Tumblrで華麗に復活?

約1年前まで、こちらのブログを読んでくださっていたみなさま、お久しぶりです。
お元気でいらっしゃいますか。anemoneです。
これだけ長期間放置してしまい、もう今更再開するのもなぁという気分になって半年ほど経過。
ふとした思いつきで、Tumblr(以降タンブラーと書く)を始めてみたら、すっかり楽しくなってしまい、
あろうことか、そこで見かける様々な素敵ニットの画像を観ていたら、編み物欲も再燃してしまいました。

数日前、BTのシェルターを着分、買い込んできたところです。
編み物を離れている間に、keitoさんが移転してしまっていて、さらにわかりづらい場所になってましたね(笑)

タンブラーって何?と思われるひともたくさんいるでしょう。
FBや、ツイッターやインスタグラムのようなソーシャルメディア(SNS)は日本ですっかり定着していますけど、私はどれもやっていません。
ツイッターだけ、情報収集オンリーで利用してます。
10年以上前、Mixiがようやく会員数5桁を突破した!なんて騒がれていた頃、はまりすぎてしまって。
いわゆる「ソーシャル疲れ」を起こしてしまって以来、ソーシャルっぽいものにアレルギーがあるのです。

1年前に編み物を小休止したのも、「Raverly」というソーシャルサイトにちょっと疲れてしまった、というのがひとつの理由としてありました。
今だから言えますけど(^^;

で、そんな私の編み物欲を刺激したタンブラーですが、私のURLはこちらです。

http://anemone1484.tumblr.com/

無限にリブログ(=ツイッターでいう、リツイート)される無尽蔵の画像群の中から選んでつくる、自分専用の写真集。
自分専用の理想の写真集。
そのおもしろさをうまく説明できないんですけど、ソーシャル要素は希薄で、そこが私に生理的に合います。
簡単にいうと、義理イイね!みたいなのしなくてよくて、誰をフォローしていて、フォロワーが何人いるかとか、ソーシャルサイトだと当たり前に可視化されている要素がありません。
個人の箱庭を作りたい私のような向きには、とても合っています。
画像を愛でるサービスなので、スマホじゃなく、パソコンのモニタから観たほうがずっと楽しめると思います。

全世界では2億人のユーザーがいるとか聞きますけど、まだ日本ではマイナーな印象。
ソーシャル要素が希薄な分、合わない人には何が楽しいのかさっぱりわからないであろうタンブラー。
ちなみに私の夫は読書の虫の、文字オタクなので、画像情報だけでできているタンブラーにはまるで反応しません(笑)

もし私のタンブラーを観て、趣味が合いそうだな、と思ったら、毎日更新しますので、遊びにきてくださいね。
私の好きなものは全部この写真集に含まれていて、いままで編んできたもの、これから編みたいもの、作りたいものの配色とか、全部この中にヒントがある感じ。
ファッションのコーディネイト、食べたいもの、行きたいところも全部この中にある感じ。
写真をみて、夢想するのが好きな方、絶対タンブラーやるべきです。
もし既にユーザーの方がいらしたら、コンタクトしてくださいね^^

で、ここはどうするかというと、これまで通り、編み物の経過や作品お披露目の場にしていきます。
「Aureed」も1年前に完成してるんです。アップしてないだけ(汗汗

ブログの更新頻度はだいぶ下がると思いますが、これからもよろしくお願いします。

都合によりお休み中です

遊びにきてくださって、ありがとうございます。
都合により、更新をお休みしているところです。
Raverlyの方にも、メッセージをいただいております。
とても嬉しく読ませていただいています。ありがとうございます。
遅くなりますが必ずお返事をしますので、しばらくお待ちください。

近いうちに再開します**

anemone

【Mad May】Tosh Merino Lightで編む「Aureed」その3:身頃完成

先週から引き続き、「Mad May 2015」参加作品「Aureed」を鋭意制作中です。
鋭意制作中過ぎて、ブログの方を鋭意ほったらかし中でもあります(汗汗
昨日前後身頃が完成し、ひと区切りつきました。
指定糸のTosh Merino Light、色は「Fallen Cloud」で編んでいます。

aureed6

前からみた感じ。
前立てもすでに完了してるのですが、とりあえずその前の状態の画像です。
きちんとブロッキングしないと、ドレープ感もへったくれもないですね^^;
袖周りと襟ぐり以外のサイズ感を殆ど気にしないで編んでしまってるのですが、もしかしたら指定よりサイズ小さめなのかもしれません。よくわかりません^^;
前後差はWrap&Turnで形成するパターンです。

aureed5

そして、期待の後ろ姿!(笑)
これもレースパネル部分をブロッキングしないときちんとドレープが出ないのですが、今の時点でもとっても気に入ってます。
レース模様というより、3目1度と掛け目で細かいメッシュを編んでいるだけなのですが、そのシンプルさがいい。
とても繊細な透け感で、メリヤス編み地とのコントラストもとても好きです。

今回取り寄せた糸の、色調差が想像以上に激しくて、なんだか本気でストライプのカーディガンを編んでる気分。
ウエストからちょっと下あたりに、暗めの色が連続してしまっている数段があるの、気がつくでしょうか。
ここ、裾の前後差が始まる段で、それまで端っこで交互編みしていたのが、引き返し編みが発生するためできなくなってしまって、いったん交互編みを諦めたのです。
で、暗めの糸玉の方だけ使って編み始めたのですが、数段進めてみたら、もう明らかにおかしい。
不自然すぎる編み地になってきてしまったので、慌てて交差する箇所をレースパネルとメリヤス編みの境目の部分に変更して、交互編みを再開させました。
色むらができてしまったのは残念だけど、解く気力もないし、解くほどおかしいとも思えなかったので、続行しました。

これからの希望的制作スケジュール。
・今週末と来週末でどうにか両袖の目処をつける
・遅くとも27日(水)までに水通しとブロッキング完了
・31日(日)までに完成画像を撮って、FOスレッドにめでたく(超ギリギリ)投稿!

さっさと終らせて余生を楽しむ、なんてやっぱりとても無理でしたヨ!

さて、Raverlyの会員になってからかれこれ2年余ですが、これまで私は一度も掲示板に投稿したことがなくて。
そもそも自分のプロジェクトをアップしたり、フレンド登録をし合ったり、誰かのプロジェクトにコメントをしたりされたりなんて本格的にソーシャルな使い方を始めたの自体、去年の夏頃からという、幽霊会員時代が長くて。
今回「MadMay」に参加するにあたってわりと必要に迫られて掲示板に投稿するようになりましたが、やってみれば楽しいです。
私が参加している「セーターなんでも部門」の掲示板、Moderatorの方もいるんだかいないんだか、相当緩い流れですが、ただ読んでいるだけでも、他の参加者の経過作品を観て、Toshのいろんな色やベースが拝めるのが素敵すぎる。
気に入ったのがあれば「Love」だの「Agree」だのぽちっと押してみたり。

で、昨日、その掲示板でびっくりするような耳寄りテクニックを知ったので、シェアしちゃう!
ビーズを編み込むように、「ボタンを編み込む」というテクニック。
まさに「その発想はなかった!!」という気分。
ビーズ作業用の柔らかい針金で出来た針がありますよね(私もハンドメイドアクセかじり中なので持ってます)。
それを使うそうです。
私はまだビーズ編み込みしたことないし、絵的にどういうことなのかうまく想像できないのですが、要はビーズ編み込みと同じ要領のようです。
重くて大きいボタンにはたぶん使えないし、強度の点で不安は残るけど、例えば私がこれまで編んだ中だと「Laar」の前立てに使ったちっさいボタン。あれなんてまさにこの編み込む方法使えたはず。
「正確な位置にボタンをつけることが可能で、糸始末も不要」というメリット。
十分検討の余地あり!
今後試すチャンスがきっとあるので、その際はぜひこちらでレポしたいと思います^^

では、憂鬱な袖編みに戻ります!

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【Mad May】Tosh Merino Lightで編む「Aureed」その2:身頃進行中

「Mad May 2015」参加中です!
編んでいるものはバックシャン(おそらく死語)なカーディガン「Aureed」。
Tosh Merino Light、色は「Fallen Cloud」で編んでいます。

aureed4

袖分けが済んで、いまはひたすら前後身頃を編み下ろしています。
大変なメリヤス砂漠ですが、真ん中に小さなオアシスのようにレースパネルが存在しているので、飽きることなく編めています。
「Fallen Cloud」の色の変化も思ったより激しいので、それにも助かっています。
画像だと、交互編みしているそれぞれの糸玉の色が2段ごとにシャドウストライプを形成しているのがわかっちゃうけど、客観的に良いのか悪いのかわかりませんが、私自身はこの編み地、とても気に入っています。

今のところ難しいところもなく、順調に進んでいますが、アームホールが少し広過ぎかな??という気も…。
筒周り、大体29cmといったところ。
カーディガンだからフィットするのは逆に困るし、試着した感じおかしくはないのだけど、目につく緩みが。
袖を編むときに、減目を少し調整するかもしれません。
試着しながら編めるトップダウンはスバラシイ。
(ボトムアップとじはぎ型星人の私もこのメリットは心底認めざるを得ません)

「これしかない!」という感じでまっしぐらに選んでしまったパターンですが、ドレープたっぷりのロングカーディガン。
中細糸だし、編む面積が多いので、本当に月末までに終るの??とやや不安になっています。
早めに終らせて、あとは余生を過ごしながら他の参加者の作品を「ほほう、これは美しい」なんていいながら余裕たっぷりに楽しむつもりなのに(←どんだけ楽観的)
どうにかしてこの余生計画を実現させるべく(←無理だから)せっせと編もうと思います。

**********

昨日から「Atelier Knits」さんで「French Cancan」日本語版のパターンが発売されています。
可愛いショールが楽しく編めて、編みつけるエジングの方法も経験できます。
ぜひ挑戦してみてください^^

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【完成・着画】「French Cancan」日本語版、テストニット終了!

Atelier Knitsさんより近日リリースされる三日月型のショール「French Cancan」日本語版。
英語版は大変人気のあるパターンですし、編んでみたい日本人ニッターさんも多くいらっしゃるのではと思います。
今回私はそのテストニットをさせていただきました。

英語版のパターンはこちら。
French Cancan designed by Mademoiselle C

ショールといえば細く繊細な糸で編むレーシーなものを普通は思い浮かべると思いますが、Raverlyには今回の「French Cancan」のように、セーターに使う太さの糸で編むショールパターンがいくつもあります。
(「French Cancan」もそうだったとは、私も今回のお話をいただくまで気づいていなかったです^^;)
そんな太い糸で編むショールなんて、重くない?ドレープは綺麗に出るの?もっさくならない?という先入観を持っていたのですが、糸とデザインでそのあたりはどうとでもカバーできるものなのですね。
太い糸で編むと、アクセサリーではなく本格的な防寒着として使えるし、何よりあっという間に編み上がります。
今回、私はもっさり感を回避したく、太糸でもエレガントなショールを目指したく、素朴な質感の糸ではなく、艶があり色合いの洗練されたMadelinetosh DKを選びました。

cancan7

ショールはエレガントを目指しましたが、上半身はカジュアルなカットソーですみません^^;
お気に入りの、ネストローブのリネンスカートと合わせてみました。
(四角アランにも合わせましたがリネンだけど冬物なんですこのスカート)
しかし、「Opaline」の色、やっぱり正確に写せません。
紫がかっているのですが、実物はここまで赤みはないです。
ちなみにちらっと覗くネックレスはハンドメイド第3弾です。
ポテト型淡水パールとシルクコードで作りました。

cancan6

ブロッキング後のサイズは、大体ですが、横170cm、縦37cmになりました。
パターン指定サイズは140cm×30cmなので、元々小さめショール(ショーレット)なのですね。
私は本体のガーター編み部分をローゲージ気味に(針を指定より1号アップ)編んで、ブロッキングで出来る限り広げました。ショールを編むのは「Henslowe」に続いて2枚目なのですが、サイズ感が全くわかっていなかった「Henslowe」の時の反省点をふまえて、最低でも横幅150cm以上は確保しようと思っていたのです。
Tosh DKは伸びの良い糸ですから、並太でもショールを編むのに向いてると思います。

cancan8

ドレープも綺麗に出ましたし、仕上がりには満足しています^^
日本語版パターンについてですが、私が編んだ限りエラーはありませんでした。
書いてある通りに編んで、完成したのが上記のショールです。
とても丁寧に説明されていて、写真による解説もあり、ポイントやTipsも充実したパターンです。
ケーブルレース模様は、文章とチャート両方が掲載されていて、迷うことなく編めると思います。
(模様自体とても簡単なので、縁編み前半ですっかり覚えてしまうと思います)

cancan9

おまけ(笑)
冬の通勤コートにさっと羽織ってみました。色が〜!!!ピンクに見えます^^;
ピンクじゃないんですけど、まあピンクっぽいグレーだと思ってください。
ピンクとモスグリーンといえばもう何十回も言ってるような気がする私の一番好きな配色。
玉虫色だから、どんな色にも見えるということで…。
今年の冬は毎日のようにこの組み合わせで、通勤していることでしょう。
マーガレット・ハウエルの、もうずいぶん着てる古風なコートだけど、こういうのが一番好きなんです^^

使用糸:Madelinetosh Tosh DK
色:Opaline(玉虫色、彩度低めのいろんな色が混ざるグレー基調)
使用量:2カセ弱(糸の残量、1m30cm。超ギリギリ編み切った!)
使用針:JP 9号(本体)8号(縁まわり)
Raverlyプロジェクトページ

並太2カセであっという間に編める可愛いショールです。
日本語版が発売されたら、文章パターンに不慣れな方でも大丈夫ですので、ぜひ挑戦してみてください。

n’amiさん、このたびの機会をありがとうございました。
また何か、ご縁がありますことを楽しみにしています。

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【Mad May】Tosh Merino Lightで編む「Aureed」その1:キャストオン

テストニット「French Cancan」は一昨日の晩無事編み終わり、ただいまブロッキング中。
それもここ数日の初夏のような陽気で、もう殆ど乾いています。
予告通り、連休中に完成報告ができそうです^^

さて、手が空きましたので、数日遅れとなりましたが、「Mad May」プロジェクトをスタートさせました♪
編むものは、レーシーな後ろ姿がとっても素敵な「Aureed」。
先月スワッチまでは進めてありました(記事はこちら)。

aureed2

いつものラグラン線の展開部。
今年編むものは「Robin」を除けばトップダウンばかりに^^;
玉巻きしたらカセではたしかにあったはずのベージュの部分がどっかいっちゃって、嘆いていたのですが、編み始めたら出てくる出てくる、水色/グレー/ベージュの部分がちょうど良い配分の編み地です。
とても綺麗なカーディガンになりそうで、楽しみです。

JP 6号では緩くなったので、本番はUS 5号(3.75m)でとりかかりましたが、2カ所で測って今のところ24.5目33段。
指定ゲージ(24目33段)より僅かにきつめですが、水通しで伸びる糸であることを思えば、大体こんなものかな?と。
ただし、手がきつくならないよう気をつけて編むつもりです。

aureed3

そして、カセの状態では全く同一の染め具合に見えた糸。
これも玉巻きして判明しましたが明らかに明度の差があるのです…。
ひとつは濃く、ひとつはかなり薄く、ひとつはその中間くらい。
画像ではよくわからないレベルですが(手前がその薄い玉)、私の目には明らかorz
ここで色調を無視してカセごとに編み切っていたら、バイカラーのカーディガンが完成しました〜!というオチが待っていそうなので、今回も2カセ交互編みをすることにしました。
何しろ「Aureed」、編む面積が多いしシンプルなメリヤス編みメインだから色調の変化はかなり目立つと思うの。
(それは誰も気にしないレベルかもしれないけど、私が気になるから仕方ない)
万全を期して、安全策を取ります。

季節はこれから夏。空の青さは一段と濃くなるばかりですが、「Fallen Cloud」が彷彿させるのは冬空。
編む季節を間違えた、とかなり感じますが(笑)繊細で美しい色の移ろいを楽しみながら、5月末の完成を目指してがんばります^^

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【経過】「French Cancan」日本語版:三つ編み中

Atelier Knitsさんよりテストニットのご依頼を受けた、三日月型ショール「French Cancan」の経過です。

英語版のパターンはこちら。

今回私は日本語版のみ参照して編んでいます。
とっても順調で、いまは縁の三つ編みをちくちくと編みつけています。

cancan4

あの「French Cancan」が、正しく自分の手で再現されていくのはとっても嬉しいことです^^
そうそう、この形!この三つ編み〜!ってにまにましながら編んでいます(笑)
編み方自体に難しいところはひとつもありません。
このショールで唯一気をつけないといけないところは、糸量のコントロールですね。
「French Cancan」は、編む方向が本体とエッジで変わるため、あればあるだけ編み切りできるデザインではありません。
パターンにもヒントが書かれていますので、ぜひ目を通して編むことをおすすめします。
最初から十分な糸量があればいいですが、ショールを編む場合、大抵はギリギリの糸量しか用意しないもの。
(ショールを編むために着分を崩すことは、基本しませんよね)

私の場合、本体にまるまる1カセ使い切った時点で、9号針で編んだため、本体の最終目数(○目以上、という指定があります)にわずかに足りず。
残りの1カセの重さが108gありました。
数多くのプロジェクトがありますが、その中で同じTosh DKを使用した作品(「yarn ideas」タブって素晴らしい!)のノートにざっと目を通し、大体糸の残量が90g程度あればエッジが編めることを把握。
余裕をみて、残量が95gになるまで本体を編みました。
最終目数を少し超えるくらいまで行けたので、そこから針を8号針に持ち替えて(もちろん!9号針のまま編んでいたら糸が足りなくなるでしょう)縁編みへ。

半分を超えたあたりで、糸の残量を測ったところ、50g。足ります!良かった!!
これからは安心して完成まで三つ編み作業を楽しむのみとなりました^^

cancan5

それにしても「Opaline」という色の再現には四苦八苦します。
グレーにも、紫にも、モスグリーンにも見えて、実はもっとカラフルで…。
2カセ目が黄みの強い色目で、本体を編んだカセの方は、青みがかったグレーとピンクが主張して好みの色合いだったのだけど、そこは仕方ありません。
トルソーが今着てるレースの半袖ブラウスは先日、気に入って購入したもの。
(ストック分を出してきてくれたのはいいんだけど、たたみ皺がついてしまってたからトルソーにかけて少しでも取ろうとしているところ…)
たまたま雰囲気ぴったりなんだけど、実際はこのコーディネイトで着ることはありません(笑)

明日から待望の5連休です!
連休中に、完成&着画レポができればと思います♪

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「French Cancan」日本語版テストニットのお話

先日、Atelier Knitsさんより、思いがけなくテストニットのお話をいただきました。
すでにAtelier Knitsさんのサイトで告知されていますが、Raverlyで大人気のショール「French Cancan」の日本語版が近日リリースされます。

プロジェクト数が1700を超え、queの数も多いこのショール、ご存知の(または編んだことのある)日本人ニッターさんは結構いらっしゃるのでは、と思います。
私もこのショール、お気に入りに登録してずいぶん経ちます。
そのうち編みたいと思いながら、普段から小物を編むことを徹底的に後回しにする私、編む順番は永遠に廻ってこないことだってあり得ました。
それが今回、こうして思わぬチャンスをいただいて、とても嬉しく、ぜひ引き受けさせていただくことにしました。

使用する糸はMadelinetosh DKを2カセ、色は「Opaline」です。

「French Cancan」はなんといってもこの存在感のあるケーブルエッジが特徴で、1度見たら忘れられないデザイン性を持つショールですけど、言い換えればとてもわかりやすくキャッチーな見た目をしているのです。
繊細で緻密なレース模様のショールも素敵ですが、その場合は糸を単色にするか、手染め糸を使うにしてもおとなしい色のものじゃないと模様編みが全く識別できなくなってもったいない。
その点、このショールの場合、指定糸がDK(並太)だし、構造も本体はシンプルにガーター編み、縁はぶっといケーブル編みなので、それこそマラブリゴのように大胆な染めムラのある糸を使っても全然平気そう。
ぜひここはカラフルな手染め糸で編むことにして、それならどれがいいだろう。
すぐに、ずっと前から一度使ってみたかったToshの「Opaline」が思い浮かびました。
マルチカラーなのでネットで見つかる画像はあらゆる色調で写っていて、どれが本物に近いのやら、殆ど判断つきません。
そんな中、「銀の裏地」さんのこちらの記事に、「Opaline」の色合いについて「ドライフラワーにした紫陽花の色」という表現がされているのを見つけました。
玉虫色だけど、パステル調ではなくきっと私がすごく好きな系統の色だろうと確信、早速取り寄せてみました。

cancan3

いつも利用しているWEBSさんでは在庫切れだったので、今回はJimmy Beans Woolさんにて。
まさに、ドライフラワーになった紫陽花色がカセになって届きました^^
この画像ではスモーキーなピンク〜モスグリーンの部分が前面に出てますが、メインの色調はやや紫がかったグレーです。
褪せたような、アンティークな色彩が本当に素敵。
ネット上だと赤みが強く写った画像が多かったのですが、ロットによってかなり違いがあるのでしょうか。

cancan2

いろんな色が含まれているけど、すべての色の明度が薄く、彩度が低いので、ぱっと見は完全にグレーです。
「Isagar Highland」の「Sky」(糸レポはこちら)と殆ど同色ですねこれ。
つまり…「またしても同じような色を買ってしまった」ってやつですかね^^;

編み始めはガータータブキャストオンでした。このやり方は初めて!
先週日曜日から本格的に編み始め、今1カセの半分ほど進めています。
でも、実はこれ編み直ししています。
指定号数(JP 8号)で最初とりかかり30段ほど編み進めたのですが、編み地がみちっと固くなりすぎてしまい、全解き。
9号針で仕切り直ししたら、ちょうど良い感じになりました。
(一応のゲージはあるけど、ショールなので特にとっていません)

最初日本語訳に戸惑って、意味を取り違えてしまったりしましたが、パターン自体はとても平易なので、最後まで問題なく編めそうです。
去年編んだ「Henslowe」と同じで、縁は1段おきに編みつけていく私の大好きな方法。
「Henslowe」と「French Cancan」の大きな違いは、「Henslowe」はこの増目をして形成される3角形の部分(手前の部分)がそのまま縁になり、底辺にあたるのは針にかかっている部分なのですが、「French Cancan」は逆だということ。針にかかっている部分にケーブルを編みつけていくことになります。なので、ブロッキングでこの曲がってしまっている手前の部分を真っすぐにする必要があり、そして、そうすることによってガーター編み部分の形がきれいに三日月型にカーブするんだろうと思います。

テストニットなので妙に緊張しながら編んでいますが(笑)素敵なショールに仕上るといいな。
この色、私が冬の間愛用しているモスグリーンのウールツイードコートに本当にぴったりなの!
トレンチコートのカーキ色にもよく似合うし、紺のピーコートにも…重宝しそうです♪
ゴールデンウィーク前半までに、完成させることが目標です。がんばります^^

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【着画】Lilou Delicate Fingeringで編む「Robin」

「Robin」、水通しが完了しましたので、着画を撮りました♪
去年出版された、「ヘルガ・イサガーの、あみもの」の表紙になっているドルマン袖プルです。

robin23

指定糸は「Isagar Spinni」(100g610m)を1本取りですが、私はそれよりもう少し太い「Lilou Delicate Fingering」(100g400m)を使用しました。
ゲージはほぼ同じだったので、目数調整もとくにせず、段数だけ指定サイズになるように編みましたが、概ねパターン通りに編んでいます。
水通し前は指定サイズより小さかったのですが、ブロッキングで身幅と着丈はぴったりに仕上げています。

robin24

ボートネックの開き具合も上品だし(前回のめぇめぇジャンパーは豪快に開いてしまいましたが、あれはあれで気に入ってる笑)、ドルマン袖のボリューム感もちょうど良いです。
ねじり滑り目の連なるシンプルな模様は存在感たっぷりだし、タバード切り替えもポイントになっていて本当に可愛いし…なんか完璧なデザインだなって思う。

robin22

後ろ側。
編み地が柔らかいので、ドルマン部分ももたつかず、着ていて違和感がまったくありません。
この脇下のドレープの感じ、すごく気に入ってます。

robin21

最初にイメージの浮かんだ、手染め糸の色ムラの方向が、縦と横で切り替わってとても可愛くなるはず!という確信は、最後まで裏切られることなく完成できました。嬉しくてたまりません。
糸の色合いも相まって、編み物を再開してから編んだ作品の中では「Laar」が一番お気に入りだったのですが、「Robin」がその座を奪ったかも(笑)
わたくしめ、このたびヘルガ・イサガーさんのデザインに完全にはまりました。
本の中から「Sterling」は絶対編むし、おそらくはドルマンスリーヴの仕立てが同一の「Raven Dress」も編むし、当初編むはずだったレースカーデ「Daffodil」も糸を買い足して必ずや出直しします。
自分がまるでおしゃれになったような気分が味わえるニット…そういうのって、すっごく大事だと思うの!
彼女のデザインにはなにか希有なセンスが備わっています。お母さんのデザインにはないセンス。

robin19

今回、「Lilou」の糸を使った作品をRaverlyで探したときに、「ショールばっかりなのね」と思ったのは事実。
カラフルな段染め糸の難易度の高さは私もわかっていて(過去何度も失敗も経てきました)、小物を編むのが安全だし、実際小物に映える糸であることも間違いありません。
でも今回、Raverlyのコメント欄で「Lilouの糸の新しい使い方がわかったわ、ありがとう!」というメッセージをいただいてとても嬉しかったんです。
勝因は、「編む面積がだだっぴろいプルだった」ということに尽きます。
前後同時に編んだから、目数が大量にあった分、色が散らしやすかった。
コントラストの強い染めムラのある糸こそ、大胆に編むといいのかも!(学んだ)
まあ、つまり、でかいショールを編むのが正解ってことだけど。
着るものを編みたいじゃないですか!(私の話)

使用糸:Lilou Delicate Fingering
色:Spanish Moss(クリスマスローズカラー、灰緑にピンク基調)
使用量:3カセ弱
使用針:JP 5号(本体)3号(ガーター編み部分)
サイズ:S
Raverlyプロジェクトページ

気になるパターンエラーについてですが、「Robin」は殆どなかったように思います。
1カ所だけ、ドルマンスリーブの減目の部分でSサイズだけ減目しない段がありましたが、その段も減目しないと最終段の目数がどう計算しても合わなくなるので、減目しました。
イサガーパターンは、「臨機応変」が肝心です(トホホ)。

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私も参加します!Mad May 2015

春夏計画のqueに入っているパターンの指定糸が全部TMLである、ということは先日書きましたが、タイミング的も合うし、せっかくだから参加しちゃえ〜!ということで、なゆたさんひろねこさんに続いて、私も今年の「Mad May」、参加表明です^^
「Mad May」の仕組みをちゃんと理解できているか不安なのですが、「Madelinetoshの糸を主につかって5月1日〜5月31日の間何かを編み、最終日までに仕上げたら…何かいいことある?(のかどうかよくわかってません)」というようなイベントです(←全然説明になっていない
肝心なことは、「5月1日以降にスタートし、5月31日までに完成させること」「このイベントで編んだプロジェクトにMadMay専用タグをつけること」の2つでしょうか。
メインとなるのは、KALパターンに選ばれた3作品ですが(詳細はMadMayロードマップにて)、私は「セーターならなんでも」スレッドに参加です。

使う糸はTMLの「Fallen Cloud」、今シーズンの新色です。

fallencloud1

WEBSさんのアニバーサリーセールで購入して、2週間ほど前に届いておりました。
(といっても、ここは常に125ドル以上は25%引きなので、アニバーサリーセールで買ったのは、別の糸だったりします^^;)

fallencloud2

公式Flickerにアップされた画像だと、「淡いベージュに水色が混ざっている」感じの色合いでしたが、届いたのは「淡い水色にグレーが混ざっている」糸でした。
ベージュの暖かみが足りてないのが期待と違っていて残念ですけど、こういうスモーキーなブルーグレーを、私が嫌いなわけがありません!
大好物なんですけど、既に持っている「Mica」と微妙にかぶるし、去年やはり同系色の「Aura」を編んでます。
要するに、「また同じような色を買ってしまった」ということです。
それにしても「Fallen Cloud」って、とてもロマンチックな響き。
想像力をかき立てられて、素敵な名前。まさに雲の色。

aureed1

編むのは、queの中から今いちばん編みたい、フェミニンなカーディガン「Aureed」です。
後身頃に繊細なレースパネルがあしらわれていて、後ろ下がりのシルエットも素敵で、一目惚れでした。
コットンリネン糸で編んだ方がこれからの時期活躍できて良いのですけど、指定糸で編んだ方が編み地も柔らかくドレープも綺麗に出て、このデザインをずっと生かせそう。

指定号数はUS 6号(4mm)です。ずいぶん太い針だなおい。
でも、TMLは「中細」扱いですけど、「合太」と同じくらいの太さを誇る中細です。
私は個人的に4mmは太すぎると思ったので3.9mm(JP 6号)で編んでみました(0.1mmの抵抗)。
そしたら、指定ゲージ「24目33段」のところ「23目31段」と大幅に出てしまいました。
なので、本番はUS 5号(3.75mm)で編みます。
(内心うがががです。やだなぁ「Switch」使うの…「キャリーC」で編みたかったorz)
でもこの6号針で編んだスワッチの編み地、ゲージOFFだけど別にすかすかしてないし。
本当にTMLは中細なんだろうかとつくづく思う。
(「Lilou」の細さに慣れた手が、TMLの太さにびっくりしてます。同じfingeringのはずなのに!)

テストニット用に取り寄せた糸は、昨日通関しました。今日届くでしょう。
まずはそちらを仕上げてから、少々遅れてMad Mayに合流します!

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