【経過】madelinetosh laceで「Laar」その5:引き返し編みで袖山攻略

前回更新の画像と、間違い探し、的な?(笑)
かたっぽの袖山がぴょこんと出現しました。うむむ…袖山に見える!

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「Laar」を編むにあたって、最初からこの「引き返し編みで作る袖山」であることはもちろんわかってました。
そういう方法がある、ということを知ったのは、たぶん、Ravelryのメンバーになって間もないころにお気に入りに入れた「Lady Marple」というカーディガンだったかと思います。

「コンティギュアススリーヴ」と、この「引き返し編みで作る袖山」のふたつは、いかにも「海外パターン」らしい編み方です。
とじ針でいせこみして袖を縫い付けるなんてめんどくさくて難しいことやってられないわ!と、海外ニッターさんが発案した、合理化/効率化を極めた方法。
私はまだ前者は経験していませんが、後者はやはり「引き返し編み」というハードルに阻まれて、興味はあっても及び腰。
前者はやり方が大体頭の中に描けるのです。後者は曖昧で、想像してもわかりません。なのでだいぶ及び腰。
正直「Laar」に挑戦するには勇気がかなり要りました。
もう後には引けない!という感じで(実際、もうそれを乗り越えないと完成しないので)本当におっかなびっくり、取りかかりました。

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結果、こんな感じで、ひとつ完成。
作業がはじまってしまえば、あれよあれよと袖山が姿を現して、構造も理解できます。理解はできるけど、これはきれいに仕上げようと思うと、難しいですね…。
3回くらい、やり直ししました。パターン通りの拾い目(2段ごと1目)だと、模様編みの端目がきれいに編めていないし、レース糸の細さも相まって、どうにも頼りない感じになってしまい、針の号数を変えたり、手加減をきつめにしたり試行錯誤。
結局、パターンの指示通りにはせず、アームホールの上半分だけ、拾い目を増やしました(3段ごと2目)。
脇下の伏せ目以外の目を全部作業し終わって、とにかくサイズ感を知りたかったので、すぐに別糸にとって、腕を通してみました。
どうにか、大丈夫そうです…ほっとしました…。
コツは、とにかく、端目を緩まず綺麗に編むことに尽きると思いました。引き返し編みの出来不出来より、端目の美しさの方が見た目に影響します。
今回身頃を編み直す気はさらさらないので^^;
初挑戦だし、もうこれにて私は攻略成功、ということにしちゃいます(ブロッキングでもう少し整うかなと淡い期待…)

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後ろはこんな感じ。
引き返し編みは、今回はW&Tにしました(パターン指示通り)。
このW&Tが、糸の取り回す方向が全然覚えられなくて参りました。なんでこんな単純なことが覚えられないのか、不思議。
表からラップするときは、糸は手前、裏からラップするときは、糸は向こう側です。
ラップした目をピックアップするときは、表なら手前から、裏なら向こう側から。
1段毎に両端をW&T、ひたすら繰り返して脇下まで。本当に最後の方の段になって、やっと手が覚えてくれました。
1回か2回やっただけで覚えてしまった「ドイツ式引き返し編み」とは大違いorz
お供していただいたのは、「cotton&cloud」として海外で活躍する日本人デザイナー、中吉恭子さんの素敵動画。
何が素敵って、彼女の英語。英国なまりの、美しい発音。なんだけど、日本人だなぁとも思う、なんか癖になる英語の発音が心地良すぎ。
もちろん、W&T動画としても秀逸です!

このあとは、減目をしながら袖をぐるぐる編みする慣れた作業。
とりあえずいま編んでいる糸玉があとわずかなので、それを編みきったら、残りの小さいひと玉で反対側の袖山を作り、そのあと、糸の重さを計りながら半量ずつ両袖編んで使い切ろうと思います。
両袖同時編みの魔法は残念ながら使えないので、ほんと、計りながら編むしかありません。
それにしても、軽めのはおりものなら、1かせでできてしまうということで、コスパよろし(25%OFFで、18ドル)。
今週末は旅行に行くのであまり編めませんが、来週末には、完成してるかな^^

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4 Comments

  1. おはようございます♪
    きれいな袖山がポッコリとできてますね!美しすぎます~
    身頃のアームホール、レース模様なのに全然伸びてないのが凄すぎます。普通のお袖付でもW&Tでも、ここがビロビロだと残念な事になってしまいますものね(私、よくやらかしてます。)
    袖付けフェチとしては、たまりませんね(笑)

  2. こんにちは、
    とても丁寧に編まれていて、完成の写真を見るのを楽しみにしてます。
    引き返し編みも目が揃っていて、素晴らしい!

    W&Tの動画のご紹介、ありがとうございました。
    私も今編んでいるものが襟ぐり、肩までを平面でW&Tで形を作るデザインで、これまでは別の動画を見ながらやってました。でも、いまひとつ段消しがよくわかってなかったのですが、この動画を見てすっきりしましたー。

    黒い極細糸二本どりをUS#2の針でW&Tをしていて目も手もプルプル。
    休み休み、深呼吸しながらやってます。

  3. 旅行中anemoneさん、おはよう♪
    糸量は心配しなくて大丈夫よ!って言いたいくらい、袖無しでも可愛いし、この袖丈でもこれまた可愛い。

  4. みなさま、コメントありがとうございます^^
    不在にしていて、レスが遅くなってしまってすみません。

    snowdropさん、こんばんは**
    ありがとうございます。
    うう、snowdropさんにほめていただけると、なんだか妙に自信を持ってしまいます^^;
    でも、近くでみると、ビロビロしているところ、大いにありますorz
    表側向かって右側が弛みがちなのです。左側はまあ許容範囲。
    完全に手癖ですね…。弱点を知る、いい機会になりました(>< ) 袖付けフェチ、素晴らしい(笑)私も、袖付けフェチというか、とじはぎフェチなので、親近感湧きまくり! この方法、普通にとじつけるセットインスリーブ指定のパターンでも、案外使えちゃうかもしれません。 身頃側の段数をうまいこと調整して拾い目すれば、あとはとても簡単です。 日本の編み物本のパターンを編むときに、ぜひ試してみようと思います。 m-e meowyさん、こんばんは** ありがとうございます(><)苦戦しましたが、どうにか形になって安心しました。 動画とてもよくできてますよね、見やすいし。 引き返し編みですが、W&Tって、素晴らしい方法かも!なんて(笑) ドイツ式の簡便さはとても捨て難いのだけど、細い糸では穴があいてしまいます。 その点W&Tは、ラップした糸を、ターンした後最初に編む目をきつく編んで引っぱり気味にすると、段消しのときに緩まないですね。 日本式は掛け目が私の場合100%緩んでしまいます。 今後は、ドイツ式とW&T、糸の太さによって使い分けしていこうと思います。 引き揃えでW&Tは、難易度高い!しかも黒…ほんと深呼吸しながらやらないと、糸の取りこぼしが頻発しそう。 応援しています! Konanaさん、こんばんは** 旅行からただいまただいま! 海にいってきましたが、いまいち天気に恵まれず…でもゆっくりのんびりしてきましたよ♪ 先ほど、両袖山を編み終えたから、半分にわけました。袖の長さ、意外と出せるかもしれません^^ でも、袖なしも、このキャップスリーブ状態でも、可愛いよね。

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