【経過】madelinetosh laceで「Laar」その1:picot cast on

madelinetosh laceで編むものを決めるべく、ravelryを検索してわかったことだけど、案外ショールって、「中細」以上の太さが指定糸であることが多いです。
極細のレース糸が不人気ってこともないのでしょうが、「中細」からパターンの種類が一気に増える印象。
極細糸は普通に考えて、趣味で気楽に編もうって思わないですよね。敷居が高い。
かといって、中細指定のパターンを極細で編むと、間違いなく別物になってしまうでしょうから、踏み切れません。
ショールにしようかどうしようか数日悩みましたが、やはり最初に編みたいと思ったものを編むのが結果的にも良いに違いありません。
Gudrun Johnstonさんのレーシーカーディガン「Laar」に取りかかることにしました。

ちょっと脱線するのですが、今回のショールパターン探しで、極細糸を華麗に編み上げる、まさにゴッドハンドな日本人ニッターさんと出会い、感動してしまいました。
天才の手が作るもののオーラは圧倒的。knittimoさんなのですが(プロジェクトページ)その素晴らしさに自然と涙が出ました。
ひれ伏したくなるようなそのスキルも勿論ですが、やるからには完璧を目指す気概がひしひしと伝わります。そこに共鳴します。
「ハンドメイド」には限界がありませんね。人間の手は、ここまで作ることができる。
とても辿り着けない神がかった領域だけど、こういう方が存在していることが無性に嬉しい。
努力とかそういうレベルでこのスキルは身に付きませんが、ただの素人ニッターである私にもできることはあります。
「丁寧に編む」ことです。
今までも雑に編んだことはないけど、これからも丁寧に編もう。上手い下手は関係ありません。
私からすると、やっつけ仕事は趣味や本業関係なく、本当に時間の無駄。

laar1

そういうわけで、心して編み始め。
このパターン、もしかしたら最初で挫折してしまう方続出かも??と心配になるくらい、最初がおっかないです。
なんというか、いきなり最初から8000m峰の、8000mを超えた「デッドゾーン」が待ち受けているレベルです。
それは嘘ですが。
パターンには「knitted cast on 5, bo 2, repeat」という風に書かれていて、最初「?」でした。
画像から判断するにピコット編みですね。こんな方法でピコット編みができるなんて、目からウロコ。もちろん初挑戦です。
「5歩進んで2歩戻る」を延々、270目超。レース糸で。
かなり後悔しながら、それでもやり通しましたが、もう編み上がってしまったかのような達成感です。

laar2

あまりにくるんくるんして編む手を邪魔するので、ピコット編みの部分に軽くスチームあてて落ち着かせました。
大変な作業だったけど、効果は絶大。可愛いです。
かぎ針でピコット縁編みを後から足す方法も可能性としてはありですけど、棒針で作り目として編んでしまったほうが薄く仕上がって、レース糸には向いてそうです。

laar3

もう少し太い糸で編めば、ピコットの粒も揃って見栄えもいいでしょうけど、私の技術ではこれが限界です^^;
サイズはXSとSでどうしようか迷って、指定糸より細いし、ゲージもJP 4号針使用で若干きつめなので、Sの目数で編み始めています。
ただ、先に編んだ方々が揃って「身頃のレース編みの部分が伸びる」と書いてるので、身頃から上はXSにしちゃうかもしれません。
(プリーツを多めにとれば調整は可能そう)

目下の懸念は、糸が間違いなく足りなそう、というところ。
キャップスリーヴにしてしまえば、どうにか1カセ(900m強)でまかなえるかもしれませんが、7分袖素敵ですよね。
うーーーーーん。
買い足すか。どうしよう。また120ドル以上買わないと
ついでに買いたい糸はもちろんあるのです。甚だしい本末転倒が、ニッターの性(さが)です。

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5 Comments

  1. anemoneちゃん、こんにちは^^

    「また120ドル以上買わないと!」に笑っちゃったよー。そうなのよね、その罠にはまるよね。
    私も目的のものを買い物かごに入れて120ドル超えてなかったら、あと一つなにか買おうかな~っとなってしまい、結果あと一つどころか大幅オーバーになっちゃいます。

    私もいまピコットのあるパターンを読んでて最初「?」だったけど、要するに何目か増やして何目か伏せるってことか・・・と理解できたところです。棒針でピコットは初めてです。
    anemoneさんのピコット、糸も細いし繊細ですね。

    ゴッドハンド、おおおーっ!と思って長々と見たことあります。
    きっと多くの方々が目を奪われた事でしょうね。
    私は編み地のあの何とも言えぬ滑らかさに目を奪われました。
    編み方のテクニック云々を超えたものまで感じますね。常に心静かに編まれているような、精神的な事まで。

    ピコット可愛いね。
    私も今から、初めての「棒針でピコット」するよ~♪

    knittimoさん、

  2. anemoneさんと打ったつもりが、anemoneちゃんになってる! ごめんね(^_^;)

    ほんで、違う行に打ったはずの文章が、最後の方にきちゃってるし・・・これについてもごめんね(汗)
    なんか訳わからない文章構成となりました。。。

  3. Konanaさん、こんにちは**
    なんだかお互い、コメントしに行ったり来たりしてますね(笑)
    私も打ち間違いしょっちゅうやらかしますし、全然無問題です!「ちゃん」づけもむしろ嬉しいです XD
    そうなの、なにか、精神論まで行き着きそうな、作品群ですよね、knittimoさん。
    深く頷いてしまいました。細い糸で一目一目、丹精を込めて編んでいる様子が思い浮かびます。
    情熱がなければここまでの作品は作れませんね。たかが趣味…なんてそんな言葉では片付けたくありません。
    学ばされます。

    Konanaさんの取りかかったショールも、良くみると縁にピコット編みがありますね!
    これ、増やす目数と伏せ止めの目数で、ピコットの大きさも間隔も自在ですよね。とても効率的♪
    私の場合、極細糸だったせいもあって、やってみたはいいけど何が何だかわからない状態だったよ作り目の段。
    2段目を編んだら、「おおお!ピコットがぴこっと顔を出した!」みたいな(笑)

    あの120ドル以上トラップどうにかなりませんかっ!
    ありがたいけど、ありがたくない、複雑な気持ち^^;
    あれは買っちゃいますよ〜送料も高いからもうついでにいろいろ積み上げちゃう。
    秋が近づくと糸欲も高まる一方です。近いうちまた買い足し+αやらかしそうですorz

  4. Anemoneさん、こんにちはー!
    ピコット超かわいいぃー!! そうですね、棒針であんでいるんですね、すごいっ!
    ”5歩進んで2歩戻る”んー、水前寺清子ばりなパターンなのですね。 あ、でも一日一歩じゃなくて一回で三歩進んでいるので、いい感じ(って何が?)

    Anemoneさんの”。。。Hint of summer”こそ、デザイナーさんがコンタクト取ってRaverlyのパターンページに載せるべきだと思いますよ。
    Anemoneさんのあの作品で、オリジナルでは伝わっていないものがニッターさんに伝わって、編みたいと思っている人たちがたくさんいらっしゃいます。
    いやーデザイナーさんから一着分の毛糸が送られてきてもいいくらいでしょう!!
    ええ、ええ、デザイナーに伝えておきますよ! (って私はダチか?)

    WEBSさん、商売上手ですよね。 20%オフとかって結構大きいですもの。
    だからローカルショップが減っていくのですねぇ。

  5. Meekさん、こんばんは**
    コメントありがとうございます^^
    ピコピコかわいいですよね〜!
    でも、極細糸で棒針ではもう二度とやりたくない(笑)
    あ、でも、実際1回に3目は進むので、思ったよりは遠い道のりではなかったのですよ。
    気づけば200目超えてた、いま8合目、頂上見えた!そんな感じ(笑)
    単純に、編んでも編んでもなんかよくわからない作り目の状態が、これでいいのかわからなくて道中ずっと不安で、ストレスだったのです…。
    とりあえず見た目はピコットらしきものになってくれてほんと安心しました^^;

    「…hint of summer」、気にいってくださって、ありがとうございます(><) いえいえ、もうほんと、お気持ちだけ、ありがたく受けとっておきますね♪ (でも、イザベルさんはきっと、というかイザベルさんに限らずデザイナーさんなら皆さん、やはり自分のパターンのプロジェクトは目を通しているんじゃないでしょうか?もし私なら、気になって絶対チェックするもん!) Websさんだけなんじゃないでしょうか?どーんと25%OFFするの。 他のショップはいくら買ってもセール品以外定価のままですよね?(知らないだけかもだけど) 国産糸を普段30%引きで当たり前のよーに買える状況に慣れてしまってると、25%OFFは釣られますorz 本当、地元に手芸やさんとか皆無です、私の住んでるとこ。 せいぜい、池袋西武の上の階にパピーやローワンの毛糸取り扱いのお店あったかなくらいの…。 通販の功罪ですねぇ。

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