる編んだら完成です。
サイズ感は、指定より気持ち小さめになっています。
シルク混の毛糸を編むのは初めてなんですけど、水通しで結構伸びるかしら。
(スワッチでは、水通しの前後で、体感としてほとんど変化がなかったのですけど)

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後ろ側はこんな感じです。
編み地がボコボコしてしまっていますが、仕上げ作業で整うと思います。

遠くからお花畑を眺めているような色合いが、本当に綺麗です。
このプルを着て、ゴールデンウィークは花が咲き乱れる昭和記念公園にまたサイクリングいかなくちゃ!

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去年のちょうど今頃だったと思いますが、昭和記念公園のふとした植え込みに咲いていた花。
名前もわからないのですが、とても美しかったから思わず足を止めてiPhoneに収めました。
この糸の色合いに似ていて、好きな配色って、やっぱりつながっているのね。

さあ、あともうひとがんばり!
早く着たいし、次に編むものも控えていますので、今日明日で完成させようと思います^^

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【完成】「Robin」に合わせたいハンドメイドのラップブレスレット

昨日紹介した資材を使って、あのあと早速制作に取りかかりました。
夜は友人夫妻と4人で恒例の「辛いものを食べる会」の予定があったので、それまでには間に合わないと思っていたのだけど、1作目のネックレスより全然簡単で、集中して取り組んだら1時間半ほどで完成してしまいました。
手作りアクセサリー第2作目は、チェコ硝子ビーズを使ったラップブレスレットです^^

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用意していたグリフィン糸(先端に針が最初からついているシルクビーズコード)が2m巻で、糸長が足りないということがわかり、急遽ナイロン製のビーズステッチ糸を2本取りでかがっていくことにしました。
変更点としてはそこだけで、あとはお店でいただいたレシピ通りです。
これと同じものが、浅草橋の「Parts Club」というお店にディスプレイされています(笑)
(店頭で「あ、これ、素敵!」て一目惚れしてしまったの)

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編み地の上に乗せてみました。色合いも雰囲気も、よく合ってると思います♪
初めて作ったので、所々不揃いな「手かがりしました」感もまたよし。
数をこなしていけば、もっと綺麗に作れるようになるでしょう。
「Robin」は、女性誌のキャッチコピー風にいえば、「とてもこなれた」デザインのプルだから、レザーでカジュアル路線でも、細いチェーンを使うエレガントなアクセサリーも、どちらもよく似合いそう。

今回は習作ということで、手頃な硝子ビーズを使いましたけど、次は天然石を使って3連にも挑戦してみたいな。
チャン・ルーのラップブレスなんて買ったら3万円近くするでしょう?
素材が全然違うとはいえ、今回の材料費は1000円ほど。
自分で納得いくものが楽しく(かつ既製品よりずっと安く)作れるのが、「ものづくり」の醍醐味。
人件費のことを考えたらハンドメイドはやってられません(笑)

「Robin」は、右身頃が編み終わり、右ドルマン袖の減目に入るところです。
減目が始まればあとはしめたもの。
「Lilou」の糸と戯れる時間もどんどん終わりに近づいてきてますが、楽しんで進めていきます^^

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夏糸と、手作りアクセサリーの資材を仕入れました

「花冷え」というより、真冬に戻ってしまったかのような寒い日が続いた1週間。雨ばっかり降ってたし…。
おかげで九段(勤務地)の桜は完全には散らず、まだそこそこ花が残っているような木もちらほら。
寒くても、湿度のあがってきた空気に、春を実感します。

夏糸にほとんど興味のなかった私が、昨夏リネン糸(スタジオエフさんの、シャイニー)を編んでみてその風合いに魅了されてしまい、今年もぜひリネンで何か着るものを編んでみようと思っています。
追加されたシャイニーの新色も素敵ね!

手元に2本取りで巻いてある糸玉が、もう1枚「…a hint of summer」編めるくらい残量あるんですけど(笑)
重ね着仕様でキャミソールでも編むかのう。

さて、先日、かねてよりRaverlyで目をつけていて、お気に入りにもしていた糸を、Loveknittingさんの全商品25%OFFセールで購入しました。

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Classic Elite Yarnの「Soft Linen」というリネン混紡糸。
50g137ヤードですから合太〜並太の編みやすい太さです。
組成はウール35%、リネン35%、ベビーアルパカ30%で、日本の夏に着るには暑過ぎですね^^;
季節の変わり目に、ちょうど今時分に着れるセーターか、カーディガンを検討中。

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色は私がいつも選ぶ色。淡いグレージュ。「Dove Gray」です。
リネンのほけほけした毛羽立ちがかなり見えます。Tosh Dandelionがわずか10%のリネン混であれだけほけってたから、35%も入ってると手触りも艶のある見た目もまるでリネンです。ベビーアルパカの質感、殆ど感じません。
ラベルには特徴として「wonderful stitch definition」とあります。
ずっとずっと編みたかった「Pomegranate」の、指定糸ではないんだけど、デザイナーさんが元々はこの糸で編んでいたもの(プロジェクトはこちら)。

このフロントパネルの繊細なレース模様が超チャレンジしがいありそうじゃない?(笑)
でも、困ったことに、この糸、ひょっとしたら私にはちくちくする可能性が(><) (実は、Dandelionで編んだ「Hitofude」が少々ちくちくを感じる件) 肌に直接触れるセーターではなく、カーディガンの方が安全か。 スワッチを洗ってみて、その質感をみながらまた考えてみます。 dropsalpacasilk

ついでに購入したのがDropsの「Baby Alpaca Silk」です。
ベビーアルパカ70%、シルク30%の、幸せな肌触り。しっとりつややかでとろけるような柔らかさです。
色は「Light Grey Purple」。でも、どちらかというとピンクですね。
シックで落ちついていて、控えめな、こういうピンク大好きです。
もちろんショールを編もうと思っていて、リリースされた日に一目惚れしてしまったこちらを。

本当はきっとシェットランドレースヤーンで編むと一番素敵なんでしょうけど。

wrapbrace1

これは、今編んでいる「Robin」が7分袖なので、ブレスレットを巻いたら素敵かなと思って、資材を揃えました。
玉虫色のチェコ硝子ビーズに、ナチュラルカラーのレザーコード。
ここ数年ですっかり定着したあの、手首にぐるぐる2重3重に巻く、ラップブレスレットです。
初めてなので、お店でもらったレシピ通りに作ろうと思って、材料もその通り用意してます。
完成したらまたお披露目します♪(うまくいくかな…ドキドキ)

jam

おまけですが、今日、いちごジャムを作りました。
特売だった「とちおとめ」を1パック買ったのはいいのですが、1粒食べてみたら、あまり甘くなくて。
琺瑯鍋に入れて、グラニュー糖をざばざばと振りかけて(超目分量ですw)冷蔵庫で一晩。
いちごから水分が出てきてますからそのまま中火にかけて一気に煮詰めて、レモン汁振りかけて煮沸消毒したジャムの空き瓶に詰めたら出来上がり。
簡単だけど、市販のとくらべものにならない美味しさ(><) *********** 毛糸家計簿 2015年3月分 ・Drops Baby Alpaca&Silk/Classic Elite Yarn Soft Linen 送料込 99.75ドル(=12,468円) ・Madelinetosh DK Twist/BFL Sock 送料込 163.20ドル(=20,261円) ・LILOU Single/Delicate Fingering 送料込 117.6ユーロ(=16,441円) ・Holst Garn Supersoft 送料込 105.75ドル(=13,129円) 2015年1月分 ・リッチモア「スターメツィード」13玉 6,080円(9,035円のところを、楽天ポイント利用) ・Rowan「Kid Classic」15玉 70.37ポンド(=13,745円) ・Malabrigo Worsted 7カセ 11,340円 ・パピー「ソフトドネガル」12玉 7,572円 ・イサガー「ハイランド」5玉パターン付きキット 送料込 368デンマーククローネ(=7,066円) 計:108,102円  じうまんえんこえたった\(^o^)/ ええと、年間予算を20万円と定めます! にほんブログ村 ハンドメイドブログ 編み物へ
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【経過】Lilou Delicate Fingeringで編む「Robin」その4:左側完成

ヘルガ・イサガーさんの、「ヘルガ・イサガーの、あみもの」から、表紙のプル「Robin」を編んでいます。
変則的な編み方をしていて、前後のフロントパネルから目を拾い、左身頃を脇まで編み、そこから減目が始まってドルマン袖を形成します。

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左袖を編み終えました。
袖下と脇はまち針で仮止めしているだけなので、きちんととじたらもう少しラインが綺麗に出ると思いますが、完成形は見えてきました。
袖丈は7分袖で、ゆったりしたドルマン袖ですが袖口に近くなるとかなりフィットします。
身頃もウエストシェイプこそありませんが、腰周りがジャストサイズ(Sの目数で編んでいて、水通し前で身幅45cm弱)なので、試着した感じはとてもすっきりした印象です。
シンプルだけどフェミニンなシルエット。うむ理想的(笑)。

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背中側も。
ドルマンスリーヴのセーターを編むのは初めてなのですが(昨夏編んだ「Outlined」も袖ぐり広めなドルマン気味でしたけど、風味付け程度だったし)、細くて柔らかい糸で編んだせいか、脇下のもたつきは全然気にならないですね。
むしろこのもたつき(ドレープと言いなさい)がすごく良い感じ!

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最初は目数が多くて大変だったけど、袖に入るとガンガン減目していくので、思ったより早く編み終わりました。
袖は表編みなので、色と色のコントラストが強く出て、段々にずれていく色の移り変りが編んでいて本当に楽しかったです。
右半分がこれから控えてますけど、いつもならここで「コピペしたい」と思うのに、今回はそれがありません。むしろあと半分編んだらこの糸ともお別れか〜という残念な気分なのデス。

そうそう、糸量なんですが、この感じだと余裕で足ります。
というか思ったより余ってしまいそう^^;

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袖口は細かいガーター編み。この編み地がまたカラフルで可愛くて^^
遠目にみると色がにじんだように混ざり合って落ちつくのですが、近くで見ると本当に可愛いの〜!

これからタバードもう片側の拾い目です。
引き続き楽しんで進めます♪

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Madelinetosh公式サイトから届いた糸と、春夏計画

今シーズンは、これにて冬糸買い納め!ということで(笑)
もう気分はすっかり春夏ものにシフトしているのですが、先月届いたMadelinetoshの糸をアップします。
再登場するのは、9月以降になると思います。

今回初めてMadelinetosh公式サイトから取り寄せてみました。
公式ショップで販売されている糸は、現行の色以外に、ここでしか買えない色やベースが用意されているため、Toshファンとしては定期的に覗かないといけないところなんですが、いつも忘れてしまいます^^;
たまたまアクセスしたときに「お」と思う色が出ていたので、ポチしました。
注文したのは「Court & Spark」と「Filtered Light」の2色。

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褪せたような茶〜薄紫〜ベージュ〜ペールグリーン〜水色の移り変りの美しい「Court & Spark」。
ベースは「DK Twist」です。防縮メリノ100%、糸長は100gで229m。
「Tosh DK」よりわずかに細いです。「Twist」とありますけど、撚りが強めには見えません。

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この色、封を開けた瞬間、感動して「わぁ…」という声が漏れてしまいました。
ロマンチックで、なんだか懐かしい気持ちになる色合い。
どんなパターンを編んだら、この美しさが生かせるんだろう…。
ただただシンプルにメリヤス編みとドレープ感が楽しめるようなデザインがいいな。
秋までにゆっくり探して行こうと思います。

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こちらは雰囲気ががらっと変わって、とても可愛い「Filtered Light」。
ベースは「BFL Sock」。Blue Faced Leichester(そういう種類の羊ですよね)100%。
糸長は100g384mで、「Tosh Sock」より撚りがしっかりしているように見えます。

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去年からMadelinetoshは、こういった、絵の具を細かく飛ばしたように染めた糸を出すようになりましたね。
色味がいくつか出てますけど、これは現行の「Modern Fair Isle」に近いかな?と思います。
作品画像をRaverlyでみてると本当に可愛い!ので、どれか買いたいと思っていました。
こないだまで公式サイトのトップ画像がこの色と思われる糸で編んだショールだったのだけど、とても素敵だったので、ショールを編みたい気分です。
しかし、またしても着分買ってしまったため、着るものにしょうかどうしようか、また無駄に選択肢を増やして悩む羽目になっています…(楽しいけど)。

余談ですが、領収書に手書きで「Thank you!! Amy」というサインが書かれていたのですが、AmyとはオーナーのAmy Hendrixさんかしら?なんて想像しちゃいました。

この春夏に編むつもりの、queに入れてるパターン指定糸が偶然ですがどれも「Tosh Merino Light」で、手持ちのものでは足りません。他の中細糸や、夏糸を代替えしてもいいんですけど、「足りないから」と無理矢理理由につけて買い足ししたくてたまりません。
本当いくらあってもまた欲しくなるMadelinetosh。入手が容易で、色が素晴らしいものね…(ため息)。

・True Friend

(1色で編んだ方がいらして、それが思いがけなく素敵なの…大好きな「Aura」使用だし、1色だと構造のユニークさがさらに引き立つような気がしました。こちらのプロジェクト

・Aureed

・Polaris

なゆたさんのブログで先日知りましたが、RavelryのMadelinetoshグループKAL「Mad May」が今年も始まるのですね!
ノミネート作品をみてみましたが、「True Friend」がかなりの高確率で選ばれそうな予感。
であれば、それにかこつけて、私も参加しようかなと思ってます♪

これにあと、「めぇめぇ弐号機」を編んだら、8月も終わりでしょうか。
わーーん、いったいどこにショールを編む隙き間があるんだろう!!
それに、夏糸でまいりんちゃんも編みたいのに!!
また、すべてをなぎ払う刺客がいつ送りこまれるかもわかりませんのに!
この春夏も大忙しの予感です。

毛糸家計簿…また次回後回しで(汗汗
来週か再来週、夏糸が届く予定なので、それとまとめます。

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【経過】Lilou Delicate Fingeringで編む「Robin」その3:左身頃完成、ドルマン袖進行中

ヘルガ・イサガーさんデザインのドルマンプル「Robin」の経過です。
左身頃部分が編めて、「タバード」状態を脱却しました(笑)
今は脇をどんどん減目して、ドルマン袖の形成に入っています。

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拾い目辛かった(泣)
拾い目を苦手だと思ったことはないんですけど(むしろ端のくるりんが取れるのが楽しくて、嬉々として先に済ませてしまう方)、今回端から1目内側の目が全部滑り目(=2段で1目)になっているせいで、1段分を見分け、渡り糸をたぐって拾うのが超絶めんどくさかったです。
この目を酷使する作業で、ど近眼がさらに進行したように思いますorz

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後ろ側はこんな感じです。
それにしても、縦に拾うのは怖いですね、拾う目数が多すぎればたるむし、少なすぎたらつれてしまうし。
パターンには拾い目数が数字として出てるんですけど、そもそも縦の段数が「●cmになるまで編んでね」という指示で、人によって編む段数が一定してないのに(正確にゲージが出せてれば大丈夫でしょうけど、私の場合縦ゲージが指定より緩い)結構無茶振りだなぁと思いました。
こういうとき役に立つのは、これまでの経験と「勘所」ですね…。
このプル、ここまで編んでみて思ったけど、構造はシンプルだけど意外と難易度高め。

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頭に浮かんでいた、この糸で編む「Robin」のイメージ。

「段染め糸の、編む方向が変わることによって身頃の切り替え感が強調されて、とても可愛くなるだろう」

いまのところ、イメージそのものの姿が現れてきているので、嬉しくてたまりません。
本当に可愛い編み地です。もう身悶えしたくなるほど可愛い(当社比、個人差はもちろんあります)。
カラフルな色彩感ですが、全体を俯瞰してみると不思議と落ちついて、シックです。
シルクの艶も美しくて…完成したらどんなだろう。

今回、キャリーCで編んでいますが、編み地がどんどん大きくなってきて重さも増してきましたけど、ジョイント部分は微動だにしません。素晴らしい!

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【経過】Lilou Delicate Fingeringで編む「Robin」その2:前後センターパネル完成

ヘルガ・イサガーさんデザインのドルマンプル「Robin」の経過です。
昨日は夫がずっと不在、今日は会社を有休消化でお休みにしたので、だいぶはかどり、前後センターパネルが完成しました^^

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わはははは。またこのへんちくりんな経過画像ですみません。
タバードです!(中世が舞台のゲームやったことある人なら、馴染み深いですよね:笑)
これは2枚目に編んだ方ですが、ピンク系に染色された部分がちょうど胸元付近に集まって可愛いので、こちらをフロントパネルにしました。

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最初に編んだ方は、背中側に。こちらの方が色出しが地味です。
(って、いうほどたいした差はないのですが^^;)

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襟ぐりもついでに仕上げました。
カーブは引き返し編みで形成します。
パターン指示では掛け目を使う「日本式」引き返し編みですが、海外のパターンで日本式を指定されたのは初めてです。
(イサガー母娘は日本贔屓だから?本のタイトルも「amimono」ですし)
私は日本式引き返し編みが大変に不得手なので(どうしても掛け目が緩む)、Wrap&Turnを使いました。
ここにきていきなり一段の目数がガクンと減るので、段染め糸的には大変です。
最初は編み地の方を確認する余裕が全然なくて、必死で引き返して(何しろ後半は1目ずつ引き返すという急カーブ)無事編み終えたのは良かったものの、改めて確認したら、編み地が白っぽい部分とピンクっぽい部分のくっきりストライプ。
「ぎょええ」…そこだけ悪目立ちしてしまうので、泣く泣く解いて、糸玉を変えてやり直しました。

肩はパターン指示だと6目をかぎ針で引き抜きはぎ(3needle bind-off)なのですが、引き返し編み最終段の目数が3目で、6目だとその前の段の分もとじることになります。
なんとなく絵的に、「襟ぐりのカーブまで食い込んでとじる」のがとても不自然に思えたので、3目だけとじました。
元々ゲージがきつめで横幅が微妙に足りないので、襟ぐりが詰まるのを防ぐためにもこの方が良いと判断。
(これ以外、「Robin」のパターン記述で今のところ「?」と思った箇所はありません)

このあとは、タバードの端目を前後一気に拾い、ドルマン袖に進みます。
300目近い目数になるんですけどorz
ショールを編む気分を同時に味わえるからお得だと思うようにします(泣笑)

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現在の糸量。足りてくれぇ〜!
(感覚的に4分の3ほど残っている感じ)

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【経過】Lilou Delicate Fingeringで編む「Robin」その1:センターパネル進行中

昨年出版された「ヘルガ・イサガーの、あみもの」という本から、表紙の「Robin」を編み始めました。
この本は、子供服や小物パターンが半分くらいあり、大人用のニットの数は少なめですが、全部素敵です。
イサガー母娘のパターンは、Raverlyで個別ダウンロードができず、洋書を買うかオンラインでパターンキットを買うしか入手方法がないようです。そういう意味でも、とても貴重な本です。

「Robin」は編む工程が変則的。
前後のセンターパネルを編んでから、肩をつなぎ、そこから目を拾って左右の袖を水平に編みます。
最後に、裾と襟ぐりをぐるりと編んで完成。
センターパネルは裏編み、袖は表編み、裾はガーター編み、と3種類編み分けます。
編む方向も身頃と袖で変わるので、編み地に動きがあり、いろいろな表情を楽しめて、意外と段染め糸向きなパターンなのでは。

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現在、センターパネルがここまできたところ。
色の偏りを防ぐために、2カセ交互編み(2段毎)をしています。
パターンの指示ではこれはフロントパネルで、このあと襟ぐりの減目に入るところです。
でも、私はいったんここで目を休めて、同じものをもう1枚ここまで編むことにしました。
かなり色の濃淡の激しい糸なので、編み地を比較して、フロントパネルにする方を選ぶつもり。

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平置きするとくるんくるんで様子がわかりづらいので、トルソーに貼付けてみました。
かなり無理があり、「ザ・経過画像」て感じですが^^;
画像では伝わりづらいのですが、実物はものすごく綺麗なんです。
あんまり綺麗なので、編む手が止まりません。
また、シンプルだけどとても存在感のあるすべり目を使った模様編みがどんどん増えていくのもちょっと中毒性があるというか…。
いまは裏目側ですが、表目側も綺麗なので、早く袖を編みたーーーい!

心配な点は、サイズが若干小さめなところ。
完成サイズはフロントパネル横幅22.5cmですが、いまのところ21cmしかありません。
ブロッキングで調整可能な範囲と思いますが、実際ゲージはスワッチよりきつめになってしまいました。
(10cm28目だったところが、29.5目くらいになっているorz)
もうねー理由はわかってるんだ、糸量が不安なのです。
そういう不安を抱えているから、手がきつめになるのです…。
足りないのは本当どうにもならないので(追加購入はほぼ見込めません)、すこし小さめになってもいいから今の手加減で続行しようと思います。
もともとゆったりプルなので、着れないという事態にはならないと踏んで。

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ヘルガ・イサガーさんの「Robin」を編もうかな

先月、ヘルガ・イサガーさんデザインのカーディガン「Daffodil」キットが届いたことはレポしましたが、次に編みたい春もの候補として、スワッチを編んでみたのです。

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一見するとグレーなのですが、よくみると玉虫色のIsagar Highland、カラー名「Sky」。
編み地になるとさらに美しいです。
50gで275mという細さですが、毛羽があるためJP 5号針(3.6mm)の太さで編んでもスカスカ感はありません。
この糸は伸縮性もあまりないのに、そこそこ編み目も揃いやすい印象。
見た目の質感が似ている「Drops Alpaca」があんなに編み目が揃わないことを思うと、ウールとアルパカでこうも違うものかと。

この編み地があの素敵なカーディガンになるのね…と昨年の展示会を思い浮かべてうっとりしつつ、実は大問題がありまして。orz
ゲージが全く合いません。
指定ゲージがよくよく考えればあり得ないほど緩いのです。
この細さの糸で、3.5mm針使用で「21目34段」。
掛け目がある分、ブロッキングで伸ばせるとしても、21目て。
きつくも緩くもない(はずの)編み手の私が、5号針で普通に編んで、24目が9cmとちょっと。10cmに届きません。
この細い糸を6号針で編むのはかなり嫌なので(いくら正しいゲージが出せたとしても感覚的に無理)、サイズアップしてMの目数で編めば良いか、と見切り発車。
Mの目数で作り目して裾のリブ編みまで終らせたのですが、どーーみても小さくて。
引っ張るだけ引っ張っても、横幅41cmくらいにしかなりませんでした。
(このカーディガン、身幅Sサイズで45cm、Mサイズは48cmです)
リブの指定号数は3mmですが、私は3.5mm針で編みました。それでもきついみたい。
横幅41cmのリブは、残念ながら私の腹回りではボタンが閉められません。
トルソーに合わせた感じ、Lサイズの目数にすればどうにかなりそうでした。
でもLサイズを編むためには6玉必要で、キットはS/Mサイズを取り寄せたから1玉足りません。
追加発注するか、糸を別のものにして編むかどうしようか…。
とりあえず、今は深追いするのをやめて、他のパターンを検討することにしました。

あ、ところで「間違いだらけ」と定評のあるイサガーパターンの洗礼を、私ももちろん受けましたよ(笑)
「Daffodil」の、模様編みの指示が、「出鱈目」といっても過言ではありません。
いやー、リリリーさんの精密機械のマニュアルみたいなパターンで編んだ直後だから、この落差はほんとスゴイ。
チャート図はなく、最初、文章を読みながら書かれてる通りにスワッチを編み始めたら、掛け目がランダム配置の、意味不明な水玉模様みたいになってきたから、私が間違えてるのかと、30分くらい眉間に深く深く皺を寄せながらパターンと編み地と付き合わせて唸ってしまいました。
しかし私の間違いではないのです。ていうことは、パターンか。
この時点で、Ravelryの「Daffodil」のプロジェクトノートを、英語のものだけよく読んでみたのですが、なるほどこれがそのみんなが「Horrible」だの「Disaster」だの言ってる部分ね、と納得しました。
記述の仕方も曖昧なところが何カ所かあるし、本番では、自分でチャート図を起こさないと無理そうです。

ヘルガさんのパターンを編みたい気持ちは変わらないままだったので、本棚から本を取り出してきて。
真っ先に目に入る表紙の「Robin」を眺めていたら、このプルが無性に編みたくなりました。

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大人っぽいけどガーリーで、見れば見るほどいいです。
素敵だなとはもちろん思いつつ、編みたい候補には入ってなかったのに、急にその魅力にぐわしと心を掴まれました。
「Highland」をそのまま使ってもいいパターンなんですが、この糸、スワッチを首に押しあてるとちくちくを感じます。
さらっとキャミソールの上に軽く着たい「Robin」を編むにはきびしめ。

思いついたのが「Lilou」のシルク混糸「Delicate Fingering」の方で編んだらどうかしら??ってこと。
指定ゲージは「28目40段」。私がJP 5号で編んだ「Delicate Fingering」が「28目38段」。
ほぼぴったりです。
糸量も、100g610mの指定糸「Isager Spinni」を2カセだから1200m余必要として、こちらは3カセあるから1200m。
縦ゲージが若干緩めな分、このまま5号で編めばなんとか間に合うと思います。

ゆったりしたドルマンプル、ガーター編みとメリヤス編みが混在してるから段染め糸の色の変化も存分に楽しめそう。
気になるパターン記述も、amirisuさんの編集が入ってるから大丈夫でしょう。
指定糸の雰囲気とずいぶん違う糸だけど、イメージは浮かぶので、とりかかってみることにします♪

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